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2025-10-09
2025-12-09

ハンドメイド販売の始め方!販売方法やおすすめ商品、注意点まで解説

STORES マガジン編集部
ハンドメイド販売の始め方!販売方法やおすすめ商品、注意点まで解説

心を込めて作った世界に一つだけのハンドメイド作品。
「この作品を、もっとたくさんの人に届けたい!」
そう考えたとき、多くの作家さんが最初にぶつかるのが「どこで売ればいいの?」という壁ではないでしょうか。

minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)のようなハンドメイドマーケットに出店すべきか、それとも自分だけのネットショップを持つべきか…。

この記事では、ハンドメイド作品の主な販売方法を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの販売方法が必ず見つかります。

今、ハンドメイド販売が人気な理由

ハンドメイド販売が人気な理由として、「商品価値」「手軽さ」「収益性」の3つの観点から解説します。

世界に一つだけの商品

現代は量産品があふれる中で、ハンドメイド作品は「世界に一つだけ」という付加価値を持ち、それが大きな魅力です。既製品にはない、作り手のこだわりや愛情が込められたデザイン、素材、温かみは、消費者が個性を表現したいというニーズに合致しています。また、お客さまが作り手とのコミュニケーションを通じて商品への愛着を深められることもメリットです。

このような希少性が高い作品は、単なる「物」としてではなく「作品」として評価され、ファンがつきやすく、高値で取引される可能性も高まります。

手軽に商品を販売できる

インターネットとスマートフォンの普及により、個人が作った商品を非常に手軽に販売できる環境が整ったことが、人気を後押ししています。

minneやCreemaといったハンドメイドマーケットプレイスを利用すれば、面倒なWebサイト構築や決済システムの準備は不要です。商品を撮影し、数行の説明文と価格を設定するだけで、誰でもすぐに販売を開始できます。

これにより、本業の傍らや育児・家事の合間といったスキマ時間を活用し、自宅で在庫管理から発送までを行う「自宅で完結するビジネス」として成立しやすくなりました。

副業としても稼げる

ハンドメイド販売は、趣味や特技を活かし、初期投資を抑えてスタートできるため、副業としても高い人気があります。特にマーケットプレイスでは、集客力が高いため、SNSなどで認知度を上げれば、安定した収益源を確保することが可能です。

作品のクオリティや販売戦略次第では、本業の収入を超えるケースも珍しくありません。自宅で好きな時間に作業でき、在庫リスクも最小限に抑えられるため、時間や場所の制約が多い方でも「稼げる」という実感が得やすいのが最大の魅力です。

ハンドメイド作品の主な販売方法 3つ

ハンドメイド作品の主な販売方法は、以下の3つです。

  1. ハンドメイドマーケットプレイスを利用する
  2. ECサイトを開設する
  3. 委託して販売する

①ハンドメイドマーケットプレイスを利用する

minneやCreemaなどのハンドメイド専門のモール型サイトを利用する方法です。

最大の特徴は、サイト自体にハンドメイド作品を探している顧客が集まっているため、自力で集客する手間が少ない点です。出品者は月額費用や初期費用をかけずにすぐに販売を始められます。その代わり、販売が成立した際に売上金額の約10%程度の販売手数料が引かれます。

デザインや機能のカスタマイズはできませんが、作品の登録や決済、発送通知などがシステム内で完結するため、初心者でもかんたんに始められるのがメリットです。

②ECサイトを開設する

STORES ネットショップ やBASEなどのASP型(カート型)サービスを利用して、自分自身のブランドショップを開設する方法です。

最大の特徴は、デザインや機能のカスタマイズ性が高く、ショップの世界観を自由に表現できるため、ブランディングに適している点です。販売手数料はマーケットプレイスより低い傾向がありますが、集客はすべて自力で行う必要があるのがデメリットです。

ECサイトのURLをSNSなどで積極的に発信し、ファンを獲得していく必要があります。ブランドを確立し、長期的な事業展開を目指す場合に最適な方法です。

③委託して販売する

ハンドメイド作品を取り扱う実店舗や雑貨店、カフェなどに、自分の作品を置いてもらい、販売を任せる方法です。

特徴は、ネット販売とは異なり、実際に手に取って作品を見てもらえるため、顧客に品質を直接伝えやすい点です。販売手数料は売上の30%〜50%と高めに設定されますが、店舗側が集客や対面販売を行ってくれるため、作者の負担が少ないのがメリットです。ただし、委託先の店舗のコンセプトと作品が合っているか、契約内容を事前に確認することが重要です。

ネット販売が苦手な方や、作品を展示したい場合に有効です。

ハンドメイド販売を始める前に準備すべき5つのこと

さあ、いよいよ販売開始!その前に、最低限これだけは準備しておきましょう。

ネットショップの始め方については、「ネットショップ開業の7ステップ!開業の基本的な流れと集客・販促のコツ」でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

魅力的な作品写真

スマホでも大丈夫。自然光の下で、様々な角度から撮影しましょう。

商品撮影については、「【商品撮影のコツ】上手に撮影するテクニックをご紹介!」でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

価格設定

材料費や制作時間だけでなく、自分の技術やデザインの価値も込めて、納得できる価格をつけましょう。

発送方法

作品のサイズや重さに合わせて、送料を決めます。追跡可能な方法がお客さまも安心です。

商品発送については、「商品の発送までの手順とは?梱包のコツを解説」でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

特定商取引法に基づく表記の準備

ネット販売で法律上必要な販売者情報のページです。

STORES ネットショップ ならテンプレートに沿って入力するだけで作成できます。表記の編集方法などはこちらからご確認ください。

屋号・ショップ名

あなたのブランドの名前です。覚えやすく、愛着の湧く名前を考えましょう。

ハンドメイド販売の始め方【5つのステップ】

ハンドメイド販売を成功させるため、商品選定からコンセプト設定、販売方法、宣伝戦略まで、5つのステップで解説します。

①販売商品を決める

販売する商品は、自分が作り慣れているものや、こだわりを持って制作できるものを選びましょう。単に流行しているからという理由だけで選ぶと、競争に埋もれたり、制作が続かなくなったりするリスクがあります。

例として、もしアクセサリーを作るなら、ターゲット顧客が「日常使いのシンプルなデザイン」を求めているのか、「特別な日のための個性的なデザイン」を求めているのか、明確にすることが大切です。他者には真似できないオリジナリティや独創性を持たせることが、後の価格設定やブランディングの基盤となります。

②ショップ名・コンセプトを決める

売れるショップにするには、ショップ名とコンセプトを明確にし、顧客に「どんなお店か」を瞬時に伝えることが重要です。コンセプトは、誰に(ターゲット)、何を(商品特徴)、どのように(世界観)提供するのかを具体的に設定します。

例として、「忙しい女性の日常に、癒しを提供するアロマキャンドル専門店」のように設定します。ショップ名は、コンセプトに合った響きで、覚えやすく検索しやすいものを選びましょう。このコンセプトが、商品の制作、ショップデザイン、SNSでの発信内容など、すべての判断基準となります。

③商品の販売方法

販売方法の選択は、初期費用、集客力、自由度を考慮して決めます。

  • ハンドメイドマーケットプレイス(minne、Creemaなど):集客力が高く初心者向きですが、販売手数料がかかる。
  • ASP型ECサイト(STORES ネットショップ 、BASEなど):月額費用や手数料が低く、デザインの自由度が高いですが、集客は自力で行う必要がある。
  • 委託販売:実店舗で販売してもらうため、手数料は高いものの負担が少ない。

例として、初心者はまず集客力のあるマーケットプレイスから始め、売上が安定したらECサイトも併用してリスク分散とブランド強化を図るのがおすすめです。

④商品の撮影・梱包の用意

魅力的な商品写真を撮影することは、ネット販売において対面接客の代わりとなるため非常に重要です。スマートフォンでも構いませんが、自然光を利用し、商品の魅力が最大限伝わるよう工夫しましょう。

例として、アクセサリーなら白い背景で商品のディテールを際立たせ、キャンドルなら灯りをともした状態で雰囲気を伝えます。また、梱包はお客様の手元に届く際の「おもてなし」です。配送中の破損を防ぐ丁寧さはもちろん、メッセージカードを添えるなどの細やかな気配りが、リピーター獲得につながります。

⑤商品の宣伝

ネットショップは開設しただけでは売れないため、積極的な宣伝活動が必要です。効果的なのは、ターゲット層が多く利用するSNS(Instagram、Xなど)での発信です。

例として、アクセサリーであればInstagramで着用イメージを、キャンドルであればXやブログで制作過程やこだわりを発信し、商品の背景にある物語を伝えます。また、商品購入者へのメルマガ配信やクーポン発行も、リピーターを育てるために有効です。ショップのURLやSNSアカウントを名刺や梱包材に記載し、露出機会を増やす工夫もしましょう。

最短5分!STORES ネットショップ で自分のハンドメイドショップを開設する手順

  1. アカウント登録: STORES ネットショップ 公式サイトへアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録。
  2. ショップデザインの選択: 豊富なテンプレートから、あなたのブランドイメージに合ったものを選びます。
  3. 商品の登録や初期設定: 用意した作品の写真をアップロードし、価格や説明文を入力します。
  4. 決済方法と配送設定: クレジットカード決済などを有効にし、送料を設定します。
  5. 公開!: これだけで、世界に一つだけのあなたのお店がオープンします!

ハンドメイド販売でおすすめの商品!

初心者でも比較的取り組みやすく、ハンドメイド販売で人気が高い5つのおすすめ商品を紹介します。

ハンドメイド販売で実際に売れている商品については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

①アクセサリー(ヘアアクセサリー・ネックレス等)

アクセサリーは、材料費が安く、小さなスペースで作業・保管ができるため、初心者にとって最も始めやすい商品です。

レジンや天然石、ビーズなどの材料を組み合わせ、オリジナリティを出しやすいでしょう。ヘアアクセサリーやピアスなど、需要が高く回転率が良いアイテムが多いのも魅力です。特別な機材は不要で、基本的な工具の使い方さえマスターすればすぐに製作を開始できます。

ただし、デザインの流行が激しいため、市場のトレンドを意識しつつ、自身の個性を活かしたデザインを追求することが大切です。

②キャンドル(アロマキャンドル等)

キャンドルは、見た目の美しさからインテリア雑貨としての需要が高く、アロマキャンドルはリラックス効果もありギフトとしても人気です。主な材料はワックスと芯で、これに精油やドライフラワーを加えることで、デザインや香りの無限のバリエーションを生み出せます。

作り方はワックスを溶かし、型に流し込むのが基本ですが、ワックスの温度管理が作品の仕上がりを左右するため、正確さが求められます。火を使うため、販売時には安全に関する注意書きを明確に記載する責任がある点には留意が必要です。

③刺繡(ハンカチ等)

刺繡作品は、高い技術と時間をかけて制作されるため、作品単価を上げやすく、熟練度に応じて高評価を得やすいのが特徴です。ハンカチやポーチ、衣類などの布製品に、手作業で繊細なデザインを施します。

主な材料は刺繡糸と布。基本的なステッチの習得は必要ですが、手間をかけることで、他では手に入らない特別な一品としての価値が高まります。ただし、制作に時間がかかるため、販売できる数量が限られるのがデメリットです。制作時間と材料費を正確に計算し、適正価格を設定することが成功の鍵となります。

④ハーバリウム(植物標本)

ハーバリウムは、特殊なオイルにプリザーブドフラワーなどを浸して作る植物標本で、水やりなどの手間がいらないため、インテリアとして高い人気があります。美しい状態を長期間保てる点と、透明感のあるデザインが若年層に支持されているのが特徴です。

作り方は、瓶の中に花材を配置し、オイルを注ぐだけと比較的簡単ですが、花材の配置や色の組み合わせのセンスが重要です。また、使用するオイルの引火点(火災の危険性)について、法律上の規制はないものの、販売時には安全性を明確に記載する配慮が必要です。

⑤石鹸(ソープ)

手作り石鹸は、実用性とオリジナルのデザインやアロマを楽しめる点で人気があります。苛性ソーダとオイルを使う本格的なCP製法や、石鹸素地を溶かして固める簡単なMP製法など、多様な作り方があります。デザインや香りの自由度が高く、材料にハーブや着色料を加えることで、高い付加価値を生み出せます。

ただし、薬事法により、化粧品や医薬部外品として販売する際は、「化粧品製造販売業」などの許可が必要となり、販売のハードルが非常に高くなる点に注意が必要です。手作りの石鹸は、販売する場合は「雑貨」として扱うのが一般的です。

ハンドメイド販売の注意点

ハンドメイド販売では、商品の品質だけでなく、著作権や法律の遵守が非常に重要です。アニメやキャラクター、ブランドのロゴなど、第三者が権利を持つデザインを無許可で使用することは、著作権・商標権の侵害にあたります。また、有名作家の作品をそのままコピーして販売する行為も、著作権侵害や不正競争防止法に抵触する恐れがあります。

さらに、販売する商品によっては法律上の規制を受けます。例として、食品、化粧品、医薬品、酒類などを販売するには、保健所などの行政機関から営業許可や免許を取得しなければなりません。特に石鹸を「化粧品」として販売する場合、高度な許可が必要になるため、一般のハンドメイド販売者は「雑貨」として扱うのが通例です。トラブルを避けるため、販売前に必ず関連法規を確認しましょう。

ハンドメイド販売には STORES ネットショップ がオススメ!

STORES ネットショップ なら、先ほどもお伝えしたように、決済手数料がベーシックプランだと3.6%~なので、売れるほどおトクになります。

初期費用も月額費用も0円のフリープランだとしても、決済手数料は5.5%〜となっており、ハンドメイドマーケットプレイスやフリマアプリと比較しても手数料は低く設定されています。

そのほかにもこのような特徴があります。

  • Webサイトの構築に詳しくなくても、本格的なネットショップをかんたんに開設
  • おしゃれなデザインが豊富
  • 管理画面が見やすくわかりやすい
  • 決済手段が豊富
  • 海外からの決済にも対応している
  • メールマガジン配信やクーポン発行機能、アナリティクス解析などのネットショップに必要な機能がそろっている

また、STORES レジ との連携が可能なので、例えばポップアップストアやイベント出店する際に、ネットショップの在庫と売上を一元管理することが可能です。

STORES レジ は、STORES 決済 とも完全連動なので、業界最安の手数料でキャッシュレス決済を導入できます。スタンダオードプランなら、これら以外のストアーズのサービスも自由に利用可能です。

スタンダードプランについて詳しくみる

まとめ:あなたに合った販売方法で、作家活動をもっと楽しく

改めて、販売方法の選び方をまとめます。

  • ハンドメイドマーケットがおすすめな人
    • まずは気軽に販売を試してみたい初心者の方
    • 集客に時間をかけるのが難しい方
  • 自分のネットショップがおすすめな人
    • 作家活動を長く続け、利益をしっかり確保したい方
    • 自分のブランドの世界観を大切にしたい方
    • お客さま(ファン)とのつながりを大事にしたい方

どちらから始めても間違いではありません。しかし、作家としての成長や活動の自由度を考えるなら、最終的なゴールは「自分だけのネットショップ」を持つことにあると言えるでしょう。

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