「自分の描いたイラストを仕事にしたい」と考えるクリエイターにとって、現在は個人でも手軽にネット販売を始められる環境が整っています。しかし、グッズ販売やデータ販売、受注制作など手法は多様で、自分に合うプラットフォーム選びが成功の鍵となるでしょう。
本記事では、イラスト販売の主要な3つの方法や、STORES ネットショップ などの推奨サイト比較、失敗しないコツを解説します。自分らしい販売方法を見つける参考にしてください。
イラストをネット販売するには
イラストの販売方法は、大きく分けて3種類あります。自分の制作スタイルや確保できる作業時間に合わせて、最適な手法を選びましょう。
オリジナル作品をネットショップで販売する
自分のイラストを「モノ」として形にし、商品化して販売する方法です。原画の販売はもちろん、イラストをプリントしたTシャツ、スマホケース、ポストカードなどのグッズ展開もあります。
在庫を持つリスクはありますが、自分のブランド世界観を最も表現しやすく、ファン層を構築しやすいのが特徴です。最近では、注文が入ってから製造・配送を代行する「オンデマンド印刷サービス」とネットショップを連携させることで、在庫を一切抱えずに自身のオリジナルグッズを販売できる仕組みも整っており、初心者でも挑戦しやすい環境になっています。
ネットショップの作成方法はこちらの記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください
ダウンロード素材を販売する
描いたイラストをデジタルデータ(PNG、JPEG、AI形式など)として販売する方法です。一度アップロードすれば、同じデータが何度も購入されるため、ストック型の収入源になります。
用途は、Webサイトの素材、SNSのアイコン、プレゼン資料、デジタルプランナーの装飾など多岐にわたります。配送の手間や在庫管理が一切不要で、購入後すぐにお客さまへ商品が届くため、利便性が高いのが魅力です。
ただし、競合が多いため、特定のターゲット(例:ビジネス用、可愛い女性向けなど)に向けた使い勝手の良い素材を揃える工夫が求められます。
受注制作でイラストを販売する
お客さまから個別にリクエストを受け、希望に沿ったイラストをゼロから描き上げる「オーダーメイド」の販売方法です。SNSのアイコン作成、YouTubeのキャラクターデザイン、結婚式のウェルカムボードなど、特定のニーズに応えます。
お客さまと対話しながら進めるため、「世界に一つだけの作品」を提供でき、単価を高く設定しやすいのがメリットです。制作には時間と労力がかかりますが、スキルを直接収益に変えられるため、クリエイターとしての実績作りにも最適です。納期管理やコミュニケーション能力が重要になる、サービス型の販売形式と言えます。
オリジナル作品をネットショップで販売する場合におすすめの方法
イラストを商品として販売する場所(プラットフォーム)選びは、売上や作業効率に大きく影響します。集客力のある「モール型」と、自由度の高い「ショップ開設型」のそれぞれの特徴を比較し、自分にぴったりのサービスを見つけましょう。
STORES ネットショップ
STORES ネットショップ は、専門知識がなくてもデザイン性の高いネットショップを無料で開設できるサービスです。特にイラストレーターに推奨される理由は、デジタルコンテンツ販売機能が充実している点にあります。
おすすめな理由
操作が非常にシンプルで、デジタルデータの販売設定も数クリックで完了します。また、Instagram販売連携など集客をサポートする機能も豊富です。
手数料・サービス料
フリープランの場合、月額料金は無料で、商品が売れた際に発生する決済手数料は5.5%〜(2025年時点)です。ベーシックプラン(月額2,980円)にアップグレードすると、決済手数料を3.6%〜に抑えることができ、売上が伸びてきた際も利益を最大化しやすい構造になっています。
Creema
Creemaは、月間2,200万人がサイトを訪れる日本最大級のハンドメイドマーケットプレイスです。「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアな世界を創ろう」をミッションにしており、一点物の原画やこだわりのグッズを求める層が集まっています。
おすすめな理由
既に「質の高い作品を探している購入者」がサイト内に集まっているため、自分で一から集客しなくても作品を見つけてもらいやすい(モール型特有の集客力)のが最大の強みです。
手数料・サービス料
月額利用料は無料ですが、商品が売れた際に販売手数料として10.67%(作品・素材の場合。食品は15.4%)が発生します。手数料は比較的高めですが、広告や特集への掲載チャンスがあり、露出を増やしたいクリエイターに適しています。
BASE
BASEは、拡張機能「BASE Apps」を組み合わせて、自分だけの多機能なショップを作れるサービスです。独自のブランドを確立したいクリエイターに支持されています。
おすすめな理由
グッズ制作のAppを利用すれば、画像をアップロードするだけで在庫を持たずにオリジナルグッズを作成・販売できます。ショップのデザインカスタマイズ性が高く、自分らしい「お店」を作りたい方に向いています。
手数料・サービス料
スタンダードプランは月額無料で、売上ごとに決済手数料3.6%+40円、さらにサービス利用料3%がかかります(合計約6.6%+40円)。月額16,580円のグロースプランであれば、決済手数料2.9%のみ(サービス料0円)となり、大規模な販売を行う際に非常に有利な料金体系となっています。
ダウンロードごとに報酬を受け取りたい場合におすすめ
イラストAC
質の高いフリー素材を提供する、イラストのアップロード&ダウンロードサイトです。イラストがDLされれば1回に付き3.56円、『安全マーク認証+AI学習素材利用許可』を行えば、1回に付き4.6円の報酬を得られる仕組みです。年賀状に特化した『年賀状AC』、シルエットに特化した『シルエットAC』もあります。
ユーザーの種類は、無料会員の他、低価格で上限枚数なしのプレミアム会員があります。低コスト・使い勝手の良さから個人・法人・官公庁まで幅広く使われており、描いたイラストに目を留めてもらえる可能性は高いでしょう。
またイラストACに登録すれば、メッセージ機能の利用も可能です。ユーザーからダイレクトに依頼が来ることもあり、より多くの仕事受注も期待できます。
PIXTA
クリエイターがアップロードしたイラストや写真を素材としてユーザーに提供する、ストックイラスト・フォトサイトです。ユーザーがクリエイターの素材を購入した場合、規定に則って『獲得クレジット』が支払われます。10クレジット以上貯まると換金が可能です。
ただし、会員登録しただけではイラストのアップロードはできません。PIXTAでイラスト販売するには審査を通過する必要があり、『ストック素材に適さない』と見なされるとリジェクトされます。
イラストを作成する際はPIXTAの規定をしっかりと確認し、トリミングミスや誤植・タグの付け忘れ等がないように注意することが必要です。
依頼を受けてイラストを制作・販売したい場合におすすめの方法
SKIMA
クリエイター登録を行うと、自分が描いたイラストを出品したりイラストの仕事を受注したりできるようになります。オリジナルキャラクターを販売するカテゴリもあり、自身の世界観を大切にしたいクリエイターに向いています。
SKIMAに登録料等は必要ありませんが、取引が成立すると販売総額に応じて11~22%の販売手数料がかかります。コンビニ決済にした場合はコンビニ決済手数料、振込手数料も必要です。
なお、出品ページはTwitterやInstagramなどと直につながっています。出品が完了したら、ページからそのままSNSにシェア・アピールできます。
ネットショップでイラストを販売してみよう
オリジナルイラストで収入を得る方法は、マーケットストアやクラウドソーシングサービスの活用だけではありません。自身のネットショップを開いて、デジタルデータとして販売可能です。
「ネットショップは難しそう」と敷居高く感じている人は、ネットショップがかんたんに作れる STORES ネットショップ を活用してみてください。コストゼロで、自由度の高いショップをかんたんに作れます。
STORES ネットショップ でのイラスト販売について見ていきましょう。
STORES ネットショップ はデジタルコンテンツに対応
STORES ネットショップ は、インターネットの知識がない人でも、気軽にネットショップを構築できるサービスです。初期費用・月額料金無料でスタートできるため、「とりあえず試してみたい」という人のニーズにも応えられます。
ショップの商品について『現物限定』という決まりはなく、デジタルコンテンツのみの販売も可能です。管理画面で『ダウンロード販売』を有効にすれば、デジタルコンテンツのダウンロード販売ができるようになります。
STORES ネットショップ にイラストを登録する際は、アイテム登録のときに『デジタル』を選択し、ファイルをアップロードするだけでOKです。購入してくれた人には自動のサンキューメールでダウンロードボタンが提示されるので、個別にURLを送って…等のフォローは必要ありません。
商品が売れた場合は、決済手数料として代金の5.5%が差し引かれます。(フリープランの場合)
受注生産商品の設定もかんたん
顧客の要望に応えたイラストを提供したい場合は、『受注生産』で販売するとよいでしょう。
STORES ネットショップ は『予約販売』『販売期間の設定』が可能です。これらの機能を使えば一定数の注文が入ってからイラスト作成に取り掛かれる上、納品までの納期をしっかりと確保できます。受注数管理がしやすく、効率的にショップを運営できるでしょう。
いずれの機能も、アドオンで機能を有効にするだけで適用されます。商品を登録するときに具体的な販売期間の設定を行ったり、発送予定日の入力を行ったりしましょう。入力内容を適切に保存すれば、特に何もしなくてもブラウザ上で予約販売と販売期間の限定が実行されます。
やりたいことに合わせてイラスト販売方法を選ぼう
イラスト販売方法としては、ストックイラストサイト・マーケットサイト・クラウドソーシングサービスなどがあります。登録料・手数料・規約等はサービスによってまちまちなので、詳細をきちんと確認しておくのがベターです。
また、自身がショップオーナーになってイラストを販売したい場合は、ネットショップ構築サービスを構築するのもおすすめです。得意のイラストをデジタルコンテンツとして販売したり、オリジナルグッズを作って販売したりしましょう。
STORES ネットショップ の豊富な機能・デザインを使えば、理想のネットショップをオープンすることも難しくありません。まずは料金がかからないフリープランから始めてみてはいかがでしょうか。
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