「最近、新規のお客さまの来店が減っている」「広告費をかけても集客が安定しない」。そんな悩みを抱える店舗オーナーは少なくありません。
一方で、あなた自身もスマートフォン(以下スマホ)で「渋谷 カフェ」「新宿 美容室」と検索し、Google マップで出てきたお店に実際に行った経験はないでしょうか。
Google 検索やマップに表示される店舗情報は、来店のきっかけとなる大きな間口となっています。
その情報を無料で管理できるのが Google ビジネス プロフィール(GBP)です。活用次第で広告に頼らずとも集客を強化できます。
本記事では、Google ビジネス プロフィールの基礎から活用法、そして STORES のサービスとの連携までを詳しく解説します。
Google ビジネス プロフィールとは?
Google ビジネス プロフィール(GBP)は、Googleが提供する無料の店舗情報管理サービスです。
住所、電話番号、営業時間などを登録するだけで、Google 検索やGoogle マップに店舗が表示されます。
マップや検索結果に直接表示される仕組み
ユーザーが「地域名+業種」で検索すると、検索結果の上部に「ローカルパック」と呼ばれる地図枠が表示されます。そこに出てくる情報の多くは、Google ビジネス プロフィールから提供されています。

店舗が掲載できる情報の種類
- 店舗名・住所・電話番号(NAP情報)
- 営業時間・定休日・特別営業日
- 写真・動画(外観、内装、商品、スタッフ)
- 口コミ・レビュー
- 予約導線やメニュー情報
店舗に関するあらゆる情報をGoogle 上で伝えられるのが、Google ビジネス プロフィールの強みです。
Google ビジネス プロフィールの重要性
スマホ検索と来店行動の関係
スマホの普及により、検索から直接「電話」「経路案内」「予約」までワンタップで完結する時代になりました。そのため、外出先で周辺の店舗情報を調べる、という行動は多くの人が経験したことがあるでしょう。
その際に自店舗の情報も選択肢として挙げるためにGoogle ビジネス プロフィールの活用が重要になります。
口コミ・レビューが店舗選びに与える影響
来店前に口コミをチェックするユーザーは8割以上※とされています。つまり、星の数やレビューの内容は信頼の獲得や、来店に直結しやすくなります。
Google ビジネス プロフィールは口コミを表示・返信ができ、誰でも見られる場でもあるため、店舗への集客数にも影響をおよぼすものと考えてよいでしょう。
※参照:株式会社mov「在庫情報と口コミが購買行動に与える影響」(2025年9月)
広告に頼らない無料の集客チャネル
SEOやリスティング広告と異なり、Google ビジネス プロフィールは無料で始められる点が魅力です。開業したばかりの店舗や小規模店舗でも負担なく活用できます。
Google ビジネス プロフィールの整備は、MEO(マップ最適化)とも呼ばれています。情報をしっかりと充実させることで、検索結果全体での露出を最大化することが可能です。
Google ビジネス プロフィールでできること
店舗情報の正確な表示(NAPの統一)
NAPとはName(店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)のことです。これらを正確に登録し、他のサイトと情報を統一することが信頼性向上につながります。また、正確な住所情報を提供することで、お客さまが迷うこと無く店舗にたどり着けるようになります。
写真・動画の掲載で信頼性を強化
店舗の外観・内装写真や商品の写真を掲載することで、ユーザーに安心感を与え、来店のハードルを下げられます。はじめての来店の際にも、見つけられやすくなります。
投稿機能によるイベント・キャンペーン告知
Google ビジネス プロフィールには「投稿」機能があり、イベントやセール情報の配信が可能です。新鮮な情報は評価がされやすいと言われており、検索結果にもいい影響があるでしょう。また、最新の情報が表示されていれば、お客さまにとっても「ちゃんと営業している」ことが伝わります。
口コミの管理と返信対応
Google ビジネス プロフィールでは口コミの管理が可能です。なるべくすべての口コミの確認や返信をすることで、店舗の強みや改善点に気付けたり、今後の集客戦略に活かせたりするでしょう。
その際、ネガティブレビューに対しても、誠実な対応をすることが重要です。
インサイト分析
Google ビジネス プロフィールの管理画面では「検索数」「表示回数」「経路案内のリクエスト数」「電話数」などを確認できます。数値をもとに改善を繰り返すことで、成果が見えてくるでしょう。
Google ビジネス プロフィールのデメリット
いざGoogle ビジネス プロフィールを活用しようとしても、以下のような課題に直面する店舗オーナーは多いです。
- 更新作業の継続が大変:営業時間や写真の更新を忘れがち
- 口コミ対応の負担:返信の時間を確保できない
- 複数店舗の管理が煩雑:チェーン展開では店舗ごとの更新が追いつかない
- 予約・在庫導線の不十分さ:ユーザーが検索からスムーズに予約・購買できない
これらを放置すると、Google ビジネス プロフィールの効果を最大限発揮できません。
STORES がGoogle ビジネス プロフィールと親和性が高い理由
STORES 予約 × Google 連携
STORES 予約 は「Google で予約」と連携し、検索やマップから直接予約を受け付けられます。
ユーザーは検索結果から直接予約できるため、「見つける → 予約する」という一連の行動をスムーズに完結できるため、予約件数のアップが見込めます。
STORES レジ × Googleローカル在庫連携(LFP認定)
STORES はGoogle LFP認定パートナーとなっています。STORES レジ と連携することで、検索結果に在庫情報を表示できるため、「欲しい商品が今ある店」として来店を促進できます。
詳細は、「Google で店舗在庫を表示できる新機能を使って、集客力を強化しよう」をご確認ください。
STORES ネットショップ × Google Merchant Center
Google Merchant Center と STORES を自動で連携し、Googleの「無料リスティング」を通じて商品を宣伝できる機能です。
Google 検索やショッピングタブにネットショップの商品が掲載され、お客さまが商品ページをクリックすると、運営している STORES ネットショップ のページへスムーズに遷移することができます。購入までの導線が自然になり、集客効果が期待できるでしょう。
STORES レジ をご利用の場合は、実店舗の商品や在庫情報も掲載することが可能です。
詳細は、こちらをご確認ください。
まとめ:GBPと STORES 店舗集客を強化しよう
Google ビジネス プロフィールは、無料で使える強力な集客チャネルです。
ただし、情報更新や口コミ対応、予約・在庫導線の構築には時間と手間がかかります。
STORES なら、以下のことをまとめて実現できます。
- 情報の一元管理
- Google 検索とのシームレスな連携
- 口コミ強化とリピーター施策
- マルチチャネルでの顧客接点
「Googleで見つかる → STORES で管理・育成」の流れを作ることで、店舗集客は格段に強化することができるでしょう。