自宅サロンなら開業資金も少なくて済み、大きなリスクを取ることなく開業できるため、検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、しっかりとした準備なしに開業すれば、失敗してしまう可能性もあります。そこで今回は、自宅でのサロン開業を成功させる方法をご紹介します。
具体的には、開業するための手順や必要な資金、失敗しないためのポイントなどについて説明していきます。自宅サロンの開業を検討している方はぜひ参考にしてください。


自宅でサロンを開業するのに必要な手順を5つのステップで説明します。
「サロンの開業で事業計画なんて大げさでは?」と思う方もいるかもしれませんが、事業計画やコンセプトをあらかじめ練っておくことは重要です。
サロンの経営で失敗するケースの一つとして「独自の売りがない」ことが挙げられます。「独自の売り」を出すためには「どのような人のために」「どのような悩みを」「どうやって解決していくのか」を明確にしなければなりません。
そこからさらに、開業しようとしているサロンのイメージや顧客層、客単価、施術内容などを決めていきましょう。そうすれば「独自の売り」も見えてくるはずです。
自宅が自己所有の一戸建てであれば問題ありませんが、マンションなど集合住宅の場合は注意が必要です。
居住用として契約している賃貸マンションやアパートでは、サロンを開業できません。「ひっそりやっていれば見つからないのでは?」と思われるかもしれませんが、もし見つかってしまうと契約違反で即退去になってしまうこともあります。
住居仕様で店舗や事務所としても使えるSOHOタイプの物件なら、自宅サロンを開業できます。しかしこの場合でも、「事務所はいいが店舗はだめ」など個別の物件ごとに判断が異なるため、あらかじめ不動産会社によく相談してみてください。
また自己所有のマンションの場合も、開業できない可能性があります。マンションの管理規約で営利事業の制限や不特定多数の人の出入りを禁止しているケースがあるからです。
このように集合住宅の場合は、自宅でサロンを開業するハードルは高いといえます。
サロンでは基本的に資格や許可が必要になることはありません。ただし、まつ毛エクステンションは美容師法で定められた美容行為に当たるため、美容師の免許と自治体への届出が必要です。
まつエク以外では、許可や届出は不要ですが、資格を取得しておいて損はありません。資格をなにも持っていないサロンと資格を持っているサロンがあれば、資格を持っているサロンのほうがお客さまに選ばれるチャンスが増えるからです。
例えばエステの場合だと、「一般社団法人 日本エステティック協会」が認定する「AJESTHE認定エステティシャン」や「一般社団法人 日本エステティック業協会」が認定する「AEA認定エステティシャン」といったように、民間団体による資格があります。資格を取得することは自らの技術向上にもつながるため、積極的に活用してみてください。
サロンを営業するのに必要な機材について、それぞれ詳しく説明します。
サロンの種類にもよって、必要な機器が違ってきます。エステであればベッドが必須ですが、ネイルの場合は不要です。機器の価格も、ベッドであれば5~10万円程度で購入できますが、脱毛器になると数百万円することもあります。
施術機器のほかにも消耗品の保管棚やソファなども必要です。また、エアコンや空気清浄機などの電化製品が必要になることもあります。
シーツやタオル、オイル、化粧品、コットン、ショーツなどといった消耗品も必要です。消耗品は、開業時ではなくランニングコストとして毎月一定額が必要になることにも注意してください。
また、感染症対策も大切です。消毒用アルコールやマスクなども、消耗品のなかに入れておきましょう。
レジなどの決済関連機器も必要です。最近では現金をあまり持ち歩かない人も多いため、キャッシュレス決済に対応した機器を導入することも考えておきましょう。
STORES 決済 では初期費用無料で手軽にキャッシュレス決済を導入できます。決済手数料も業界最安水準です。また、STORES レジ ではPOSレジの提供も行なっています。こちらもiPadまたはiPhoneがあればすぐに導入でき、STORES 決済 などと連携することも可能。キャッシュレス決済の導入を考えている方は一度検討してみてください。
※iPhoneでは機能に一部制限があります。
自宅でサロンを開業するデメリットの一つとして、店舗が目立たないということがあります。通りがかりの人がお客さまになることはまず考えられないため、集客施策が必要です。
集客の手段として、ホームページの作成やSNS運用は必須。また、Google広告のようなインターネット広告を使う方法もあります。
ホットペッパーなどへの掲載依頼も有効な手段です。ただし広告掲載料が高めであることや、他店との差別化ができていないと、多くの広告のなかで埋もれてしまいがちなのがデメリットです。
近隣地域での集客であれば、フリーペーパーへの掲載依頼も効果的です。また、チラシを作成してポスティングする方法もあります。知人や友人に声をかけて宣伝してもらうのもよいでしょう。友人経由でチラシを渡してもらえばなお効果的です。
最初のうちは、ほかに回さなければならない費用も多く、広告費にお金をかけられないかもしれませんが、コンセプトに合った集客方法を工夫してみてください。
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自宅サロンを開業するのに必要な資金の目安を紹介します。家賃を10万円として計算してみました。
すでにある自宅でサロンを開業するのであれば物件の契約費は不要です。新たにSOHO物件を借りるのであれば、敷金や礼金といった費用が必要になります。敷金と礼金を合わせた相場は、一般的な住居用賃貸と同じく0~3ヵ月程度が相場です。家賃が10万円の場合、0~30万円が目安になります。
自宅の場合、生活感を消すために内装をリフォームする必要があります。ただしテナントのリフォームのような大がかりなものは必要ないため、10~30万円程度ですむことが多いようです。
機材や備品としては次のようなものが考えられます。合計で10~40万円ほどです。
ホームページの制作費やGoogle広告などのインターネット広告費、ホットペッパーへの掲載費などがあります。広告費はかけようと思えば上限はありませんが、開業時の広告費としては、10~30万円程度が現実的です。
運転資金は、家賃や消耗品費があります。消耗品費は5万円程度を見込んでおきましょう。家賃10万円と合わせて15万円です。
最後に必要な資金を表にまとめてみました。合計すると初期費用が40~130万円、運転資金が月に15万円ほど必要です。
| 物件契約費 |
0円(自己所有一戸建ての場合) 0〜30万円(SOHO物件を新たに借りる場合) |
|---|---|
| 内装費 | 10〜30万円 |
| 機材や備品の購入費 | 20〜40万円 |
| 広告費 | 10〜30万円 |
| 運転資金 | 15万円 |
このように自宅で開業する場合も、ある程度まとまった資金が必要になります。資金が足りない場合は、融資を受けることも可能です。
特に日本政策金融公庫では「一般貸付」「新規開業資金」「女性、若者/シニア起業家支援資金」などさまざまな融資制度があります。資金不足に悩んでいる方は一度検討してみてください。
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自宅サロンを成功させるためには、技術力だけでは足りません。自宅サロンの開業で失敗を避けるためのポイントを説明します。
自宅サロンを成功させるためには独自の売り(USP)が必要です。
失敗するサロンでやってしまいがちなのが、さまざまなお客さまに対応しようとして、あらゆるサービスに手を出してしまうこと。しかしあらゆるものに対応すると、USPがぼやけてしまう原因になります。
サロンは競合店が多く、USPがぼやけてしまうのは致命的です。開業当初は、特にUSPを一つに絞り込むことが大切です。お客さまが増えてきて、新たな顧客層を開拓できそうになったときに、初めてUSPを増やしていきましょう。
数多くあるサロンのなかで、自分のお店に来てもらおうと思えば、集客を工夫することが大切です。ホットペッパーだけに依存せず、自前で集客できるような仕組み作りをしていかなくてはなりません。
Google広告やFacebook広告といったインターネット広告を使えば、多くの人の目に触れるチャンスがあります。設定により配信する地域やターゲットを絞り込むことも可能です。無料のSNSやブログだけでは即効性のある成果を出すのは難しいため、こういった広告で集客を安定させてみてはいかがでしょうか。
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サロンの経営では、いかにしてリピーターを確保するかが重要です。リピーターを増やすための施策として予約システムの導入やメール配信などが挙げられます。
予約システムを導入すれば、お客さまはインターネット上で簡単に予約ができるようになります。電話で予約しなければならないサロンよりも、手軽にインターネット予約ができるサロンのほうがお客さまにとっても魅力的なはずです。
また、お客さまに一度の来店だけでサロンのことを覚えてもらったりひいきにしてもらったりすることは難しいもの。来店したお客さまにアフターフォローのメール配信をしていくことで、サロンのことを覚えてもらうきっかけになるでしょう。
STORES 予約 を使えば、インターネット予約を簡単に導入できます。アフターフォローメールの自動配信なども行なうことが可能です。
インターネット予約のことをさらに知りたい方は、下記の関連記事を読んでみてください。
関連記事:【集客のコツ】リピーターが自動的に増える!?メール配信のポイントは?
自宅でサロンを開業する場合、テナントを借りる場合と比べて大幅に初期費用やランニングコストを抑えられます。そのため赤字になりにくく、黒字に乗せやすいのが最大のメリットです。
しかし一方で、USPの構築や集客施策で手を抜くと、いくらコストがかからないとはいっても、失敗してしまう可能性が高くなります。
失敗しないためには、準備段階でしっかりとした計画を練ることが重要です。また、インターネット広告などを利用した集客も考えておく必要があります。STORES 予約 などの経営を支援するシステムもうまく活用して、自宅サロン開業の準備をしてみてください。
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