更新日
2025-07-24

LINE予約システムとは?LINE公式アカウントで予約を受け付ける方法を解説

STORES マガジン編集部
LINE予約システムとは?LINE公式アカウントで予約を受け付ける方法を解説

LINEは日本国内で非常に多くのユーザーが利用しているコミュニケーションアプリ。LINE公式アカウントは、企業やお店がLINEを利用するためのツールです。LINE公式アカウントで具体的にできることや導入方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。

今回は、LINE公式アカウントを使って予約を受け付ける方法を解説します。予約管理システムを利用した、より効率的な予約受付も紹介するので、ぜひご一読ください。

LINEとは

LINEは国内最大のコミュニケーションアプリで、2024年12月末時点で月間約9,700万人(※)が利用しており、コミュニケーションアプリのみにとどまらず、生活インフラとさえいえる存在になっています。LINE公式アカウントは、LINEを利用する膨大なユーザーを、ビジネスに活用するのに効果的なツールです。

※出典:「LINEヤフー for Business」(2025年5月時点)

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは、家族や友達にLINEで連絡するのと同じ感覚で、お店とお客さま間でコミュニケーションがおこなえます。また、お店からさまざまな情報を発信することも可能です。

LINE公式アカウントの機能はコミュニケーションだけでなく、クーポンの発行やポイントカードの管理、リッチメニューを利用した予約画面への誘導などをおこなえるのが、一般アカウントとの大きな違いです。また、配信メッセージが開封された数やクリック数などを分析する機能も充実しています。

LINEは開封率が高いのも特徴です。メールでは開いてもらえずに削除される場合もしばしばありますが、LINEは配信当日中に8割の人が開封するという調査結果もあり、効果的な販売促進が期待できます。

LINE公式アカウントの開設方法

LINE公式アカウントは、初期費用無料でかんたんに開設できます。

  1. こちらのサイトから「LINE公式アカウントをはじめる」を選ぶ
  2. メールアドレスまたは個人のLINEアカウントを登録する
  3. 必要事項を入力して登録完了
  4. 管理画面にログインして基本情報を登録する

LINE公式アカウントの月額固定費は、無料のフリープランから月額1万6,500円のスタンダードプランまで、3つのプランが用意されています。プランの間で機能に差はなく、メッセージの配信数に違いがあります。

月額固定費(税込) 無料メッセージ通数
コミュニケーションプラン 無料 200通/月
ライトプラン 5,500円 5,000通/月
スタンダードプラン 16,500円 30,000通/月

参考:LINEヤフーfor Business「LINE公式アカウント 料金プラン」(2025年5月時点)

LINE予約システムとは何か

LINEで予約ができる「LINEで予約」とは、LINEを活用した予約管理サービスのことです。LINE公式アカウントと連携することで、ユーザーがLINE上で予約をとれるようになります。店舗からユーザーに対して予約確認メッセージやリマインド通知を送ることも可能です。

多くの会社がLINE予約システムを提供しており、予約関連業務だけでなく顧客管理や分析ができるものもあります。

LINE予約システムが重要な理由

LINE予約システムの導入は、店舗にさまざまなメリットをもたらします。

LINEは国内に非常に多数のユーザーを抱えており、多くの人が日常的に使用しているアプリです。従来の宣伝方法では接点が得られないお客さまにリーチしやすく、集客効果が期待できます。

また、ユーザーが店舗の公式アカウントを見て「いいな」と思ったときに、アプリを切り替えることなくそのまま予約できるのも、大きなアドバンテージです。ユーザーが興味を持ったタイミングを逃さず、気持ちが冷める前に予約につなげられるため、機会損失を防げます。

さらに、LINE予約管理システムがあれば、自動で予約管理ができます。変更やキャンセルもLINE画面をとおしてユーザー自身でできるため、スタッフが電話やメールで対応する必要がありません。業務負担の軽減や効率化につながります。リマインド通知を送ることで、ユーザーの予約忘れも防止できるでしょう。

このように、LINE予約システムの導入は集客効果や機会損失の防止、業務効率の向上など、店舗にさまざまなメリットをもたらします。

LINEチャット(旧1:1トーク)機能で予約を受け付ける

LINEチャットは、LINE公式アカウントを開設しているお店が、お客さまとトーク機能を利用してコミュニケーションがとれる機能です。チャット機能を使えば、来店予約の受け付けもできます。

ただし、LINEチャットを使いお客さまと会話を始めるためには、最初にお客さまからメッセージを送ってもらわなければなりません。お店側からは先にメッセージを送れないため、次で説明するリッチメニュー機能などを利用して、LINEチャットが使えることを周知する必要があります。

お客さまには友だちになってもらう必要があるので注意!
ご紹介したLINEで予約を取る方法はとても便利な機能です。しかし、注意点があります。それは、お客さまに友だちになってもらう必要があるということ。つまり、LINEで予約を取るのは基本的には既存のお客さまということになります。

LINE公式アカウントを利用して新規のお客さまを獲得したい場合は、有料にはなりますが、LINEプロモーションスタンプLINE広告利用をご検討いただくとよいでしょう。

LINE予約システムの主な機能

提供する会社によって詳細は異なりますが、LINE予約システムの機能にはおもに以下のようなものがあります。

予約受付・管理 ・ユーザーがLINE上で予約・変更・キャンセルできる
・スタッフが電話やメールで対応する必要がなく、業務負担軽減につながる。聞き取りミスなども起こらず安心できる
メッセージ送信 ・予約受付確認メッセージ、予約日前日のリマインドメッセージなどを自動で送信できる
・クーポンの配信やキャンペーンの通知などもでき、ユーザーの興味を喚起できる。送信は、一括でも個別でも可能
顧客管理 ・顧客の氏名、連絡先、予約履歴、支払履歴など顧客に紐づく情報を一元管理できる
決裁管理 ・クレジットカードの事前決済に対応している
・注文と同時に決済できるため、キャンセル防止につながる
データ集計・分析 ・顧客情報や予約数の推移など蓄積したデータを分析して傾向やニーズを把握することが可能
・営業戦略やマーケティング施策に活かせる
外部システムとの連携 ・外部システムと連携することで業務効率を向上させたり機能を拡張させたりできる。連携できる外部システムは、サービスによって異なる

上記のほかにも「予約時にアンケートを送信」「よくある質問に対して自動応答Botが回答」「スタッフの自動振り分け」など、サービスによってさまざまな機能があります。ただし、サービスやプランによって利用できる機能は異なります。

リッチメニュー機能の活用もおすすめ

リッチメニュー機能を予約受付に活用するのもおすすめです。リッチメニューはトーク画面下部に大きく表示されるタイル状のメニューのことで、分割された画像ごとに表示内容を設定でき、Webサイトや予約サイトなどに誘導できます。リッチメニューはアカウント種別や料金プラン、機種を問わず利用可能です。

リッチメニューと間違いやすい「リッチメッセージ」は、トーク画面で送信するメッセージ配信に画像や動画を組み合わせる機能で、別のものです。

LINE予約システムの3つのメリット

LINE予約システムを導入すると、店舗にとってもユーザーにとってもさまざまなメリットがあります。
ここでは、店舗にとっての大きなメリットを3つ紹介します。

顧客満足度の向上が見込める

システムを導入することで、ユーザーは24時間いつでも手軽に予約ができ、営業時間を気にする必要がありません。電話をかける手間も不要です。予約内容の確認やリマインドもLINEで受け取れるため、うっかり忘れも防止できます。

ストレスの少ない予約体験は顧客満足度の向上につながり、リピーターの獲得も見込めるでしょう。

集客に向いている

LINEはもともとコミュニケーションツールということもあり、集客に向いています。友だち登録したお客さまに対して定期的にメッセージを送ることで接点を持ち続けることが可能です。

キャンペーンやセールの案内、クーポン配布などと一緒に来店を促すことで、予約につなげやすくなります。複雑な操作がいらないことも、集客に強い理由でしょう。

機会損失を削減する

LINE予約システムであれば、店舗の影響時間外でも予約が可能です。また、予約のために外部サイトやアプリに切り替える必要がなく、勢いのまま予約につなげられます。従来は取りこぼしていた予約を確保しやすくなるため、機会損失を減らせるでしょう。

システムを活用したスムーズな予約管理により、業務効率の向上も期待できます。

LINE予約システム使用の流れ

LINE予約システムの使い方は、非常にシンプルです。ここでは、「お客さまが予約をとる」「店舗が予約を受ける」「店舗が集客に利用する」の3つのパターンに分け、システムを利用するおおまかな流れについて解説します。

お客さまが予約をとる際の流れ

お客さまがLINE上で予約を取る場合の流れについて解説します。

  1. 予約したい店舗のLINE公式アカウントのプロフィールページにアクセスする
  2. プロフィールページにある「予約する」をタップする
  3. 予約したい日時や人数、時間を選択し、「プランを選択」をタップする
  4. 予約したいプランを選んでタップする
  5. 名前、メールアドレス、電話番号を入力する
  6. 「予約を確定する」を選ぶ

これで予約は完了です。なお、店舗に伝えたい要望などがある場合は、ページにある「ご要望・コメント」欄に自由に記載できます。

予約後に予約完了通知が届くので、内容に間違いがないか確認しましょう。

店舗が予約を受け付けた後の流れ

店舗がLINE予約システムで予約を受け付けた場合の流れを紹介します。

  1. システムを通じて予約が入ると、店舗に自動で通知される
  2. 管理画面のカレンダーなどに、予約スケジュールが自動で反映される
  3. 管理画面から予約内容を確認する

ユーザーから予約が入ったら自動で管理画面に反映されるため、店舗側が何か手続きをする必要はありません。予約の内容を確認し、必要に応じてスタッフの割り当てなどを調整しましょう。

一度受け付けた予約に変更やキャンセルがあったときも、店舗に自動で通知が届きます。リアルタイムで予約状況を確認することが可能です。

店舗が集客に利用する際の流れ

LINE予約システムを集客に利用する場合、重要なのは友だちを増やすことです。友だちを増やして定期的にお得な情報やクーポンを配布することで、予約や来店を促せます。

友だち追加をしてもらうためには、来店されたお客さまに口頭で説明したり、店内に友だち募集中の貼り紙を貼ったりするのが効果的です。また、SNSや公式サイトでも宣伝するとよいでしょう。その際は、「割引クーポン配布」「ドリンク無料」など、何か登録するメリットを提示することも効果的です。

LINE公式アカウントと STORES 予約 を連携させる便利な使い方

これまで、LINEは既存のお客さまにどちらかというと向いていて、予約システムは新規のお客さま獲得にも効果的とお伝えしました。しかし、LINEと予約システムを組み合わせることで、さらに店舗運営を支える強力なツールとなります。

ここでは、LINE公式アカウントで 予約システム STORES 予約 を活用する方法をご紹介します。

①あいさつメッセージや自動メッセージに予約システム STORES 予約 のURLを記載する
②アカウントに予約アイコンを設置する
③リッチメニューに予約導線を設置する

イメージ画像

LINEから予約管理システムに移行するのもおすすめ

LINEで予約を受け付ける場合、LINEチャットなどで予約を受け付けたあとは、手動で予約を管理しなければなりません。しかし、予約管理システムを導入すれば、予約の受付・管理などを自動でおこなってくれます。予約受付を効率化したい場合は、LINEだけでなく、予約管理システムの導入もおすすめです。

ここでは、LINEから予約システムに移行するメリット、選び方を解説します。また、以下の関連記事も参考にしてください。
予約システムとは?機能や導入するメリット、選び方を解説

予約管理システムとは?

予約管理システムとはWebや電話、メールなど複数の方法で受け付けた予約情報を、パソコンやアプリで一元管理できるツールです。24時間365日、自動で予約受付や管理が可能になり、業務が効率化されます。

LINEでの予約も電話予約と比べるとメリットがありますが、予約管理システムを導入するとさらに多くのメリットを得られるでしょう。

予約管理システムを使うメリット

予約管理システムを使うメリットをいくつか紹介します。

電話やLINEチャットでは、予約は営業時間内しか受け付けられませんし、忙しい時間帯は対応できない場合もありますが、予約管理システムを使用するといつでも予約受付が可能です。お客さまの都合のよい時間に予約できるため、予約の機会損失が防げます。

電話やLINEチャットでは予約を受付後、手動で紙やExcelなどに予約を記入しなければなりません。手動の場合、入力漏れや日にちの間違いなどミスが発生する可能性があります。しかし、予約管理システムであれば受け付けた予約を自動で管理するため、予約に関する負担を減少できるでしょう。

さらに、予約管理システムは、予約で受け付けた情報を顧客情報として蓄積するため、情報を分析して集客や販売促進につなげられます。顧客管理機能を利用してクーポンやキャンペーン情報を発信すると、集客や売上アップが期待できるでしょう。

予約管理システムでできること

予約管理システムで使える代表的な機能を3点紹介します。

予約管理

予約管理システムでは、受け付けた予約・変更・キャンセルをリアルタイムでシステム上に反映させます。そのため、お店側からだけでなく、お客さま側からも予約状況を一目で確認可能です。

自動メール送信

自動メール送信は、予約や変更などを受け付けたあとに、自動的にお客さまやお店にメールを送る機能です。お客さまにはきちんと予約できた安心感を与えられるのがメリットです。システムによっては、予約前日にリマインドメールを送る機能や、ダイレクトメールやクーポンなどを送る機能などもあります。

顧客管理・分析

予約受付の際に入力されたデータを、自動的に顧客データへ反映させます。来店履歴などと組み合わせて、お客さまのニーズや傾向などの分析も可能です。人の感覚では気付きにくい部分を、データで分析できることがメリットでしょう。

予約システム STORES 予約 について

予約システム STORES 予約 は、無料から利用することができる予約システムです。予約受付、日程変更、キャンセルといった基本的な予約管理機能だけでなく、顧客管理機能、会員管理機能、集客機能などさまざまな機能が充実したサービスです。

無料のSEO対策効果で新規集客可能

予約システム STORES 予約 では、無料でSEO対策機能が利用できます。SEO対策とは、検索エンジンで関連するワードで検索された際、できるだけ自分のサイトを検索結果の上位に表示されるように工夫することです。

たとえばお店を探す際に「五反田 カフェ」「五反田 ヨガスタジオ」「五反田 美容院」といったようにキーワードの掛け合わせで情報を探しますよね?そういった、あるワードで検索された際に検索の上位に表示されるようにすることが SEO 対策をするということになります。

予約システム STORES 予約 のSEO対策機能は、設定もかんたん!各項目に必要な情報を入力するだけで設定が完了します。

日程変更やキャンセル対応も自動

日程変更やキャンセルは日常でよく起こること。電話やメール、チャットで連絡して予約変更やキャンセルをするのはお客さまもお店側もどちらも負担になりますよね。予約システムを導入していると、お客さまはネット上ですぐに予約変更やキャンセルが可能になります。STORES 予約 が提供しているお客さま向けアプリ(無料)を利用すると、より便利です。

オンライン決済が可能

予約と同時に、オンライン上で決済まで済ませることが可能です。

美容院やサロンなどでは、当日にメニューを決定したり変更したりすることもあるため事前決済を取り入れていない場合が多いと思いますが、ヨガレッスンや整体院、最近ではオンラインレッスンやオンライン接客も増えてきているため、オンライン決済ができると便利です。

予約確認メールの自動送信

予約日の前日や2日前など、予約確認のメールが自動的に送信される機能もあります。

こちらの機能を利用するだけで、当日のドタキャン率が低下が期待できます。何日の何時に予約したのか忘れてしまうお客さまのためにも、予約確認のメールを送ってあげると親切です。

LINEで予約を受け付ける方法まとめ

LINE公式アカウントは、多くの企業・店舗で利用されているサービスで、無料でも導入が可能です。LINEチャットやリッチメニュー機能を使えば、電話での予約受付よりも予約業務を効率化できます。

LINEで予約を受け付けるのであれば、予約管理システムの導入もおすすめします。予約管理システムを使えば、予約受付や管理をシステムが自動で行なってくれるため、業務が効率化されるだけでなく、ダブルブッキングなどのミスが発生する可能性が減少するからです。

なかでも、STORES 予約 は無料のSEO対策が利用できるほか、予約確認メールが自動送信されるなどのメリットがあります。LINE公式アカウントと合わせて、STORES 予約 の導入もぜひご検討ください。

お役立ち資料

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ネット予約・決済はもちろん、回数券・月謝や顧客情報などをまとめて管理。集客や販売促進ができる機能もご用意しています。

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