アリババ(Alibaba)は、世界最大規模の中国発BtoBプラットフォームで、ネットショップの仕入れ先として活用する日本の事業者が増えています。価格の安さと商品バリエーションの豊富さが強みですが、プラットフォームの選び方・サプライヤーの見極め・輸入手続きなど、押さえるべき知識も多い仕入れ先です。
本記事では、個人がアリババで仕入れを始めるための手順と注意点を実践的に解説します。
「アリババ」と呼ばれるサービスは、目的・対象によって複数のプラットフォームに分かれています。どれを使うかによって、仕入れの流れや対応言語が大きく変わります。
アリババグループには、目的の異なる3つのプラットフォームがあります。
| プラットフォーム | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| Alibaba.com | 国際向けBtoB(英語) | 海外バイヤー向け。日本から直接利用可能 |
| 1688.com | 中国国内向けBtoB(中国語) | Alibaba.comより安価。代行業者経由が一般的 |
| AliExpress | 国際向けBtoC(英語) | 小ロットから購入可。単価はやや高め |
※2026年6月時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
日本のネットショップ事業者が仕入れ目的で使う場合、Alibaba.comか1688.comが主な選択肢です。1688.comは価格の安さが魅力ですが、中国語でのやり取りが必要なため、代行業者を挟むのが一般的です。
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初めてアリババで仕入れる場合、Alibaba.comから始めるのが現実的です。英語でのやり取りが基本ですが、多くのサプライヤーが日本語対応しており、翻訳ツールを使ってやり取りできます。
1688.comは価格面でAlibaba.comより有利ですが、中国語環境でのやり取りが必要で、代行業者の手数料・国際送料を含めると必ずしも安くならないケースもあります。まずAlibaba.comで仕入れの流れを把握してから、規模が拡大した段階で1688.comを検討するアプローチが取り組みやすいでしょう。
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アリババのサプライヤーの多くは、MOQ(Minimum Order Quantity:最低発注数)を設定しています。Alibaba.comでは商品ページにMOQが明記されており、それ以下の数量では取引に応じないケースがほとんどです。
初回仕入れでは、MOQをできるだけ低く抑えて品質確認を行うことを優先しましょう。交渉によってMOQを下げてもらえる場合もあります。特にサンプル注文の段階では「少量でのテスト購入を希望する」と伝えてみることが有効です。
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アリババには多数のサプライヤーが出品しており、品質・信頼性には差があります。取引前に以下の点を確認することで、リスクを下げられます。
初回取引はTrade Assurance対応のサプライヤーを選ぶと、万が一の際の対応がスムーズです。
Alibaba.comは無料でアカウントを作成できます。登録後、検索バーに英語のキーワードを入力して商品を探します。「wholesale [商品名]」「[商品名] manufacturer」などのキーワードが有効です。
検索結果を絞り込む際は「Trade Assurance」「Verified Supplier」のフィルターを活用すると、信頼性の高いサプライヤーに絞り込めます。類似商品の価格帯・MOQ・レビューを複数比較してから問い合わせ先を絞るのが効率的です。
気になるサプライヤーが見つかったら、「Inquire Now(問い合わせ)」または「Chat Now(チャット)」から連絡します。問い合わせ時に伝えるべき内容は以下の通りです。
英語でのやり取りが基本ですが、翻訳ツールや日本語対応サプライヤーを活用することで、言語の壁は下げられます。
本注文の前に必ずサンプル注文を行いましょう。実物の品質・素材感・梱包状態を確認することで、大量注文後のトラブルを防げます。
サンプル代金は商品によって無料〜数千円程度が目安ですが、国際送料が別途かかります。サンプルが届いたら以下を確認します。
サンプルの品質に問題がなければ本注文に進みます。支払いはTrade Assurance(クレジットカード・銀行振込等)が一般的です。
商品が日本に届く際は税関で通関手続きが行われます。事業用の輸入品は全額が課税対象となり、関税と輸入消費税がかかります。品目によって関税率が異なるため、事前に税関の品目コード(HS Code)と対応税率を確認しておくとコスト計算がスムーズです。
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アリババで仕入れた商品の仕入れコストは「商品代金+国際送料+関税+輸入消費税」で構成されます。コスト計算には関税を含めた総額を見積もる必要があります。
関税率は品目によって異なります。詳細は税関の公式サイトで品目コード(HS Code)と対応税率を確認するか、税理士・通関士に相談することをおすすめします。
なお、個人輸入の免税枠(20万円相当)は個人使用目的のみ対象で、ネットショップ販売目的の仕入れは対象外です。
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アリババには、ブランドロゴや著名キャラクターを無断使用した模倣品が混在しているリスクがあります。模倣品を輸入・販売することは商標法・著作権法違反にあたり、法的責任を問われる可能性があります。
対策として以下を心がけましょう。
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日本では輸入できない・規制のある品目が存在します。代表的なものは以下の通りです。
仕入れを始める前に、取り扱い予定の商品カテゴリの輸入規制を確認することを推奨します。不明な場合は税関・経済産業省の公式情報を参照するか、専門家に相談しましょう。
アリババからの仕入れ商品は、他のネットショップも同様の商品を仕入れている可能性があります。競合と差別化するポイントは以下の通りです。
価格設定は「仕入れ原価(商品代金+関税+送料)+利益」の構造で考えます。競合ショップの価格も参考にしながら、適切な利益率を確保しましょう。
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アリババ仕入れ商品の販売では、日本語での丁寧な商品説明が購入率に影響します。中国製品に対する不安を払拭するための情報提供が重要です。
押さえておきたいポイントは以下の通りです。
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アリババ仕入れ商品の販売に適している理由は以下の通りです。
アリババでの仕入れポイントを整理します。
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