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2025-12-16
2026-01-16

ハンドメイド販売に資格は必要?売上アップに直結する人気資格7選と「取るべき人」を徹底解説

STORES マガジン編集部
ハンドメイド販売に資格は必要?売上アップに直結する人気資格7選と「取るべき人」を徹底解説

「ハンドメイドの作品をネットショップで販売したいけれど、資格がないとダメ?」
STORES ネットショップ や、minneなどの普及により、誰もが気軽にハンドメイド作品を販売できるようになりました。しかし、同時に資格の必要性やメリットに悩む方も多いでしょう。

この記事では、ハンドメイド販売における資格の正しい位置づけから、資格が必要となるケース、そして売上アップに貢献する具体的な人気資格7選と、それらを効果的に集客・販売に活かす方法を、徹底的に解説いたします。

ハンドメイドショップの開業については、「ハンドメイドショップの開業のガイド | 必要な準備・届け出・販売方法を徹底解説」の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ハンドメイド販売に「資格」は必要か?

まず、ハンドメイド作品を販売する事業を始めるにあたり、資格の要否について正確に理解しましょう。

販売自体に「必須の資格」は原則不要です

アクセサリー、レジン雑貨、編み物、刺繍などの一般的なハンドメイド作品の制作・販売は、基本的に特別な国家資格や公的資格は不要です。

これは、ハンドメイド作品の販売が「個人の技術や趣味の延長線上にある創作物の販売」と見なされるためです。誰でも思い立ったらすぐにネットショップを開設し、商品を販売することができます。

資格が必須となる例外ケース(食品、化粧品、医療機器など)

しかし、取り扱う商品によっては、法律で定められた資格や許可が必須となるケースがあります。これらを無視して販売した場合、法的な罰則や業務停止の対象となる可能性があるため、特に注意が必要です。

商品カテゴリ 必須となる許可・資格の例 関連法規
食品・菓子 菓子製造業許可、食品衛生責任者 食品衛生法
酒類 酒類販売業免許 酒税法
化粧品、薬用石鹸 化粧品製造販売業許可など、薬事法(薬機法)の遵守 薬機法
中古品 古物商許可証 古物営業法
家庭用電気製品 電気用品安全法(PSEマーク)の遵守 電気用品安全法

例えば、アイシングクッキーや焼菓子を販売する場合、製造する場所が「菓子製造業の営業許可」を取得している必要があり、その施設ごとに「食品衛生責任者」の配置が義務付けられています。自宅のキッチンで作って販売することはできません。

ハンドメイドで売れるものについては、「ハンドメイドで売れるもの22選!簡単に売れる商品やポイントを解説」の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

資格よりも重視すべき「法的要件」

資格の有無に関わらず、ハンドメイド販売を行う全てのオーナー様が遵守すべき「法的要件」があります。

① 特定商取引法(特商法)の遵守

ネットショップ運営者は、販売価格、送料、返品特約、事業者の氏名・住所・電話番号などを記載したページ(特商法に基づく表記)を設けることが法律で義務付けられています。

STORES ネットショップ などのサービスを利用すれば比較的かんたんに設定できますが、この記載がないと違法となるため、必ず確認しましょう。

特定商取引法(特商法)については、こちらの記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。

② 著作権・肖像権の侵害防止

キャラクター生地の使用、著名なブランドロゴの模倣、アーティストの作品のコピーなどは、著作権や商標権の侵害にあたります。

必ずオリジナル作品を販売するか、利用許諾を得た素材のみを使用してください。

③ PL法(製造物責任法)の意識

製造・販売した商品に欠陥があり、それによってお客様が怪我をしたり損害を被ったりした場合、製造者として責任を問われる可能性があります。

特にベビーグッズやお子様向けの商品、肌に触れるものは、「安全性の確保」を最優先に考えましょう。

資格はなくても「有利」になる!資格がもたらす3つのメリット

販売自体に資格は不要とはいえ、資格を取得することで得られるメリットは計り知れません。資格は、あなたのビジネスを次のステージへ引き上げるための強力な「梃子の原理」として機能します。

お客さまへの「信頼性・安心感」の訴求(差別化)

数多のネットショップが並ぶ中で、お客さまは「誰から買うか」「どの作品を選ぶか」を慎重に判断しています。

  • 資格なし: 「趣味で作っている人の作品かな?」
  • 資格あり:〇〇協会認定講師の作品だから、技術と品質が保証されている」

特に資格名には「認定」「講師」「プロフェッショナル」といった言葉が含まれることが多く、これらをプロフィールや商品ページに明記するだけで、競合ショップとの差別化が図れます。お客様は「安心」を買うため、この安心感こそが購入の後押しとなります。

専門知識の証明と安全性・品質の確保

資格取得のプロセスでは、単に作品を作る技術だけでなく、その分野の体系的な知識を習得します。

  • レジン系: 適切な換気方法、アレルギー対策、硬化不良の原因と対策など、安全に関する知識。
  • アロマ系: 精油の禁忌事項、肌への影響、ブレンドの専門知識など。

これらの知識は、お客様への適切な使用方法の説明や、万が一のトラブル回避に直結します。「プロとして安全に配慮している」という姿勢は、クレーム防止やショップのブランド価値向上に貢献します。

技術力向上と自信の獲得

独学では限界がある技術も、資格講座を通じて体系的に学ぶことで、飛躍的に技術力が向上します。

  • 新たな技術の習得: 独学では難しいプロのテクニックや、最新の素材の扱い方を学ぶことができます。
  • 制作の質の均一化: 資格のカリキュラムを通じて、すべての作品の品質を一定レベル以上に保つための基準が明確になります。

技術力と知識が向上することで、オーナー様自身の「自信」にも繋がり、それが作品作りやお客様への対応にも表れて、ショップ全体の質を高めます。

「資格」の種類と位置づけ

ハンドメイド分野で耳にする「資格」には、いくつかの種類があります。資格を販売にどう活用するかを決めるために、その位置づけを理解しておきましょう。

国家資格・公的資格

国や地方公共団体が認定・実施する資格です。非常に信頼性が高いのが特徴ですが、ハンドメイド作品の販売に直接結びつくものは限定的です。

  • 例: 貴金属装身具技能士(国家資格)、ジュエリーコーディネーター(公的資格)など。

民間資格・認定資格(ハンドメイド系の主流)

特定の協会、企業、団体が独自に認定・付与する資格です。ハンドメイド分野の資格のほとんどがこれに該当します。

  • 特徴: 資格の名称や取得難易度は団体によって大きく異なりますが、特定のジャンル(レジン、クレイ、キャンドルなど)の専門技術と知識の習得を証明します。
  • 選び方: 運営歴が長く、認知度が高い協会や団体の資格を選ぶと、お客様への訴求力が上がります。

技術認定と講師認定:販売と教育の違い

民間資格の中には、大きく分けて2種類あります。

技術認定(スキルアップ系) 講師認定(インストラクター系)
証明するもの その分野の一定レベルの技術力と知識 技術指導と教育ができる能力
活用シーン 作品の制作・販売時の品質保証 ワークショップや教室の運営

販売のみを目的とする場合は「技術認定」で十分ですが、将来的に「ハンドメイド教室」を開き、人に教えることで収益を得たい場合は「講師認定」の取得が必須となります。

売上アップに直結する!ハンドメイド販売におすすめの人気資格7選

ここでは、ネットショップでの販売促進や、将来的な事業拡大に特に役立つ、具体的な資格をカテゴリ別に紹介します。

アクセサリー・レジン系

最も人気のあるジャンルで、競合が多いため資格による差別化効果が高い分野です。

資格名(例) 取得メリット
UVレジンアクセサリー認定講師 適切な素材の選び方、気泡や曇りのない制作技術を証明。初心者への指導にも役立ちます。
ジュエリーデザイナー検定 宝飾品としての知識、デザインの基礎、素材(貴金属や宝石)の専門知識を証明。高価格帯の商品販売に有利。

アロマ・石鹸・キャンドル系(安全性と知識が重要)

肌に触れるもの、火を使うものは、安全性に関する知識が特に求められます。

資格名(例) 取得メリット
アロマワックスバー認定講師 アロマワックスバーの知識、火を使わない安全なワックス製品制作技術を証明。
アロマテラピー検定 アロマの知識の基礎を証明。商品を「癒し」の観点から説明する際に説得力が増します。

布・刺繍・編み物系

洋裁や裁縫の技術力を客観的に示すことで、作品の「縫製の丁寧さ」をアピールできます。

資格名(例) 取得メリット
手芸普及協会 講師資格 キルト、編み物、刺繍など、各分野の高度な技術と指導力を証明。作品の質の高さを保証できます。

総合・多分野に対応できる資格

特定の技術だけでなく、販売戦略やデザインセンスなど、ビジネススキルに直結する資格です。

資格名(例) 取得メリット
ハンドメイド販売士 ネットショップの集客、価格設定、写真撮影など、販売のノウハウを学べる。作品制作と並行してビジネス力を高めたい場合に最適。
色彩検定 色に関する専門知識を証明。作品の色合わせや、ネットショップのデザイン、写真撮影での色選びに役立ち、ユーザーの購買意欲を刺激できます。

資格取得を検討すべき「3つのケース」

資格は、闇雲に取るのではなく、あなたのビジネス課題を解決するために取るべきです。

特に以下の3つのケースに該当する場合、資格取得を強くおすすめします。

客単価を上げたい場合(プロフェッショナル性の証明)

現在、商品の価格設定に悩んでいて、「自分の作品に自信を持って値付けができていない」と感じる方は、資格取得を検討しましょう。

  • 課題: お客さまから「ちょっと高い」と言われる、もしくは競合との価格競争に陥っている。
  • 資格の効果: 資格は、あなたの技術や知識が「独学レベルではない」ことを証明します。プロフィールに「〇〇協会認定の高度な技術で制作」と記載することで、作品の価格を適正に引き上げることができます。資格にかかった費用を、客単価の上昇によって回収する戦略です。

教室・ワークショップの開催を目指す場合(講師資格)

販売と並行して「教える」ことで収入源を増やしたい場合、講師資格は必須です。

  • 収益の多角化: 販売収入に加え、レッスン料や認定証発行料といった「教育ビジネス」の収入源を得ることができます。
  • 販売への相乗効果: 教室を通じてお客さまと直接交流することで、商品へのフィードバックを得たり、生徒さんが将来的にリピーターになったりする相乗効果が生まれます。

競合との差別化が難しいジャンルで活動している場合

誰もが参入しやすいジャンル(例:シンプルなレジンアクセサリー)では、単なる写真の美しさだけでは限界があります。

  • 課題: 他のショップとのデザイン的な違いを打ち出しにくい。
  • 資格の効果: 「海外の伝統的な技術を習得した認定証」や「特殊な素材の使用資格」など、付加価値の高い資格を取得することで、「このショップにしかない理由」を作り出すことができます。

資格を効果的に「集客・販売」に活かす具体的な方法

資格を取得したら、それをただ履歴書のように羅列するのではなく、集客と売上アップに繋がるように戦略的に活用することが重要です。

ネットショップ(STORES ネットショップ など)での資格表示方法

お客さまが最も安心して購入できる場所、つまりネットショップ内で資格情報を目立つように記載しましょう。

① ショップ紹介文・Aboutページ

  • 記載場所: お店のTOPページや、「Aboutページ」など。
  • 記載内容: 「〇〇協会認定講師として、プロの技術と安全基準に基づき、心を込めて制作しています。」のように、資格名と、それがお客さまに与えるメリットをセットで記載します。

② 特定商取引法(特商法)の備考欄(任意)

特商法には必須ではありませんが、より信頼性を高めるために、特商法ページの下部などに「古物商許可番号(該当する場合)」や「食品衛生責任者の氏名(該当する場合)」などを記載することで、法的要件の遵守をアピールできます。

③ 商品ページの説明文

全商品に書くのではなく、高価格帯の作品や、特殊な技術を用いた限定品の商品説明文に、「〇〇資格保有者によるブレンドです」「認定技術を用いた特別な加工を施しています」といった形で具体的な優位性を記載します。

SNS・プロフィールでの訴求術

新しいお客さまは、SNS(Instagramなど)を経由してショップに流入する可能性があります。

① プロフィール欄(Bio)に明記

InstagramやX(旧Twitter)のプロフィール欄は、資格をアピールする最重要箇所です。

  • 記載例: 「〇〇認定講師 / 30代の暮らしを彩るアロマ雑貨」
  • 効果: 検索された際や、フォローするか迷っているユーザーに対し、一目で**「専門家」**であることを伝えられます。

② 資格取得までのプロセスをリールで発信

資格取得は立派なコンテンツです。

  • リール動画のテーマ: 「資格を取るために練習したこと」「資格認定証が届いた日」「資格取得で変わったこと」など。
  • 効果: 資格取得の裏側を見せることで、商品をよくするために「努力している人」として共感を呼び、フォロワーとのエンゲージメントを高めます。

価格設定への反映(資格を持つことによる付加価値)

資格は、作品の付加価値として価格設定してもいいかもしれません。

  • 値付けの根拠: 資格取得で得た知識(例:アレルギーに関する知識、耐久性に関する知識)は、作品の「保証料」のようなものです。この知識があるからこそ、お客さまに安心して長く使ってもらえるため、その分を価格に反映させます。
  • 比較対象との差別化: 単なる「趣味作品」の価格帯ではなく、「プロフェッショナルの作品」としての価格帯を設定しましょう。

まとめ:資格は「販売の道具」である

ネットショップでの販売は、いますぐ、資格がなくても始めることができます。資格取得に時間をかけるあまり、販売開始が遅れるのはもったいないことです。

まずは STORES ネットショップ でネットショップを開設し、作品を販売し始めましょう。そして、「お客さまからの信頼をさらに得たい」「客単価を上げたい」という明確な課題が見えたときに、その課題を解決するための資格を戦略的に取得してみてもいいかもしれません。

資格を「お守り」として持つのではなく、あなたの「技術と知識の保証書」として、集客と売上アップの強力な武器として活用しましょう。

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