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おせち・年末ギフトのネット販売の始め方|予約受付・早割・ギフト対応・クール便のコツ

STORES マガジン編集部
おせち・年末ギフトのネット販売の始め方|予約受付・早割・ギフト対応・クール便のコツ

おせちや年末ギフトのネット販売は、秋から予約の受付が本格化します。すでに食品の営業許可をお持ちの事業者なら、予約販売や早割、ギフト対応を整えて、今から受付を始められるでしょう。

本記事では、おせち・食品ギフトの販売の流れと年末の販売戦略、始める前に確認したい営業許可・食品表示のポイントを解説します。

おせち・年末ギフトのネット販売スケジュール

おせちのネット販売は、秋の予約受付から12月末の発送まで、時期ごとにやることが変わるため、先にスケジュールを整理しておきましょう。

時期状況やるべきこと
9〜10月早期予約需要のピーク開始商品ページ公開・SNS告知開始
11月予約が本格化する時期セール・早割の実施
12月上〜中旬予約締切・製造開始予約受付終了の告知・製造管理
12月28〜31日配送集中配送業者と連携して発送管理

※時期は商品や地域によって前後します。

10月下旬の時点では、おせちの早期予約の受付がすでに動いている時期です。営業許可をお持ちの場合は、商品ページを早めに公開して受付を始めましょう。

許可の取得がまだの場合は、申請に数週間かかることがあるため、今年の販売には間に合わない場合もあるでしょう。営業許可・食品表示の要点は、後半の「始める前に確認したいこと」にまとめています。

商品・価格の設計

おせち・食品ギフトの価格は、原材料費に製造の手間、冷蔵・冷凍配送、梱包材、決済手数料まで積み上げて決めるのが基本です。

コスト項目内容
原材料費食材・調味料・包装資材
製造労力費仕込み・調理・盛り付けの工数
配送費(冷凍・冷蔵)クール便は通常より割高
梱包材費保冷剤・断熱素材・化粧箱
決済手数料ネットショップの決済手数料

食品は「安くて当然」と思われがちですが、製造コストに加えて保冷配送のコストも乗るため、相応の価格設定が必要です。おせちは、コンパクトなものから大型の重箱セットまで価格帯の幅が広いため、ターゲットを明確にして価格帯を決めましょう。

なお、食料品の消費税率は2027年4月から引き下げられる予定で、来年以降の価格設定や価格表示にも影響します。

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商品ページと予約注文の受け付け方

おせちは「見た目」と「予約の管理」が購入と運営の両方を左右するため、商品ページの写真と予約受付のルールを先に整えておきましょう。

商品ページの作成と写真撮影

食品の商品ページで特に重要なのは写真です。おせちや食品ギフトは、「見た目の美しさ」が購入判断を左右しやすい商品です。

食品写真撮影のポイント

  • 自然光または柔らかい照明を使い、食欲をそそる色味で撮影する
  • 全体写真に加え、具材の詳細がわかるアップ写真も用意する
  • 箱を開けたときの見映え(開封シーン)の写真は、購入意欲を高めやすくなる
  • 盛り付け例・テーブルセッティングのシーンショットで生活シーンを演出する

ただし、実物と大きく異なる写真や盛り付けは、景品表示法上の問題(優良誤認)になるおそれがあります。実際にお届けする商品に近い状態で撮影しましょう。

商品説明文には、原材料・アレルゲン・保存方法・賞味期限・製造者情報を記載しましょう。購入前に確認できることは、お客さまの安心にもつながります。

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予約注文の受け付け方

おせちは「年内に製造・配送する」という特性上、事前の予約注文が一般的です。製造数のオーバーを防ぐために、以下の方法で予約数を管理します。

予約管理の方法

  • 受け付けたい最大数を決め、上限に達したら受付を終了する
  • 予約締切日を商品ページに明記し、それ以降は受け付けない(過剰製造を防ぐ)
  • 予約時に「〇月〇日〜〇日に発送予定」という配送時期を明示する

予約注文のキャンセルポリシーも、注文前に明記しておきましょう。

予約販売の受付期間や購入個数の上限は、STORES ネットショップ の予約販売・販売期間設定・購入個数制限で管理できます。

ギフト対応の整備

年末ギフトの需要を取り込むには、「贈り物として送れる」体験を整え、商品ページとショップTOPで目立つ形で伝えることが重要です。

ギフト対応の主な要素

  • 熨斗(のし)対応:表書き(「御歳暮」「お年賀」など)と名入れの要否を注文時に選べるようにする
  • 化粧箱・ギフトラッピング:見映えのする外装があると贈り物としての価値が上がる
  • メッセージカード:贈り手のメッセージを封入するサービスが購入動機になる

対応していても伝わらなければ選ばれないため、告知は商品説明の冒頭にも入れておきましょう。

早割・数量限定とSNSで予約を集める

予約を集めるには、早割や数量限定で「今決める理由」をつくり、SNSで製造の様子と受付状況を発信するのが基本です。

早割・数量限定の活用

「早めに予約するとお得」という早割を設定すると、在庫・製造数の読みやすさにつながります。製造できる上限数を早期の予約で埋めることで、ギリギリの過剰生産を防ぎやすくなります。

「残り〇個」の表示は、購入意欲を高めやすくなります。ただし、実際の在庫数と乖離した設定はトラブルの原因になるため、実際の製造可能数と連動させることが大切です。

SNSと写真で集客する

おせちや食品ギフトは、Instagram・X(旧Twitter)での写真投稿から購入者を集めるショップも少なくありません。

SNS活用のポイント

  • 試作段階から工程の写真を投稿し、「製造している人の顔」を見せる
  • 「予約受付開始」「残り〇個」「予約締切まで〇日」のような時間軸のある投稿で緊張感を演出する
  • 注文者が届いた商品を投稿してくれた場合、許可を得てリポストすることで口コミにつながりやすくなる

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冷蔵・冷凍配送と返品・クレーム対応

食品の配送では、クール便のコストと手配、返品・クレームの方針を、販売前に決めておくことが基本です。

冷蔵・冷凍配送のコストと手配

おせちや生菓子など、温度管理が必要な食品の配送にはクール便(冷蔵・冷凍)が必要です。

クール便の特徴

  • 通常の配送より割高(クール便の追加料金が発生)
  • 長距離・離島への配送では特に日数と費用を確認する必要がある
  • 配送中の温度管理は配送業者が担うが、梱包側での保冷剤・断熱材の使用も重要

配送コストが上がる分、送料設定も通常より高くなります。最初から「クール便送料は別途〇〇円」として設定しておくことが、後々のトラブルを防ぐポイントです。

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返品・クレーム対応方針を事前に決めておく

食品は傷みやすく、配送中の問題(破損・液漏れ・品質劣化)も起きやすい商品カテゴリです。特に年末は配送量が集中するため、通常より慎重な梱包が必要になります。

返品・交換に応じる条件(初期不良・品質問題の場合など)と、応じない条件(消費者都合のキャンセルなど)を、商品ページと特定商取引法に基づく表記の両方に明記しておきましょう。

特定商取引法では、返品の可否や条件を表示していない場合、商品を受け取った日から8日以内であれば返品を受け付けるルールがあります(返品の送料は購入者負担)。食品は性質上、返品不可とする場合もありますが、その場合は事前に明示する必要があります。

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始める前に確認したいこと(営業許可・食品表示)

食品のネット販売には、営業許可(または届出)、食品衛生責任者の設置、食品表示が必要なため、販売前に最寄りの保健所へ相談しておきましょう。詳しい手続きは、関連記事も参考にしてください。

営業許可・届出と食品衛生責任者

食品を製造・加工して販売する場合は、食品衛生法に基づく営業許可が必要です(2021年6月施行の改正法に基づく)。包装済みの食品をそのまま仕入れて販売する場合は、許可は不要でも、届出が必要になる場合があります。施設ごとに「食品衛生責任者」を置くことと、HACCPに沿った衛生管理も求められます。

販売する食品の種類必要な許可の例
おせち・惣菜(調理加工品)飲食店営業許可 または そうざい製造業許可
手作りお菓子・焼き菓子菓子製造業許可
ジャム・瓶詰など密封包装食品製造業許可(内容による)
漬物漬物製造業許可

冷凍で販売する場合は、冷凍食品製造業などの許可が必要になる場合もあります。どの許可・届出が必要かは自己判断せず、最寄りの保健所に事前に相談しましょう。都道府県によって運用が異なる場合もあります。

許可の取得には、保健所への申請と、施設が定められた設備基準を満たしていることが条件になります。一般家庭のキッチンは通常この基準を満たさないため、許可取得用の設備が必要です。

STORES で食べ物を販売する条件を確認する(STORES ヘルプ)

食品表示のルール

食品表示の義務は、容器包装(ラベル)への表示にあります。商品ページにも同じ情報を載せておくと、お客さまが購入前に確認できます。

表示が必要な主な項目(容器包装に入れた加工食品)

  • 名称(内容を表す一般的な名称)
  • 原材料名(使用した重量の割合が高い順)と、区分して表示する添加物
  • 内容量
  • 消費期限または賞味期限(傷みやすい食品は消費期限)
  • 保存方法
  • 食品関連事業者(製造者・販売者など)の氏名または名称・住所、製造所の所在地
  • 栄養成分表示(熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量)
  • 原料原産地名(国内で製造した加工食品は、重量割合が最も高い原材料の原産地。例:小麦粉(国内製造))
  • アレルゲン(特定原材料9品目:えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生・カシューナッツ)

栄養成分表示は、課税売上高が1,000万円以下の事業者や小規模企業者(おおむね従業員20人以下、商業・サービス業は5人以下)などは、当分の間、省略できる場合があります。おせちのように数種類を詰め合わせる場合は、原材料名・添加物・内容量・栄養成分を食品ごとに表示し、アレルゲンは外装に表示します。飲食店でも、容器包装に入れて販売する食品には表示が必要です。

アレルゲンは、原材料名の直後に「(小麦・卵を含む)」と個別に表示するのが原則です。表示面積の都合などで難しい場合は、原材料名の最後に「(一部に小麦・卵を含む)」とまとめて表示できます。乳は「乳成分を含む」と表示します。「入っているかもしれません」のような可能性表示は認められていません。製造ラインの共用などで混入の可能性が残る場合は、「本製品の製造ラインでは卵を使用した製品も製造しています」のような注意喚起表示をおこないます。

2026年4月1日にカシューナッツが特定原材料に追加され、2年間の経過措置期間(2028年3月31日まで)が設けられています。アレルゲンの記載漏れはお客さまの健康被害につながる可能性があるため、特に慎重に確認が必要です。食品表示基準に違反した場合は、指示・命令や罰則の対象になります。詳細は、消費者庁の加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック(令和8年4月)や食品表示ガイド 早わかり(令和7年4月版)、最寄りの保健所でご確認ください。

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STORES ネットショップ でおせち・食品ギフトを販売する

STORES ネットショップ は、食品の販売にも対応したネットショップ開設サービスです(食品の販売には、営業許可と食品衛生責任者の資格が必要です)。

月額0円のフリープランから始められ、予約販売や配送日指定など、おせち・食品ギフトの販売に役立つ機能が使えます。

おせち・食品ギフトの販売に役立つ STORES の機能

販売の場面ごとに、使える機能とプランをまとめました。

販売の場面STORES ネットショップ の機能プラン
予約受付予約販売(受注販売に最適)、販売期間設定、購入個数制限両プラン
内容量別の価格バリエーション価格:内容量ごとに価格を設定できる両プラン
早割・まとめ買いクーポン、まとめ割引両プラン
ギフト配送配送先別指定:お客さまの住所とは別の配送先を指定できる両プラン
クール便の送料送料詳細設定:アイテムごとに詳細な送料を設定できる両プラン
年末の指定日配送配送日指定:購入ページで配送日時を指定してもらえるスタンダード限定
大量発送送り状CSV出力:ヤマト運輸(B2クラウド)・佐川急便(e飛伝Ⅲ)・日本郵便(クリックポスト)向けの送り状データを出力できるスタンダード限定
リピーター先行予約シークレット販売:ショップにパスワードを設定できる両プラン
リピーター先行予約(商品単位)アイテム限定公開:URLを知る人だけが閲覧できるスタンダード限定
SNS・フォローInstagram販売連携、メールマガジン両プラン
レシピ集の販売ダウンロード販売:画像や動画などのデジタルデータを販売できる両プラン

年末の指定日配送や大量発送では、配送日指定と送り状CSV出力が役立ちます。どちらもスタンダードプランで利用できる機能です。

実店舗や催事でも販売する場合

洋菓子店や惣菜店、直売所など、店頭や催事でも販売している場合は、STORES レジ とネットショップの在庫がリアルタイムで自動連動します。店頭で売れた分がネットショップの在庫にも反映されるため、在庫数を二重に管理する手間を減らせます。

プランと決済手数料(2026年10月時点)

プラン月額費用決済手数料
フリープラン0円5.5%〜
スタンダードプラン3,300円(年間契約・税込)3.6%〜

※2026年10月時点の情報です。最新情報は STORES の料金ページ でご確認ください。

おせちなど高単価の商品を扱う場合、決済手数料の差が利益に響きます。たとえば1万円のおせちを100個(売上100万円)販売すると、クレジットカード決済の手数料はフリープランで5.5万円、スタンダードプランで3.6万円となり、差は約1.9万円です(スタンダードプランの月額3,300円を差し引くと約1.6万円)。配送日指定や送り状CSV出力を使いたい場合や、販売数が増えてきた場合は、スタンダードプランへの切り替えも検討してみてください。

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よくある質問

Q. 家庭のキッチンで手作りしたおせちをネット販売できますか?

一般的な家庭のキッチンでは、食品衛生法上の営業許可を取得するための施設基準を満たさないことがほとんどです。おせちや加工食品を製造・販売するためには、保健所の基準を満たした設備を用意し、営業許可を取得する必要があります。詳細は最寄りの保健所にご相談ください。

Q. アレルギー表示はどこに記載すればいいですか?

食品表示の義務は、商品に付けるラベルや容器包装への表示にあります。ネットショップの商品ページにも、お客さまが購入前に確認できるよう、同じ内容を記載しておくと安心です。アレルゲンは、特定原材料9品目(えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生・カシューナッツ)が表示の義務で、原則として原材料名の直後に「(卵を含む)」と個別に表示します。詳細は消費者庁の公式情報をご確認ください。

Q. おせちのキャンセルはどう対応すればいい?

製造コストが発生する性質上、予約注文のキャンセルポリシーは事前に明確にしておくことが重要です。「製造開始後はキャンセル不可」「予約締切前は〇%手数料で対応可」など、購入前に表示しておくことで、後からのトラブルを防ぎやすくなります。キャンセル料を設ける場合は、実際にかかる費用を超えない、合理的な金額にしましょう。特定商取引法に基づく記載の中にも、キャンセルポリシーを明記しておきます。

Q. クール便で送ると送料がかさみますが、どう価格設定すればいい?

クール便の送料(地域別)を商品価格に組み込む方法と、「クール便送料〇〇円別途加算」として別建てにする方法があります。商品価格に組み込む場合は価格が高く見えますが、購入時の追加費用が発生しないためお客さまにとってはわかりやすい設計です。どちらの方法でも、商品ページで送料を明示しておくことが大切です。

Q. ネットショップを開設したばかりでも、今年のおせち販売に間に合いますか?

食品の営業許可(または届出)をすでにお持ちなら、今からでも間に合う可能性があります。ネットショップを開設して商品ページを公開すれば、11月の予約受付の時期に間に合います。ただし、許可の申請には数週間かかる場合があります。まだ許可を取得していない場合は、保健所に申請状況を確認したうえで、今年は来年に向けた準備に充てることも一つの選択肢です。

まとめ

おせち・食品ギフトのネット販売のポイントをまとめます。

販売の流れと戦略

  • おせちは秋から予約を受け付け、早割・数量限定で予約を集める
  • ギフト対応(熨斗・ラッピング・メッセージカード)を整えて、贈り物需要に対応する
  • SNSでの工程公開・予約締切の告知が集客の鍵になる
  • クール便の送料や返品・キャンセルの方針は、販売前に決めておく

始める前の確認

  • 食品衛生法に基づく営業許可・届出と、食品衛生責任者の設置(最寄りの保健所に相談)
  • 食品表示法に基づく表示(アレルゲン9品目・栄養成分表示など)

ネットショップの選び方

  • 月額0円のフリープランから始められる STORES ネットショップ は、予約販売や購入個数制限でおせちの予約を管理できます。年末の発送では、配送日指定や送り状CSV出力(スタンダードプラン)も役立ちます

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