ハンドメイド作品やオリジナル商品を販売するプラットフォームとして、minneと STORES はどちらもよく選ばれる選択肢です。しかしこの2つには「プラットフォームとしての性質」に根本的な違いがあります。
本記事では手数料・集客・ブランディングの3つの軸で両者を具体的に比較し、どちらが自分の目的に合っているかを判断できるよう解説します。
最初に押さえるべき点は、minneと STORES は「販売できる」点は共通しているものの、プラットフォームの性質が根本的に異なることです。
| minne | STORES | |
|---|---|---|
| 形態 | マーケットプレイス(販売モール) | 独自ネットショップ |
| 集客 | プラットフォームが集客 | 自分で集客が必要 |
| 競合環境 | 他の出品者と同じ画面に並ぶ | 自分のショップ内のみ |
| ブランディング | minneの中の一ショップとして表示 | 独自ブランドとして展開できる |
minneはハンドメイド・クラフト特化のマーケットプレイスです。出品するだけでプラットフォームの既存ユーザーに商品が届く一方、他の出品者と同じ画面に並ぶため差別化が難しい面もあります。
STORES は独自のネットショップを開設する形式です。集客は自分でおこなう必要がありますが、ショップのデザイン・独自ドメイン・顧客管理まで自分でコントロールできます。
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| 費用項目 | minne (minne PLUS非会員) | STORES フリープラン |
|---|---|---|
| 月額費用 | 無料 | 無料 |
| 販売手数料 | 10.659%(税込) | 5.5% |
| 振込手数料 | 220円/回 | 275円/回 |
参照元:minne ヘルプとガイド「販売手数料について」(2026年6月時点)
| 費用項目 | フリープラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|
| 月額費用 | 無料 | 3,300円(税込) |
| 販売手数料 | 5.5%〜 | 3.6%〜 |
| 振込手数料 | 275円/回 | 275円/回 |
※ 2026年6月時点の情報です。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
3,000円の商品を販売した場合の手取りを比較します。
| minne(minne PLUS非会員) | STORES フリー | |
|---|---|---|
| 販売価格 | 3,000円 | 3,000円 |
| 手数料 | 約320円(10.659%) | 165円(5.5%) |
| 手取り(振込前) | 2,680円 | 2,835円 |
振込手数料はminneが220円/回、STORES フリープランが275円/回です。どちらも売上をまとめて振り込む形式のため、注文件数が増えるほど1件あたりの振込手数料の負担は小さくなります。
STORES スタンダードプランは月額3,300円(税込)・手数料3.6%〜です。月の売上が約174,000円(3,300 ÷ 1.9%)を超えると、フリープランより手残りが多くなります。売上規模に合わせてプランを選ぶとよいでしょう。
minneには、ハンドメイド作品を探しているお客さまが日常的にアクセスしています。出品するだけで検索・おすすめ機能を通じて商品が露出するため、SNSのフォロワーや既存顧客がゼロの状態でも販売をスタートできます。
ただし、同ジャンルの出品者が多い場合、価格・商品画像・レビュー数などで埋もれるリスクも。とくに人気カテゴリでは競合との差別化が重要になります。
STORES は独自ショップのため、集客は自分でおこなう必要があります。Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなどのSNSや、ブログからショップへ誘導するのが一般的なアプローチです。
初期は集客ゼロからのスタートとなりますが、一度ファンが増えると外部プラットフォームに依存せずお客さまと直接つながれます。メルマガ配信や独自クーポンの発行など、リピーター向けの施策も自分のペースで実施できます。
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minneではショップページをある程度カスタマイズできますが、あくまでminneというプラットフォームの中の一ショップとして表示されます。顧客データはプラットフォーム側に蓄積されるため、メルマガ配信や個別の施策はおこないにくい環境です。
STORES では、ショップのデザイン・独自ドメイン・購入者データの管理まで自分でコントロールできます。顧客のメールアドレスを取得して配信施策をおこなったり、リピーター向けのセールを設定したりと、顧客との関係を直接育てる施策が可能です。
独自ブランドとして認知されることで、価格競争に巻き込まれにくくなる効果も期待できます。
マルシェやポップアップストア、百貨店催事への出店を視野に入れているなら、minneと STORES の差は決定的です。
minneはオンライン専用のマーケットプレイスです。実店舗やイベントでの販売には対応していないため、対面販売の仕組みは別途用意する必要があります。
STORES は STORES 決済(キャッシュレス決済)や STORES レジ(POSレジ)と連携することで、オンラインショップとオフライン販売の在庫・売上を一元管理できます。イベントでの売上もネットショップの管理画面にまとめて記録できるため、在庫の二重管理や売上の手集計といった手間が発生しません。
ポップアップで商品を手に取ったお客さまに、ネットショップのURLやQRコードを渡すことで、イベント後もオンラインで継続購入してもらえる仕組みをつくれます。実物を見て気に入ったお客さまをそのままリピーターへ育てられるのは、独自ショップならではの強みです。
minneでは購入者データがプラットフォーム側に蓄積されるため、イベントで出会ったお客さまとの継続的なつながりを自分でつくることは難しい環境です。対面販売を事業の柱のひとつとして考えているなら、STORES の優位性はさらに大きくなります。

次のような状況ではminneの活用が有効です。
とくに「まず売れる体験をしたい」「ハンドメイドに関心の高いお客さまに届けたい」という段階に適しています。出品コストゼロで即日スタートでき、すぐに販売機会を得られます。
次のような状況では STORES の活用が有効です。
STORES は「ブランドを育てる」という視点で運用するほど強みが活きます。InstagramなどのSNSにフォロワーがいる場合、手数料の低い独自ショップへ誘導することで利益率を改善しながら顧客データも自分で管理できます。
minneと STORES は競合関係ではなく、役割を分けて併用することもできます。
minneで新規のお客さまを獲得しながら、SNSやショップカードを通じて STORES への誘導を図るという方法です。新規集客はminneに任せつつ、リピーターは STORES で育てることで、手数料を最適化しながら顧客基盤を広げられます。
ただし、出品・在庫・注文管理を2つのプラットフォームでおこなうことになるため、運営の手間は増えます。まずはどちらか一方で販売に慣れてから、必要に応じて使い分けることを検討しましょう。
ポップアップやイベント出店をする場合
STORES ネットショップ は、専門知識がなくてもすぐに始められる操作性のシンプルさが最大の魅力です。無料の「フリープラン」があるため、初期費用や月額費用を気にせず、まずはノーリスクでネットショップに挑戦できます。
特に、デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されており、初心者でもプロのようなおしゃれなネットショップをかんたんに構築できるのが嬉しいポイントです。独自ドメインの設定など、minneでは実現しにくい「自分のブランドのショップ」として育てていけます。
さらに、STORES はサポートが充実しています。困った時にすぐに相談できる体制は、初めてネットショップを運営する方にとって大きな安心材料です。
売上が伸びてきたら、月額費用を払う「スタンダードプラン」に切り替えれば、決済手数料が3.6%に下がり、利益率を大きく向上させられます。ネットでお店を開くなら、まずは STORES ネットショップ で気軽にスタートし、成長に合わせてコスト効率の良いプランに移行していくのが、賢く収益を上げるための王道パターンでしょう。
minneと STORES はどちらが優れているというものではなく、目的と状況によって適切な選択が変わります。
はじめて販売するならminneからスタートし、軌道に乗ってきたら STORES での独自ショップを育てるという流れが、多くの方にとって現実的な選択肢といえるでしょう。
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STORES ネットショップ サービスカタログ
STORES ネットショップ について、基本機能やおすすめ機能、料金プランなどをご紹介しています。特別プランのご紹介もしているので、ぜひ参考にしてみてください。