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オリジナルグッズ制作・販売ガイド|小ロット業者から販売まで

STORES マガジン編集部
オリジナルグッズ制作・販売ガイド|小ロット業者から販売まで

ハンドメイド作家やブランドオーナーがオリジナルグッズを作って販売したいと考えたとき、「どこで作れば良いか分からない」「最低何個から発注できるのか」という疑問が最初の壁になりがちです。現在は1個から制作できるサービスや小ロット専門の印刷業者が充実しており、個人でもグッズ展開をかんたんに始められる環境が整っています。

本記事では、グッズの種類と選び方から業者の使い分け、デザインデータの準備、価格設定、ネットショップでの販売まで、実践的な手順を解説します。

制作できるオリジナルグッズの種類と特徴

オリジナルグッズは大きく4つのカテゴリに分けられます。自分のデザインや作品の世界観に合ったカテゴリを選ぶことで、購入者への訴求力が高まります。

カテゴリ代表的な商品特徴
アパレル系Tシャツ、トートバッグ、パーカー単価が高く利益を取りやすい
ペーパー・フラット系ステッカー、ポストカード、ポスター小ロットが安価で送料コストも低い
アクリル・樹脂系アクリルキーホルダー、アクリルスタンドファン向けグッズとして需要が高い
雑貨・日用品系マグカップ、スマホケース、クッション日常使いで手元に置いてもらいやすい

カテゴリ選びのポイントは「どんなシーンで使われるか」を具体的に想定することです。イベントや展示会での即売を想定するなら、持ち運びやすく手頃な価格のステッカーやポストカードが適しています。ブランド認知の拡大を目的とするなら、日常的に目に触れるトートバッグやTシャツが有効です。ターゲット層の年齢・趣味・購買傾向に合わせてグッズを絞り込みましょう。

プリントオンデマンドと小ロット発注の違い

オリジナルグッズを制作する方法は、大きく「プリントオンデマンド(POD)」と「小ロット発注」の2つに分かれます。それぞれ特徴が異なるため、目的や販売規模に応じて使い分けることが重要です。

プリントオンデマンド(POD)

注文が入るたびに1点ずつ製造・発送するサービスです。スズリ(SUZURI)などが代表的なサービスとして知られています。在庫を持つ必要がないため、初期費用ゼロでスタートできるのが最大のメリットです。

売れ残りのリスクもなく、試しにどんなデザインが売れるかを確かめる段階に向いています。デメリットは1点あたりの単価が高くなるため、利益率が下がる点です。

小ロット専門の印刷・製造業者

10〜50個程度から発注できる専門業者を活用する方法です。ラクスル(ステッカー・カード類)、グッズラッシュ(アクリル・アパレル系)など、グッズのジャンルに特化した業者が多数あります。ロット数が増えるほど単価が下がるため、一定量が売れると分かった商品に適しています。製造後の梱包・発送は自分でおこなう必要があるため、PODより手間はかかります。

初めてグッズ制作に取り組む場合は、まずPODで市場の反応を確認し、売れ筋が分かった段階で小ロット発注に切り替えるステップアップが失敗しにくい進め方です。

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製造方法別のコストと発注の目安

グッズの種類によってコスト構造が異なります。主な製造方法とコスト感の目安を以下に整理しました。

製造方法最小ロット目安単価目安(1点あたり)
POD(スズリ等)1個〜1,500〜4,000円
ステッカー印刷(ラクスル等)50〜100枚〜30〜150円/枚
アクリルキーホルダー10〜30個〜300〜800円/個
Tシャツ小ロット印刷10〜30枚〜1,200〜2,500円/枚

PODは発注コストがかからない分、1点あたりの単価が高くなります。一方、小ロット発注はロット数に応じて単価が下がりますが、売れ残った場合のリスクが発生します。

在庫リスクを最小限にするためには、事前にSNSでアンケートをとる、または「予約販売」形式で注文数を確認してから発注する方法が有効です。特に初めて展開するグッズや新デザインでは、予約販売を活用して需要を確認してから製造に入ると、余剰在庫を防ぐことができます。

デザインデータの準備と入稿のポイント

グッズ制作でトラブルになりやすいのが「入稿データのミス」です。業者によって要求されるデータ形式や仕様が異なるため、事前に確認した上で作業を進めることが重要です。

ファイル形式と解像度

印刷物にはAdobe IllustratorのAIファイル(ベクターデータ)が推奨されることが多く、拡大・縮小しても画質が劣化しません。PNGやJPEGを使用する場合は、解像度を350dpi以上に設定することが必要です。

低解像度の画像データを使うと印刷後にぼやけた仕上がりになるため、スマートフォンで撮影した写真をそのまま使うのは避けましょう。

塗り足しとカラーモード

印刷物では、データの外側に「塗り足し(ブリード)」と呼ばれる余白を設ける必要があります。業者ごとに指定が異なる(一般的には3〜5mm)ため、テンプレートファイルを事前にダウンロードして確認することを推奨します。

また、カラーモードはRGBではなくCMYKで設定することが基本です。RGBで制作すると、モニターで見た色と印刷後の色が大きく異なる場合があるため注意しましょう。

原価計算と価格設定の考え方

オリジナルグッズの価格設定は「原価 × 2〜3倍」を目安にスタートする方法が一般的ですが、グッズの種類や購入者層によって適切な価格帯は異なります。

原価として計算に含めるべき項目は以下のとおりです。

  • 製造原価:印刷・製造費(1点あたりの単価)
  • 資材費:梱包袋・緩衝材・ダンボールなどの梱包材
  • 送料負担分:送料を販売者が負担する場合は原価に含める
  • 販売手数料:ネットショップサービスの手数料(例:5.5%〜)

これらを合計した金額が「最低限回収すべきコスト(原価)」です。ここに適切な利益を乗せた金額を販売価格とします。

グッズの購入者は、希少性・ブランドへの愛着・デザインへの共感から価格を判断する傾向があります。過度に安くするとブランドの価値を下げる可能性もあるため、競合グッズの価格帯を調査した上で適正価格を設定することが大切です。

複数点をまとめ買いする場合の割引セットを設定したり、関連するグッズをセット販売したりすることで、1回の取引あたりの顧客単価を高める工夫も有効です。

著作権・商標権への注意点

オリジナルグッズを販売する際は、デザインに使用する素材の著作権・商標権に注意することが必要です。知らないうちにルール違反を犯してしまうケースがあるため、事前に確認しておきましょう。

自作デザインと外部素材の利用

自分で制作したイラストや写真であれば、原則として問題ありません。ただし、無料素材サイトやフリーフォントを使用する際は、商用利用の可否と利用条件を必ず確認します。「個人利用のみ可」と定められた素材を商用グッズに使用するとライセンス違反になるため注意が必要です。

二次創作グッズを販売する場合

アニメ・ゲーム・アーティストなど既存の著作物を元にした二次創作グッズをネット上で不特定多数に販売することは、原則として著作権者の許可が必要です。「イベントでの頒布」と「ネットショップでの常時販売」では法的な扱いが異なる場合があるため、公式が二次創作ガイドラインを公開しているかどうかを確認し、その範囲内で活動することを推奨します。

著名ブランドのロゴ・商標

ブランドのロゴや商標をデザインに組み込んで販売することは、商標権の侵害に該当します。既存ブランドへのオマージュ的なデザインも問題となる場合があるため、独自デザインを追求する姿勢が重要です。

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STORES ネットショップ でオリジナルグッズを販売する

STORES ネットショップ では、オリジナルグッズをかんたんに販売できます。製造が完了したら、商品写真・説明文・価格を入力するだけで販売ページを作成でき、ショップのデザインを自由にカスタマイズしてブランドの世界観を表現したストア作りが可能です。

在庫管理や注文管理も STORES 上で一元化できるため、複数の商品ラインナップを持っていても効率よく運営できます。フリープランは月額費用なしで開設でき、販売手数料は5.5%〜です。売上規模が大きくなってきた段階でスタンダードプラン(手数料3.6%〜)へ切り替えることで、コストを最適化できます。

イベント・ポップアップ出店と組み合わせる場合は、 STORES 決済 を活用することで、現場でのカード決済・QRコード決済にも対応できます。ネットと実店舗販売をシームレスにつなげることで、より多くの販売機会を作れます。

まとめ

オリジナルグッズは、プリントオンデマンドや小ロット専門業者を活用することで、在庫リスクを抑えながら個人でも制作・販売できる時代になっています。まずはPODで市場の反応を確認し、売れ筋が掴めてきたら小ロット発注に移行するステップアップが、無駄なコストを抑えた進め方です。

デザインの著作権・商標権を確認した上で、オリジナリティのあるグッズ展開を設計していきましょう。

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