「古着や中古の雑貨を仕入れてネットショップで売りたい」「せどりを本格的なビジネスとして始めたい」
そう考えた際に避けて通れないのが「古物商許可(こぶつしょうきょか)」の取得です。中古品をビジネスとして扱う場合、この許可がないと「無許可営業」として厳しい罰則の対象となる可能性があります。
しかし、「警察署に行くのはハードルが高い」「書類が難しそう」と足踏みしてしまう方も多いのではないでしょうか。実は、ポイントさえ押さえれば行政書士に頼まなくても、個人で十分に取得可能です。
本記事では、古物商許可が必要なケースから、具体的な申請手順、ネットショップ特有の注意点まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
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古物商許可が必要なのは、「利益を目的として、中古品を買い取って販売する(転売する)場合」です。
「利益が出るかどうか」ではなく「転売目的で仕入れたか」が判断基準となります。
古物商許可を持たずに中古品の転売ビジネスをすると、古物営業法違反となり、「3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金」という重い罰則が科せられる可能性があります。
また、一度処罰を受けると、その後5年間は許可が取れなくなるため、事業を継続できなくなります。適法な運営のために、許可の取得をおすすめします。
申請時には、扱う商品のジャンル(品目)を以下の13個から選びます。
メインで扱うものを1つ「主たる品目」として選び、その他扱う可能性があるものを複数選択します。ネットショップであれば、服なら「衣類」、雑貨全般なら「道具類」を選ぶのが一般的です。
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行政書士に依頼すると数万円の報酬が発生しますが、自分で行えば実費のみで済みます。
まずは自分の居住地(または営業所)を管轄する警察署の「生活安全課 防犯係」へ連絡しましょう。担当者が不在の場合があるため、電話で「古物商許可の申請をしたい」と伝えて予約を取るのがスムーズです。
ここで、個別の事情(賃貸マンションでの申請など)を軽く相談しておくと、後の審査がスムーズになります。
なお、2025年12月から警察の行政手続のオンライン化が進められており、都道府県によっては古物商の許可申請もオンラインで手続きできるようになっています。ただし、手数料の納付などで警察署へ行く必要がある場合もあるため、対応状況は管轄の警察署や都道府県警察のホームページで確認しましょう。
一般的に以下の書類が必要になります(発行から3ヶ月以内のもの)。
※古物商は営業所ごとに「管理者」を選任する必要があります。個人の場合は申請者本人が管理者を兼ねることができ、その場合は本人分の書類だけで済みます。別の人を管理者にする場合は、略歴書・住民票・誓約書・身分証明書を管理者の分も用意します。
STORES ネットショップ などのプラットフォームを利用する場合、警察署から「そのURLはあなたが正しく管理しているものか?」という証明を求められます。
STORES ネットショップ の管理画面から発行できる「URL使用承諾書」や、ショップの設定画面のキャプチャなどを準備します。
STORES ネットショップ | よくある質問 「【開設】URL使用承諾書の発行について」
書類が揃ったら警察署へ提出し、手数料として19,000円を支払います。これは警察署で販売している「会計機」や「証紙」で支払う形になります。
※不許可になった場合でも返金されないため、書類の不備がないよう注意しましょう。
申請受理から目安として40日程度が標準処理期間です(土日祝日を除く)。無事に審査を通過すると警察署から電話がかかってくるので、許可証を取りに行きます。これで古物商として正式に営業を開始できます
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ネットショップで中古品を販売する場合は、申請時にショップのURLを届け出るため、先にショップを開設しておく必要があります。STORES ネットショップ はフリープランなら月額0円で開設でき、管理画面からURL使用承諾書を発行できます。許可取得後は、特定商取引法ページに許可証番号を設定して販売を始められます。
ネットショップの場合、店舗がないからこそ守らなければならない独自のルールがあります。
ショップのフッター(最下部)や「特定商取引法に基づく表示」のページに、以下の内容を記載しなければなりません。
東京都公安委員会 第123456789012号 氏名(または法人名)
これを怠ると指導の対象となるため、許可証を受け取ったらすぐに設定しましょう。
特定商取引法(特商法)については、「【ネットショップ運営の必須知識】特定商取引法(特商法)を徹底解説!」の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
オンラインで中古品を仕入れる(買い取る)場合、相手の身元確認が非常に厳格に定められています。
「身分証のコピーを送ってもらう」だけでは不十分で、書留郵便の送付や公的個人認証など、法律に定められた特定の方法で行う必要があります。
※本人確認の具体的な方法は法令改正により変わる場合があります。最新情報は警察庁または管轄の警察署にご確認ください。
※販売のみであれば、通常の注文手続きで問題ありません。
「いつ、誰から、何を、いくらで買い、誰に売ったか」を記録する「古物台帳」を作成し、3年間保存する義務があります。これは盗品が流通した際の捜査協力のためです。
最近ではエクセルや専用ソフトでの管理も認められています。
なお、対価の総額が1万円未満の取引は、取引相手の確認と帳簿への記載が原則として免除されます。ただし、オートバイ、コンピューターゲームソフト、CD・DVD類、書籍は、金額にかかわらず確認と記載が必要です。
2025年10月1日からは、エアコン室外機・電気温水機器のヒートポンプ、電線、金属製のグレーチングも対象に加わりました。古本や中古ゲームを扱う場合は特に注意しましょう。
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許可証番号の表示、本人確認、古物台帳の作成は、いずれも古物商として守るべきルールです。STORES ネットショップ では、許可証番号を管理画面の特定商取引法の設定から表示できます。次の章で、許可取得後の販売の始め方を紹介します。
古物商許可の取得が完了したら、次のステップは販売チャネルの整備です。フリマアプリで個人出品をしていた方も、ビジネスとして中古販売をおこなうのであれば、自社ネットショップへの移行が利益を高める近道です。
| 比較項目 | フリマアプリ | STORES ネットショップ |
|---|---|---|
| 売れたときの手数料 | 販売手数料 10%前後 | 決済手数料 5.5%〜(フリープラン) |
| 月額費用 | 無料〜 | 無料〜(フリープラン) |
STORES ネットショップは初期費用・月額費用ともに0円のフリープランから始められます。売上が伸びてきた段階でスタンダードプランへ移行すれば、決済手数料が 3.6%〜 に下がり、さらに利益が残りやすくなります。各プランの違いは以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:STORES ネットショップ では、特定商取引法の設定画面から、古物商許可番号を簡単に追加・表示できます。
正しく許可番号を掲示し、クリーンな運営体制をアピールすることで、中古品を扱うショップとしての信頼度が高まり、購入者の安心感・リピート率向上に繋がります。
特定商取引法(特商法)についてや、STORES ネットショップでの設定方法は、「【ネットショップ運営の必須知識】特定商取引法(特商法)を徹底解説!」の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
実店舗でも中古品販売している場合、無料から使えるPOSレジアプリ「STORES レジ」との連携が非常に強力です。
ネットショップと店舗の在庫をリアルタイムで自動同期できるため、一点ものの中古品が「店舗で売れたのにネットショップで注文が入ってしまう」といった売れ違いを防ぐことができます。
煩雑な手動での在庫調整から解放され、販売機会の最大化に集中できるでしょう。
古物商として「蚤の市」や「骨董市」などの屋外イベントに出展する際も、STORES なら安心です。
iPadやiPhoneに「STORES レジ」をインストールして持ち出せば、イベント会場での売上もネットショップの在庫に即座に反映されます。あわせて、持ち運び可能な小型のキャッシュレス決済端末「STORES 決済」を導入すれば、屋外でもクレジットカードや電子マネー決済にスムーズに対応可能です。
高単価になりやすい中古品販売において、キャッシュレス対応は購入率アップの大きな鍵となります。
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基本的には可能ですが、賃貸借契約書で「居住専用」となっている場合、大家さんや管理会社の「使用承諾書」が必要になるケースが多いです。事前に警察署へ確認しましょう。
はい、必要です。相手が一般消費者の場合でも「業」として転売目的で買い取る以上、許可がなければ法律違反となります。
都道府県によっては、警察の行政手続のオンラインシステムで手続きできます。ただし、手数料の納付などで警察署へ行く必要がある場合もあるため、管轄の警察署に確認しましょう。
許可証を受け取るまでは、仕入れた中古品の販売を営業として行うことはできません。ショップの開設や商品ページの準備は進めておき、販売の開始は許可を取得してからにしましょう。
古物商許可と開業届は別の手続きです。個人で事業として始める場合は、開業した日から1か月以内に税務署へ開業届を提出します。詳しくは開業届をオンライン(e-Tax)で提出するやり方は?メリット・デメリット・必要書類も紹介も参考にしてください。
関連記事:古物商許可は、中古ビジネスを安全かつ持続的に行うための「信頼の証」です。手続きは少し手間に感じるかもしれませんが、一度取得してしまえば、自信を持って仕入れと販売できます。
また、STORES ネットショップ・レジ・決済を組み合わせて活用することで、在庫管理のミスを防ぎ、イベント出展などの販路拡大もスムーズに行えるようになります。
まずは最寄りの警察署のホームページを確認し、必要書類を一つずつ揃えることから始めてみませんか?

STORES ネットショップ サービスカタログ
STORES ネットショップ について、基本機能やおすすめ機能、料金プランなどをご紹介しています。特別プランのご紹介もしているので、ぜひ参考にしてみてください。