「ネットショップを開設したけど、どうやってお客さんを増やせばいいんだろう?」
「SNSが大事って聞くけど、どのSNSで、何を投稿すれば売上につながるのか分からない…」
そんなお悩みをお持ちのネットショップオーナーさまへ。
今や、SNSは単なる交流の場ではなく、あなたのお店のファンを増やし、売上を大きく伸ばすための強力な”武器”です。
この記事では、数あるSNSの中から、ネットショップと相性のいい5大SNSを厳選。それぞれの特徴から、明日からすぐに実践できる具体的な活用術まで、分かりやすく徹底解説します。
なぜ、ネットショップにSNS活用が必須なのか?
かつて集客の主役だった検索エンジンだけでなく、現代の消費者はSNSで商品を見つけ、購入を決めるのが当たり前になっています。
「好き」で繋がれる
広告と違い、お店の世界観や作り手の想いに共感したファンと直接繋がることができます。
口コミが自然に広がる
お客さまによる投稿(UGC)は、何より信頼性の高い宣伝となり、新しいお客さまを呼び込んでくれます。
無料で始められる
多くの機能が無料で利用でき、コストを抑えながらお店の認知度を高めることが可能です。
どのSNSを選ぶべき?5大SNSの特徴とショップとの相性
「全部やるのは大変…」という方は、まず自分のショップと相性のよいSNSを1つか2つ選んで集中するのが成功の秘訣です。
主要SNS比較一覧表
参照
総務省「令和6年通信利用動向調査」(2025年10月)
株式会社ガイアックス「2025年9月版!性別・年齢別 SNSユーザー数(X、Instagram、TikTokなど13媒体)」(2025年10月)
それぞれの特徴
ビジュアル特化型。画像や動画で商品の魅力を直感的に世界観を伝えやすく、ネットショップとの連携機能(ショッピング機能)が強力。
X (旧Twitter)
リアルタイム・拡散力特化型。キャンペーンとの相性が良く、口コミが広がりやすい。
LINE公式
クローズドな関係構築型。リピーター育成に最強。クーポンやセール情報を確実に届けられる。
実名制で信頼性が高い。ターゲティング広告の精度が高く、地域密着型の店舗にも強い。
TikTok
ショート動画特化型。トレンドが生まれやすく、爆発的な認知度アップの可能性を秘める。
【SNS別】売上アップに繋がる具体的な活用術
Instagram:世界観でファンを魅了する
やるべきこと
- ショッピング機能(Shop Now)の設定: 投稿写真から直接商品ページに飛べるように設定するのは必須です。STORES ネットショップ なら、Instagram販売連携機能で無料でかんたんに利用できます。
- リール動画の活用: 商品の制作過程や、アパレルの着回しコーデ、食品の調理シーンなどを短い動画で紹介。ユーザーの目に留まりやすく、保存されやすい傾向があります。
- ストーリーズで交流: 「再入荷するのはどっちの色?」「こんな商品あったら欲しい?」など、アンケート機能を使ってお客様と積極的にコミュニケーションを取りましょう。
X (旧Twitter):拡散力で認知度を爆発させる
やるべきこと
- プレゼントキャンペーンの実施: 「フォロー&リポストで新商品をプレゼント!」といった企画は、新規フォロワー獲得に絶大な効果があります。
- お客さまの口コミ(UGC)をリポスト: お客さまの感想投稿を見つけたら、「ありがとうございます!」とコメントを付けて引用リポスト。お客さまの満足度向上と、第三者からの推薦効果の両方が得られます。
- リアルタイム情報の投稿: 「本日21時から新作発売!」「ただいま再入荷しました!」など、”今”の情報をスピーディーに届けましょう。
LINE公式アカウント:リピーターを確実に育てる
やるべきこと
- 友だち登録でクーポン配布: ショップカードや商品発送時のサンクスカードにQRコードを載せ、「友だち登録で初回10%OFF」などの特典を用意しましょう。
- 限定情報の配信: 「LINE友だち限定の先行セール」「新商品の裏話」など、特別感のあるメッセージを送ることでブロックを防ぎ、エンゲージメントを高めます。
Facebook:信頼性で高単価商材もアピール
やるべきこと
- Facebookページの開設とショップ機能の連携: まずはビジネスの公的な顔となるFacebookページを作成します。STORES ネットショップ と連携できるショップ機能を設定し、商品カタログを掲載することで、Facebookをもう一つの売り場として活用できます。
- ターゲットを絞ったFacebook広告の配信: Facebookの強みは、年齢、地域、興味・関心などで非常に細かく狙いを定められるターゲット広告です。少額からでも始められるので、特定のお客様にだけ新商品のお知らせを届けるといった戦略的な活用が可能です。
- Facebookグループでファンコミュニティを醸成: お店のファンだけが参加できる非公開のコミュニティを作成するのも有効です。限定情報の公開やメンバーからのフィードバック募集など、より熱量の高いファンとの交流の場になります。
TikTok:ショート動画で爆発的な認知度を獲得
やるべきこと
- トレンドの音源やエフェクトを活用した動画投稿: 難しい編集は不要です。流行っている音楽に合わせて、商品の梱包シーンや制作の裏側をショート動画で投稿するだけでも、アルゴリズムによって多くの人に見てもらえる可能性があります。
- 商品の魅力を「3秒」で伝える工夫: ユーザーが次々に動画をスワイプしていくため、冒頭の数秒で「おっ」と思わせる工夫が不可欠です。「こんな便利な使い方があったんだ!」という発見や、「すごく可愛い!」という直感的な感動を伝えましょう。
- 「TikTok売れ」を狙う: 話題になった商品が爆発的に売れる「TikTok売れ」という現象も起きています。意外な商品の魅力が伝わることで、大きなビジネスチャンスに繋がる可能性を秘めています。プロフィール欄にネットショップへのリンクを忘れずに設置しましょう。
これだけは押さえたい!SNS運用の3つの共通ルール
- 宣伝ばかりしない(割合は2:8を意識): 役立つ情報や共感できる投稿が8割、宣伝は2割程度に。売り込み感が強いとファンは離れてしまいます。
- プロフィールを充実させる: あなたが「何のお店」で「どんな想い」で運営しているのか、一目でわかるように書きましょう。ネットショップへのリンクも忘れずに。
- 分析と改善を繰り返す: 各SNSには分析機能(インサイト)があります。「どんな投稿の反応がいいか」「フォロワーは何曜日にアクティブか」などを定期的にチェックし、投稿内容を改善していきましょう。
SNSを活用する上での注意点とリスク対策
- 継続的な運用が必要:更新頻度が低いとフォロワー離れにつながることも。
- 炎上リスクがある:不適切な発言や画像はブランドイメージを損なう可能性があります。
- 成果が出るまで時間がかかる:すぐに売上につながるとは限らず、地道な運用が必要です。
- 著作権に注意:他人の画像や音楽を無断使用しないように気をつけましょう。
- ステマ規制への対応:広告投稿には「PR」「広告」表記を忘れずに。
まとめ:SNS活用は、未来のファンへの”種まき”
SNS運用は、すぐに売上が2倍、3倍になる魔法ではありません。あなたのお店の想いや商品の魅力をコツコツと発信し、お客様とコミュニケーションを重ねることで、少しずつファンという芽が育っていく「種まき」のような活動です。
STORES ネットショップ には、Instagramとの販売連携機能をはじめ、SNS活用を後押しする機能が揃っています。
まずは、あなたのショップに一番合いそうなSNSを1つ選んで、週に2〜3回の投稿から始めてみませんか?その一歩が、未来の売上を作る大きな力になります。