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2025-12-05
2025-12-05

キャッシュレス決済の導入方法とは?種類やメリット、選び方を解説

STORES マガジン編集部
キャッシュレス決済の導入方法とは?種類やメリット、選び方を解説

「キャッシュレス決済って導入すべき?」「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩む店舗オーナーや個人事業主は多いのではないでしょうか。

この記事では、キャッシュレス決済の主な種類とメリット、そして経産省のデータが示す導入の必要性を解説します。さらに、失敗しない導入方法とサービス選びのチェックポイントを徹底解説。売上向上と業務効率化を実現するための最適なキャッシュレス決済導入をサポートします。

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは、現金を使わずに、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済などを利用して支払いを行う方法です。

お客さまは物理的な現金の受け渡しなく、専用端末やアプリ、Web上で支払いを完了できます。

店舗側は、釣銭の準備やレジ締め作業の負担が軽減され、支払いデータを自動で集計・管理することが可能です。業務効率化と売上向上に直結します。

個人事業主もキャッシュレス決済を導入するべき?

個人事業主がキャッシュレス決済を導入することは、現代のビジネス環境において必須です。

経済産業省のデータからも、日本のキャッシュレス決済比率は年々上昇しており、特に若年層を中心に現金離れが加速しています。この需要の高まりに対応できない店舗は、利便性の低さから顧客離脱(カゴ落ち)を引き起こし、販売機会を逃すリスクが高まります。

顧客満足度の向上、インバウンド需要への対応、そしてデータに基づく経営判断のためにも、多様な決済手段の導入は不可欠です。

参照:経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」(2025年12月)

キャッシュレス決済の主な種類4つ

店舗運営に欠かせない、主要なキャッシュレス決済方法4種類について、概要、メリット、デメリットを解説します。

①クレジットカード決済

概要 顧客の信用に基づいて後払いを行う決済方法。国内外で最も普及している決済手段です。
メリット 高額決済にも対応でき、客単価の向上につながる。海外旅行者(インバウンド)の利用に必須。
デメリット 決済手数料が他の手段に比べて高くなる場合がある。導入時に審査が必要。

クレジットカード決済については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

②デビットカード決済

概要 銀行口座と直結しており、利用と同時に代金が口座から即座に引き落とされる決済方法。
メリット 顧客は残高の範囲内で利用するため、使いすぎの心配がない。店舗側の導入方法はクレジットカードとほぼ同じ。
デメリット 口座残高が不足していると決済ができない。一般的にクレジットカードに比べ利用頻度が低い。

③電子マネー決済

概要 事前にチャージした金額や紐づけた口座から決済する、「非接触型」の決済方法(Suica、WAON、iDなど)。
メリット 決済速度が非常に速いため、コンビニエンスストアやカフェなど、レジ回転率が求められる業態に最適。
デメリット 交通系ICなど、利用できる地域や金額に制限がある場合がある。

電子マネー決済については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

④QRコード決済

概要 スマートフォンアプリに表示されたQRコードやバーコードを読み取って決済を行う方法(PayPay、楽天ペイなど)。
メリット 初期費用や月額費用が無料で導入できるサービスが多く、導入ハードルが低い。大規模なポイント還元キャンペーンによる集客効果が高い。
デメリット 利用時にインターネット接続が必須。顧客側がアプリを起動する必要があり、決済にやや時間がかかる場合がある。

QRコード決済については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの商標または登録商標です

キャッシュレス決済を導入するメリット

キャッシュレス決済の導入が、店舗経営において特に重要となる3つのメリットについて解説します。

キャッシュレス決済のメリット・デメリットについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

会計・売上管理の効率化になる

キャッシュレス決済を導入すると、支払いが自動でシステムに記録されるため、レジ締めや売上集計にかかる時間を大幅に短縮できます。釣銭の準備や数え間違いといったヒューマンエラーが減るため、会計の正確性が向上します。

また、レジアプリやPOSシステムと連携させれば、売上データが自動で会計ソフトに連携され、経理業務の効率化にも繋がります。これにより、従業員はコア業務や接客に時間を割けるようになり、店舗運営全体の生産性が向上します。

集客効果・顧客満足度の向上

多様なキャッシュレス決済に対応することで、お客さまの利便性が向上し、顧客満足度の向上に直結します。特に若年層やインバウンド顧客は、キャッシュレス決済を前提としているため、非対応だと機会損失に繋がります。

また、各決済事業者が実施するポイント還元キャンペーンなどの集客効果も期待できます。調査データによると、お客さまは「支払いが便利になること」を重視しており、キャッシュレス対応は新規顧客獲得の重要な要素となっています。

参照:合同会社GRADMIN「【500名調査】キャッシュレス決済導入のメリット!データで見る消費者行動を解説」(2025年12月)

売上向上に繋がる

キャッシュレス決済は、お客さまの「財布のひも」を緩めやすく、売上向上に貢献します。クレジットカードなどを使用する場合、手持ちの現金を意識しなくなるため、顧客単価が上がる傾向にあります。

また、電子マネーやQRコード決済のキャンペーンを利用したお客さまは、そのポイントを消化するために再来店する可能性が高く、リピーターの増加にも寄与します。調査データからも、キャッシュレス対応店舗は、非対応店舗に比べて売上が増加する傾向が示されており、確かな売上向上施策と言えます。

参照:合同会社GRADMIN「【500名調査】キャッシュレス決済導入のメリット!データで見る消費者行動を解説」(2025年12月)

キャッシュレス決済の導入方法

キャッシュレス決済を導入する際の、主な2つの契約方法について、手順、メリット、デメリットを解説します。

決済事業者と直接契約する

導入手順 クレジットカード会社や電子マネー発行会社など、各決済ブランド(VISA, Suica, PayPayなど)と個別に連絡を取り、契約・審査・導入を進めます。
メリット 決済手数料を低く抑えられる可能性がある。大規模店舗や特定ブランドの利用が多い場合に有利。
デメリット 手続きが煩雑で時間がかかる。ブランドごとに審査や契約、入金サイクルが異なるため、管理が非常に複雑になる。

決済代行会社と契約する

導入手順 決済代行会社(STORES 決済、Airペイなど)と一括で契約し、代行会社が各決済ブランドとの仲介・手続きをすべて行います。
メリット 導入手続きが一本化され、手間や時間が大幅に削減できる。複数の決済手段を一括で管理・導入でき、入金サイクルも統一されることが多い。
デメリット 直接契約に比べ、決済手数料がわずかに高くなる可能性がある。

キャッシュレス決済の選び方

キャッシュレス決済サービスを選ぶ際に失敗しないための、特に重要となる5つのチェックポイントを解説します。

①導入費用はどのくらいか

導入費用には、初期費用、月額費用、決済端末費用の3つがあります。初期費用や月額費用が永年無料のサービスも多くありますが、決済端末の購入費(数千円〜数万円)がかかる場合があるため確認が必要です。

特に個人事業主や小規模店舗は、初期投資を抑えるため、キャンペーンを利用して端末を無料貸与してもらえるサービスを選ぶのがポイントです。

②対応している決済方法

お客さまのニーズに応えるため、対応している決済方法の種類が豊富であるかを確認しましょう。クレジットカード(VISA, Master, JCBなど)、電子マネー、QRコード決済(PayPay, 楽天ペイなど)といった主要なブランドを網羅しているかが重要です。

多くの決済手段に対応しているサービスを選ぶことで、あらゆる顧客層の利便性を満たし、機会損失を防ぐことができます。

③売上金の入金サイクル時期

売上金が銀行口座に入金されるまでの期間(入金サイクル)は、店舗のキャッシュフローに直接影響するため非常に重要です。

入金サイクルは「月数回」や「最短翌営業日」などサービスによって大きく異なります。特に資金繰りを重視する個人事業主は、入金頻度が高いサービスや、振込手数料が無料のサービスを選ぶことが、資金繰りの安定化に繋がります。

④キャッシュレス決済端末の種類

決済端末は、レジ周りのスペースや、店舗の業態に応じて最適なものを選びましょう。

スマートフォンやタブレットと連携するモバイル型(STORES 決済 、Square Reader、Airペイ)は、持ち運びが可能で省スペースに優れます。一方、決済機能、レシート印刷、POS機能が一体化したオールインワン型(stera terminal)は、レジ周りをすっきりさせたい場合に適しています。また、デザイン性の高さも店舗の雰囲気に影響するため、比較ポイントになります。

キャッシュレス決済端末については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

⑤周辺機器との連携機能の有無

将来的な業務効率化を考慮し、レジアプリや周辺機器(レシートプリンター、ドロワーなど)、外部のソフトウェア(会計ソフト、ECサイト)との連携機能があるかを確認しましょう。

特にECサイト(ネットショップ)と実店舗の両方を運営する場合、在庫管理を一元化できる連携機能は必須です。この連携機能が充実しているほど、将来的な拡張性が高まり、データ入力の手間やミスを防ぐことができます。

キャッシュレス決済導入時の注意点

キャッシュレス決済をスムーズに導入・運用するために、事前に把握しておくべき重要な注意点を解説します。

導入前に審査がある

キャッシュレス決済、特にクレジットカード決済を導入する際は、各決済ブランドまたは決済代行会社による厳正な審査が必要です。これは、店舗の信用度や、事業内容の適法性を確認するためです。審査には通常、数日〜数週間かかるため、開業・導入予定日に間に合うよう余裕を持って申請する必要があります。審査に落ちるケースもあるため、導入前にショップの運営実態や事業計画を整えておくことが重要です。

インターネット通信環境の整備

キャッシュレス決済端末は、決済データを通信回線を通じて処理するため、店舗に安定したインターネット通信環境(Wi-FiまたはSIM回線)が必須です。通信が不安定だと、決済エラーが発生し、レジ前でお客さまを待たせてしまうなど、顧客満足度の低下に直結します。

導入前に店舗内の通信状況を確認し、必要に応じてWi-Fi環境の強化や、モバイル回線(SIM)が利用できる決済端末を選ぶなどの対策が必要です。

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キャッシュレス決済の導入に関するよくある質問

Q.キャッシュレス決済で人気の決済方法は何ですか?

最も人気で利用率が高いのはクレジットカード決済です。次いでQRコード決済(PayPayなど)、電子マネー(交通系ICなど)が続きます。

Q.キャッシュレス決済のデメリットは何ですか?

導入・維持のための手数料がかかること、決済時に通信環境が必要であること、そして現金決済のお客さまに対応できないリスクがあることです。

まとめ

キャッシュレス決済は、会計効率化、集客力向上、売上向上に直結するため、個人事業主にとっても導入が必須です。主要な種類はクレジットカード、電子マネー、QRコード決済の4つがあり、それぞれ手数料やスピードが異なります。

導入の際は、決済代行会社と契約して手続きを一本化し、費用、対応決済、入金サイクルを比較して最適なサービス(STORES 決済 など)を選びましょう。事前に審査と通信環境の準備を整えることで、スムーズなキャッシュレス化を実現できます。

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