飲食店や美容室、カフェ、クリニックなど、お店で音楽を流すときに避けて通れないのが著作権の問題です。買ってきたCDをそのまま流したり、店長のスマホでSpotifyやApple Musicを再生しているお店もありますが、その多くは著作権法違反もしくは利用規約違反になります。最悪のケースでは、個人なら1,000万円以下の罰金、法人なら3億円以下の罰金が科される可能性もあります。

先に結論をお伝えすると、店内BGMを合法的に流す方法は、以下の5つです。
| 方法 | 手間 | 楽曲の選択肢 |
|---|---|---|
| 店舗BGMサービスを使う | 低(契約&アプリ導入のみ) | 数千〜数百万曲 |
| CDを購入しJASRACに申請 | 高(書類・申請・音源準備) | 市販楽曲(JASRAC管理分のみ) |
| 無料著作権フリーBGMサイトを使う | 中(規約チェックと選曲が手動) | サイトの収録曲のみ |
| テレビ・ラジオの放送を流す | 低(受信設備のみ) | 放送内容のみ(選曲不可・CM混在) |
| 自作楽曲・許諾済みの生演奏 | 高(制作または出演者手配) | 自作曲・許諾取得した曲のみ |
手間とコストのバランスでもっともおすすめなのが、著作権管理団体への申請手続き不要の店舗BGMサービスです。契約するだけで著作権処理が一括で終わるうえ、業種別プレイリストやアプリ操作で選曲・再生の手間もかかりません。
なかでも STORES BGM は月額換算980円(2年プラン・税込)から使えます。オリジナル楽曲が中心で、著作権管理団体が管理する楽曲は配信していないため、店舗側での著作権管理団体への申請手続きや支払いは不要です。7日間の無料トライアル(クレジットカード登録不要)で実際のお店に合うか試せます。トライアル終了後に自動で有料プランへ切り替わることはありません(STORES BGM よくある質問「無料トライアルのあと、自動で課金されますか?」)。
まずは、無料トライアルで店舗の雰囲気に合うかどうかお試しください。
自宅で聴くのは自由なのに、お店で流すと著作権の問題が出てくるのはなぜでしょうか。理由は、店舗でのBGM再生が「公衆への伝達」にあたるからです。

日本の著作権法第22条では、作曲家・作詞家などの著作者に「演奏権」という権利を認めています。演奏権とは、公衆に直接聞かせることを目的として音楽を演奏・再生する権利を、著作者が独占できるという権利です。
「演奏」という言葉には、生演奏だけでなく、CDやスマホ、配信サービスで録音物を再生する行為も含まれます。つまり、お店で不特定多数のお客様に聴かせる目的で音楽を流す行為は、法律上の「演奏」にあたるのです。
演奏権を持っているのは著作者(作詞家・作曲家・音楽出版社)なので、その音楽を店舗で使うには、著作者から許諾を得るか、著作者が管理を委託している団体(JASRACなど)に使用料を支払う必要があります。

店舗でのBGM再生が「公衆への伝達」にあたるかどうかは、以下の3つの観点で判断されます。
飲食店・カフェ・美容室・アパレル・クリニックなどはすべてこの3条件に該当します。したがって、店内で著作権のあるBGMを流す場合は例外なく著作権処理が必要だと考えてください。

日本の音楽著作権を管理している団体は、大きく分けて2つあります。
「JASRACに申請すれば全部カバーできる」と思われがちですが、NexTone管理楽曲はJASRAC申請の対象外です。市販CDの楽曲を店舗で流す場合、それがJASRAC管理曲かNexTone管理曲かを確認し、それぞれの団体に申請する必要があります。
「この曲が誰に管理されているのか」を1曲ずつ調べて個別に申請するのは、現実的に相当な労力がかかります。そのため、著作権処理がまとめて済んでいる店舗BGMサービスを利用するのが現実的な方法です。
2026年6月17日に成立した改正著作権法で、レコード演奏・伝達権が新設されました。市販CDや配信音源(商業用レコード等)を店舗でBGMとして流す場合、作詞家・作曲家への使用料に加えて、実演家(歌手・演奏家)とレコード製作者にも二次使用料を支払う仕組みが導入されます(出典:文化庁)。
施行日と金額は未定ですが(施行は遅くとも2029年6月まで)、市販音源を使う店舗BGMは施行後、JASRAC使用料と二次使用料の両方が必要になる可能性があります。改正の詳細・影響を受けるBGMの見分け方・今からできる備えは、下記の解説記事にまとめています。
関連記事:【2026年著作権法改正】店舗BGMの使用料はいつから変わる?レコード演奏・伝達権とは?徹底解説

店内BGMで違法になる代表的なパターンは4つ:①市販CDをそのまま流す/②Spotify・Apple Music等の個人向けサブスクを流す/③YouTubeの動画・楽曲を流す/④「違法にならない3条件」を満たさず無料で流す。いずれも著作権法違反もしくは利用規約違反にあたり、個人で最大1,000万円・法人で最大3億円の罰金リスクがあります。ここからは、実際にやってしまいがちなパターンを具体的に見ていきます。

もっとも誤解されやすいのが、「自分で買ったCDなのだから自由に使えるはず」という思い込みです。
市販のCDには、1曲ごとに作詞家・作曲家・音楽出版社の著作権と、歌手・演奏者・レコード会社の著作隣接権が発生しています。CDを購入すると、そのCDという「物」の所有権は得られますが、楽曲を公衆に向けて再生する権利までは買えていないのです。
JASRACは、音楽著作権の手続きを行わずにBGMを流していた札幌市の理容店「Elfina」に対して民事訴訟を提起し、2018年3月19日、札幌地方裁判所から店舗側に約3万1千円の損害賠償支払いと管理楽曲の演奏禁止を命じる全国初の判決を得ています(出典:音楽業界総合情報サイト「BGM利用店舗に対する訴訟の全国初の判決、経営者に支払い命令」)。

スタッフや店長のスマホでSpotify・Apple Music・Amazon Music・LINE MUSIC・YouTube Musicを流しているお店は少なくありません。しかしこれらの個人向け音楽サブスクは、利用規約で店舗での商用利用を明確に禁止しています。
Spotifyの利用規約には、以下のように明記されています:
Spotifyは個人および非営利目的でのみ使用できます。つまり、バー、レストラン、学校、店舗、サロン、ダンススタジオ、ラジオ局などの事業所で、公にSpotifyを放送または再生することはできません。
Apple Music・Amazon Music・LINE MUSIC・YouTube Premium・AWAも同様に、利用規約で商用利用・公衆への再生を禁止しています。仮にこれらのサブスクをJASRAC申請済みの環境で流したとしても、サービスの利用規約違反には変わりありません。業務用のBGMサービスに切り替える必要があります。

YouTubeを店内BGMとして使っているお店もよく見かけますが、こちらも基本的にNGです。
YouTubeの利用規約では、サービスが個人利用(非商用)を前提にしていることが明記されており、店舗での商用再生は規約違反にあたります。
さらに問題になるのが、YouTubeに違法アップロードされている楽曲の存在です。正規の許諾を得ずに投稿された楽曲を店舗で流すと、著作権侵害に該当する可能性があります。演奏動画やカバー楽曲を流した場合は、著作権に加えて「著作隣接権」の問題も発生するケースがあるため、より注意が必要です。
「著作権フリー」と書かれたYouTube動画であっても、商用利用の条件・クレジット表記の要否・店舗再生の可否は動画ごとに規約が異なります。必ず各動画の配信者が設定したライセンスを確認してから使ってください。

著作権法第38条では、著作権者の許諾を得ずに楽曲を使える例外ケースが定められています。それが次の3条件をすべて満たす場合です(出典:JASRAC「音楽を自由に使える場合もあるの?」)。
学校の文化祭や、非営利のコンサートなどはこの条件に該当します。しかし飲食店や美容室などの営利店舗は、そもそも1の「非営利」に該当しません。同じ理由で、結婚式場・ブライダル会場でのBGM使用も営利扱いなので、著作権使用料が発生します。
「ウチは店内のお客様にサービスの一環として無料で流しているだけだから大丈夫」という認識は誤りなので、注意してください。
関連記事:店舗でSpotify・YouTubeは違法?個人サブスクが使えない理由と合法的なBGM導入法【2026年版】
著作権法違反の刑事罰は、個人で10年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金(あるいはその両方)、法人で3億円以下の罰金が上限です。さらに民事上の損害賠償請求や差止請求も行われるため、実際の金銭的負担はさらに大きくなります。2018年にはJASRACが理容店のBGM無許諾使用で勝訴した判例もあり、「バレない」という考えは通用しません。
著作権法違反の罰則は、個人と法人で金額が大きく異なります。
| 対象 | 刑事罰の上限 |
|---|---|
| 個人(店舗オーナー個人) | 10年以下の拘禁刑、または1,000万円以下の罰金(またはその両方) |
| 法人(会社として運営している店舗) | 3億円以下の罰金 |
刑事罰に加えて、民事上の損害賠償請求(民法709条)・差止請求(著作権法112条)・名誉回復措置(著作権法115条)が同時に行われるケースも多く、実質的な金銭的負担はさらに大きくなる可能性があります。

2015年、JASRACは全国規模で無許諾BGM利用店舗の一斉調査に着手し、全国47都道府県で数万店舗に対する実地調査を開始しました。
この調査で発覚したのが、北海道札幌市中央区の理容店「Elfina」です。同店は2014年5月頃から無許諾でJASRAC管理楽曲を継続再生していたため、JASRACは民事訴訟を提起しました。
2018年3月19日、札幌地方裁判所(裁判長:谷有恒)はJASRACの請求を全面的に認め、店舗側に約3万1千円の損害賠償支払いと管理楽曲の演奏禁止を命じる判決を下しました。
これはJASRACが提起した店舗BGM無許諾利用訴訟で全国初の判決です(出典:音楽業界総合情報サイト「BGM利用店舗に対する訴訟の全国初の判決、経営者に支払い命令」)。
判決額自体は個人経営店の規模を反映して少額にとどまりましたが、判決の意味は「無許諾利用が正式に違法行為として認定された」点にあります。判決以降、JASRACは全国規模で無許諾BGM利用の調査・指導をさらに強化しており、店舗規模が大きければ請求額もそれに比例して大きくなります。「指摘されるまで放置」という選択肢はますますリスクが大きくなっています。

最近増えているのが、アルバイトスタッフが個人契約しているSpotifyやApple Musicを店内で流してしまうケースです。オーナー自身は著作権処理をしているつもりでも、スタッフが勝手にスマホを繋いで流すと、利用規約違反になる可能性があります。
店舗で使っていいBGMの基準をスタッフ全員に明文化して共有し、「店舗BGMは指定のアプリからのみ」という運用ルールを徹底することが、リスク対策として有効です。
店内BGMを合法的に流す方法は5つ:①著作権管理団体への申請手続き不要の店舗BGMサービスを使う(STORES BGMなら月額980円〜(2年プラン・月額換算・税込)・手間最小)/②CDなどを購入しJASRACに申請する(年間6,000円〜+音源費・書類手続きが必要)/③著作権フリーBGMを無料サイトから流す(0円〜・規約確認と選曲が手動)/④テレビ・ラジオの放送を流す(0円・著作権法38条3項の条件付きOK)/⑤自作楽曲・許諾済みの生演奏を流す(アーティスト店舗向け)。コストと手間のバランスで最もおすすめなのは①の店舗BGMサービスです。自店舗の規模や選曲のこだわりに合わせて、どの方法が向いているか判断してください。

月額の店舗BGMサービスを契約する方法で、店舗側での著作権管理団体への申請手続きや使用料の支払いが不要になり、もっともおすすめの方法です。
代表的なサービスと月額料金:
内部の著作権処理方式には、サービス側がJASRAC・NexToneと包括契約を結んでいるタイプと、サービスが自社で楽曲の著作権を保有しているタイプがあります。ただし店舗オーナーから見ればどちらも「自分でJASRAC申請しなくていい」という点で同じで、違いは「月額料金」と「選べる楽曲のラインナップ」に現れます。
メリット:
デメリット:
選び方のポイント:

自分で選曲した市販CDや楽曲データを店舗で流したい場合、JASRACに使用料を支払って利用許諾を得る方法があります。
メリット:
デメリット:
具体的な申請方法と使用料の計算は、後述の「JASRAC申請の手続きと著作権使用料の計算方法」 で詳しく解説します。

OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)、BGMer、甘茶の音楽工房、MusMus などの著作権フリーBGM素材サイトから、商用利用可能な楽曲を個別にダウンロードして店舗で流す方法です。
メリット:
デメリット:
一見、無料なのでお得に見えますが、規約チェックとプレイリスト管理の手間が大きく、長時間営業の店舗には不向きです。イベント時のみ・短時間の店内放送のみといった用途限定で活用するのが現実的でしょう。

地上波テレビやラジオの放送を家庭用受信装置(一般的なテレビ・ラジオ)でそのまま店内に流す場合は、著作権法第38条3項により著作権使用料の支払いが免除されます。JASRAC申請も不要です。
メリット:
デメリット:

オーナー自身や雇用スタッフが自作したオリジナル楽曲を流す場合、または著作者から直接許諾を取得した楽曲・生演奏であれば、JASRACへの使用料支払いは不要です。
メリット:
デメリット:
ライブハウス・ジャズバー・アパレルブランドの旗艦店など、店舗独自の世界観を強く打ち出したい業態で採用されるケースがあります。
関連記事:有線(USEN)店舗BGMの料金|月額・初期費用の早見表と月額980円〜(2年プラン)の代替サービス【2026年版】
著作権管理団体への申請手続き不要で店舗BGMを導入できる代表的なサービスはSTORES BGM(月額980円〜(2年プラン・月額換算・税込)・オリジナル楽曲中心)/USEN(料金は公式非公開・要問い合わせ・著作権管理団体との包括契約)/OTORAKU(月額3,608円〜(3年割・税込)・USEN運営・楽曲1,500万曲以上)の3つです。コスパ重視ならSTORES BGM、J-POP等のメジャー楽曲も流したいならUSEN・OTORAKUが候補になります。各社の料金・初期費用・トライアル条件・対応端末は、以下のサービスごとの表にまとめています。

| 最安プラン(税込) | 月額換算 980円 |
|---|---|
| プラン(税込) | 月額 1,980円 / 1年 1,480円/月 / 2年 980円/月 |
| 業種別プレイリスト | あり |
| ジャンル | オールジャンル |
| 対応端末 | iOS / Android / FireOS / PCブラウザ |
| 初期費用 | 0円(手持ちの端末を利用) |
| 無料トライアル | 7日間(クレカ登録不要) |
STORES BGM は、STORES のスタンダードプランにも含まれています。プラン料金に含まれるため、STORES BGM への別途のお支払いはありません。
STORES BGM は、オリジナル楽曲が中心のBGMアプリで、著作権管理団体が管理する楽曲は配信していません。店舗側での著作権管理団体への申請手続きや使用料の支払いは不要で、約6,000曲すべてが商用利用可能なBGMとして店内で自由に流せるのが最大の特徴です。
料金は月額換算980円〜(2年プラン・税込)で、初期費用は0円です(月額利用料のみ。アプリを入れるスマホ・タブレット・PCは手持ちのものを使います)。1契約で使える端末の台数に上限はありません。対応端末はiOS・Android・FireOS・PCブラウザと幅広く、無料トライアルは7日間・クレジットカード登録不要で、終了後に自動で有料プランへ切り替わることはありません(STORES BGM よくある質問「無料トライアルのあと、自動で課金されますか?」)。
→ STORES BGM 公式サイトで7日間無料トライアルを申し込む
BGMだけを使うなら単品プラン、ほかの STORES のサービスもあわせて使うなら、STORES BGM も含まれるスタンダードプランがおすすめです。
まずは、無料トライアルで店舗の雰囲気に合うかどうかお試しください。
| 料金 | 要問い合わせ(公式非公開) |
|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ(公式非公開) |
| 無料トライアル | 公式情報なし(要問い合わせ) |
| 業種別プレイリスト | あり |
| 対応端末 | 専用機器 |
USEN(ユーセン)は、有線放送やUSEN MUSICなど、専用機器で流す店舗BGMサービスを提供しています。J-POPなどメジャーレーベルの有名曲を含むオールジャンル配信が強みで、居酒屋・レストラン・商業施設など幅広い業態向けのチャンネルがあります。JASRAC・NexToneと包括契約済みのため、店舗側での個別申請は不要です。
料金・初期費用は公式サイトでは非公開で、問い合わせが必要です。公式サイトでは、回線工事不要であることや、音響システムの提案から設置・運用までのサポート、24時間・365日の電話サポートが案内されています(USEN MUSIC公式サイト)。無料トライアルについては、公式サイトで確認できる範囲(2026年10月時点)では記載が見当たらないため、問い合わせ時に確認してください。
| 最安プラン(税込) | 月額 3,608円(3年割) |
|---|---|
| 月額プラン(税込) | 4,488円(通常プラン) |
| 初期費用(税込) | 3,300円(キャンペーン時は無料) |
| 無料トライアル | 登録月無料(最大31日間) |
| 業種別プレイリスト | あり |
| 対応端末 | スマホ / Androidタブレット / iPad |
USENが提供するアプリ型の店舗BGMサービス。1,500万曲以上の楽曲と、業界活躍中のDJが選曲した600以上のプレイリストが強みです。JASRACと包括契約を結んでいるため、店舗側での個別申請は不要です。
料金は通常プラン4,488円(税込・利用期間6ヶ月)、2年割で4,048円、3年割で3,608円(いずれも税込・月額)。初期費用は通常3,300円(税込)ですが、キャンペーン時は無料になります。無料トライアルは当月最大31日間。
関連記事:【格安】店舗BGMアプリおすすめ7選|全部使って料金・機能・評判を徹底比較【2026年版】
JASRACへのBGM申請はオンラインで完結し、年間使用料は店舗面積500㎡以下で6,000円(税抜)から、6,000㎡超は個別見積もりになります。申請後に届く「許諾ステッカー」を店頭に掲示すれば正式利用が可能です。ただしNexTone管理楽曲や管理外楽曲はJASRAC申請の対象外なので、市販CDを流す際は楽曲ごとの管理団体を確認する必要があります。「方法1のJASRAC申請を検討したい」という方向けに、具体的な手続きと金額を以下で詳しく解説します。

JASRACでは、店舗BGM利用のための「BGMオンライン申請」という専用システムを用意しています。手続きは JASRAC公式のBGM申請ページ から始められます。大まかな流れは以下のとおりです。
STEP 1:利用形態の選択 店舗の種別(飲食店・小売店・オフィスなど)と、BGM再生方法(CD再生・PCからの再生・サブスクアプリなど)を選択します。
STEP 2:施設情報の入力 店舗名・所在地・店舗面積・座席数などを入力します。面積や席数によって使用料が変わります。
STEP 3:使用料の見積もり確認 入力内容に応じて年間使用料が自動計算されます。
STEP 4:契約申込・支払い オンラインでの申込完了後、請求書が発行されます。指定された期日までに振込を行うと契約が成立します。
STEP 5:「許諾ステッカー」の受領 契約完了後、JASRACから「著作権使用許諾ステッカー」が送付されます。店内の見えるところに貼っておくと、著作権処理済みであることの証明として使えます。
店舗面積と利用形態に応じたJASRACの年間使用料(包括的利用許諾契約)は、以下の表の通りです(出典:JASRAC「各種施設でのBGM」)。
| 店舗面積(飲食店・小売店) | 宿泊定員(ホテル・旅館) | 年間使用料(税抜) |
|---|---|---|
| 〜500㎡ | 〜100人 | 6,000円 |
| 〜1,000㎡ | 〜200人 | 10,000円 |
| 〜3,000㎡ | 〜300人 | 20,000円 |
| 〜6,000㎡ | 〜400人 | 30,000円 |
| 〜9,000㎡ | 〜500人 | 40,000円 |
| 9,000㎡超 | 500人超 | 50,000円 |
金額だけを見るとかなり安く感じますが、これはあくまでJASRAC管理楽曲の使用料のみです。NexTone管理楽曲や管理外楽曲を流す場合は、この金額にさらに上乗せが必要になります。
また、CDをPCやUSBなどにコピーして流す場合は、著作権使用料とは別に「複製権」の手続きが必要で、さらに費用がかかります。手持ちのCDをそのままCDプレーヤーで再生する分には複製権の手続きは不要です。

JASRACとの契約が完了すると、下記のような「著作権使用許諾ステッカー」が郵送されます。
このステッカーは店内の目につく場所(入口近く・レジ周辺など)に貼っておくのが推奨されます。第三者から「この店はBGMの著作権処理をしているのか?」と指摘された場合の証明として機能します。
前述のとおり、日本の音楽著作権はJASRAC以外にNexToneも管理しています。JASRACへの申請だけでは足りない場合があり、NexTone管理楽曲はJASRAC契約ではカバーされていません。
NexTone管理楽曲を店舗で使う場合は、NexToneの公式サイトから別途申請が必要です。ただし店舗BGMサービスは、サービス側の包括契約や自社楽曲などで著作権処理を済ませているため、サービスを利用すればこの煩雑さからは解放されます。
そのため、手続きの手間を減らしたい場合は 方法1の著作権管理団体への申請手続き不要の店舗BGMサービス が選択肢になります。

JASRACの使用料規程では、医療施設・福祉施設・教育機関・従業員のみを対象とした事務所などでのBGM利用は、当分の間使用料が免除されていますが、飲食店・美容室・小売店・ホテル・商業施設は免除対象外で申請・支払いが必要です。自店舗がどちらに該当するかをまず確認してください。
| 施設種別 | JASRAC BGM使用料 | 根拠 |
|---|---|---|
| 病院・診療所・介護施設 | ⭕ 免除(当分の間) | JASRAC使用料規程 |
| 教育機関 | ⭕ 免除(当分の間) | JASRAC使用料規程 |
| 福祉施設 | ⭕ 免除(当分の間) | JASRAC使用料規程 |
| 従業員のみを対象とした事務所・工場 | ⭕ 免除(当分の間) | JASRAC使用料規程 |
| 飲食店・美容室・小売店・ホテル | ❌ 申請必要 | 店舗面積・規模で変動 |
| 商業施設・大型店 | ❌ 申請必要 | 店舗面積・規模で変動 |
JASRAC使用料が免除される施設であっても、個人サブスクをそのまま流す行為には別のリスクが残ります。
つまり、JASRAC使用料が免除される施設であっても、個人向けのサブスクをそのまま流すと規約違反になる可能性が残るのです。
上記の理由から、医療・福祉・教育機関・オフィスのような免除対象施設を含めて、著作権管理団体への申請手続き不要の店舗BGMサービスを使うのがもっとも無難な選択肢です。
違法となる可能性が非常に高いです。
まず、Spotifyで配信されている楽曲の多くはJASRAC等の著作権管理団体の管理対象です。これらの著作権曲を使用料を支払わずに店舗で流す行為は、著作権法違反(違法)に該当します。店舗BGMの場合は演奏権・公衆送信権の侵害となり、刑事罰や損害賠償の対象になります。
さらに、それとは別にSpotifyを店舗で流す行為はサービス側との利用規約違反にもあたります。Spotifyの利用規約には「個人および非営利目的でのみ使用できる。バー、レストラン、学校、店舗、サロン、ダンススタジオ、ラジオ局などの事業所で、公にSpotifyを放送または再生することはできない」と明記されています。利用規約違反は民事上の契約違反であり刑事罰の対象となる「違法」とは区別されますが、アカウント停止や損害賠償請求の対象になります。
OKではありません。
まず、これらのサービスで配信されている楽曲の多くはJASRAC等の著作権管理団体の管理対象です。使用料を支払わずに店舗で流した場合は、著作権法違反(違法)にあたり、刑事罰や損害賠償の対象になります。
加えて、Amazon Music・Apple Music・LINE MUSIC・YouTube Music・AWAなどの個人向け音楽ストリーミングサービスはすべて利用規約で商用利用を禁止しており、店舗で流せばサービス側との契約違反になります。利用規約違反自体は刑事罰の対象ではありませんが、アカウント停止や損害賠償請求の対象となる可能性があります。
違法となる可能性が非常に高いです。
YouTubeで配信されている楽曲の多くはJASRAC等の著作権管理団体の管理対象です。使用料を支払わずに店舗で流せば、著作権法違反(違法)となり、刑事罰や損害賠償の対象になります。YouTubeには違法アップロードされた楽曲や、商用利用条件が配信者ごとに異なる「著作権フリー」動画も存在するので、店舗BGMとして使う前に必ず各動画のライセンスを確認してください。
さらにYouTubeの利用規約は個人利用(非商用)を前提としており、店舗BGMとして公衆に向けて再生する行為は利用規約違反にもあたります。これは刑事罰の対象ではありませんが、アカウント停止や損害賠償請求の対象となる可能性があります。
著作権法違反の刑事罰は、個人なら10年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金(あるいはその両方)、法人なら3億円以下の罰金が上限です。加えて、民事上の損害賠償請求や差止請求が行われるケースもあるため、実際の金銭的負担はさらに大きくなる可能性があります。
なお、2018年の札幌地裁判決では、刑事罰ではなく民事上の損害賠償(約3万1千円)の支払いと管理楽曲の演奏禁止が命じられています。
「個人向け」のサブスク(Spotify・Apple Music等)は商用利用不可です。「業務用」「店舗用」を明示しているサブスクサービス(USEN・OTORAKU・STORES BGM など)を契約すれば、商用利用が可能です。
契約前に、サービスの利用規約やFAQに「店舗・事業所での再生が可能」と明記されているかを必ず確認してください。
店舗BGMの場合、著作権使用料を支払う義務は店舗の運営者(オーナー・法人)にあります。テナントで入居している場合も、テナント側(お店の運営者)が支払うのが原則です。
業務用サブスクBGMサービスを契約している場合は、月額料金に著作権使用料が含まれているため、店舗側が別途JASRACに支払う必要はありません。STORES BGMのように、オリジナル楽曲が中心で著作権管理団体が管理する楽曲を配信していないサービスの場合は、そもそも管理団体への使用料が発生しません。
「フリーBGM」「著作権フリー」と書かれていても、商用利用可能かどうかは配布サイトごとにルールが異なります。たとえば以下のような条件が付いている場合があります。
必ず各サイトの利用規約を事前に確認し、不明な場合は問い合わせてから使ってください。複数のフリーBGMサイトを併用すると規約管理が煩雑になるので、著作権管理団体への申請手続き不要のサブスクサービスにまとめるほうが結果的にラクです。
1曲ごとにJASRAC公式の J-WID(作品データベース検索サービス) で検索すれば、その楽曲がJASRAC管理かどうかを確認できます。検索は J-WID公式ページ から無料で利用できます。
ただし、JASRAC非管理楽曲がすべて自由に使えるわけではありません。NexToneが管理している楽曲や、著作者が個別管理している楽曲は、それぞれに申請・許諾が必要です。現実的には1曲ずつ調べるより、店舗BGMサービスを使うほうが確実です。
関連記事:店舗BGMどうしてる?店内音楽の流し方とおすすめサービス11選【2026年版】
関連記事:病院・クリニックBGMの効果と音楽ジャンル・おすすめサービス7選【2026年版】

店内BGMの著作権ルールは複雑に見えますが、要点は次の2つだけです。
個人向けのSpotifyやApple Music、YouTubeを店舗で流すのは、著作権的にもサービスの利用規約的にもNGです。バイトスタッフが無意識に流してしまうケースも多いので、店舗BGMのルールを明文化してスタッフ全員に共有することが、リスク対策としても大切です。
この記事で紹介した3サービスのうち、STORES BGM(7日間)とOTORAKU(登録月無料・最大31日間)には無料トライアルがあります。USENは、公式サイトで確認できる範囲(2026年10月時点)では無料トライアルの記載が見当たらないため、問い合わせ時に確認してください。各サービスの料金・楽曲数・機能を比較しつつ、試せるサービスはまず無料トライアルで自分のお店に合うかどうか試してみるのが、失敗しない選び方の近道です。
迷ったら、月額980円〜(2年プラン・月額換算・税込)・クレジットカード登録不要で7日間無料トライアルができる STORES BGM がおすすめです。オリジナル楽曲が中心で、著作権管理団体が管理する楽曲は配信していません。著作権管理団体への申請手続きは不要です。飲食店・美容室・サロン・クリニック・オフィスなど全業種に対応した業種別プレイリストが揃っており、はじめての店舗BGM導入でもすぐにスタートできます。
→ STORES BGM 公式サイトで7日間無料トライアルを申し込む
※ 本記事は2026年10月時点の公開情報をもとに作成しています。料金・プラン・利用規約は各社が随時更新するため、契約前には必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。

STORES BGM サービスカタログ
著作権管理団体への申請不要で使える店舗BGMアプリ「STORES BGM」について、機能・特徴やプレイリスト、料金などについてご紹介しています。