
今回は、茨城県古河市にあり、地域に根ざし幅広い客層に愛されるカフェ「Le Caf'e Neuf(ル カフェ ヌフ)」を運営する中村さまにお話をお伺いしました。Le Caf'e Neufさまは、STORES のモバイルオーダー・POSレジ・キャッシュレス決済を導入されています。(取材は2026年4月に実施)
Le Caf'e Neufは2017年にオープンしたカフェです。東京ではなかなか実現できない広さと自然環境を活かし、「フランスの田舎」のような、ゆったりと過ごしていただける空間づくりを大切にしています。テーブル席はもちろん、子連れのお客さまにくつろいでいただける座敷スペース、ワンちゃんとご一緒できる屋外テラス、ワークショップを開ける開放スペースまで、さまざまな居場所がひとつの店内に同居しているんです。
平日は近隣のママさんや主婦のお客さまに、土日にはファミリーや若いカップル、50代以上の方まで、幅広い年代の方に足を運んでいただいています。
第一に意識しているのはお客さまに提供した時に笑顔になっていただけるような料理作りを心がけています。野菜を中心としたランチプレートが看板商品ですが、男性のお客さまにも満足いただけるようお肉のメインも欠かさずご用意しています。子連れのお母さまから「ここなら気兼ねなく過ごせる」と言っていただけるような空間とメニューを、少しずつアップデートしてきました。

STORES 導入前は、他社のシステムで、モバイルオーダー・POSレジ・決済端末をまとめて運用していました。操作や管理がシンプルでしたし、既に一定期間利用していました。ただ、店舗を10年運営していると、メニュー構成や時間帯ごとの運用、セット商品の出し方など、お店ならではの「細かいルール」がでてきます。そのルールとシステムを合わせていくことがだんだん難しくなり、現場でかかえる困りごとが少しずつ大きくなっていきました。
特に大きかったのは、セット商品まわりのオペレーションです。たとえばランチセットには「お好きなドリンク」が付きます。以前利用していたシステムでは、ランチセットを選んでも、メイン料理とドリンクをそれぞれ別のタブから注文する必要がありました。そのため、メインは注文できてもドリンクを頼み忘れるケースが、毎日複数回発生していたんです。
キッチンで注文漏れに気づくこともあれば、お会計時や、帰宅後のお客さまからのご連絡で初めて発覚することもありました。お客さまにご迷惑をおかけするのはもちろん、その対応に時間が取られていたので、スタッフ全員が「なんとかしなければ」と感じていた課題です。

以前のシステムでは、たとえば「ティラミス」1つをとっても、ランチセット用・カフェタイム用・単品用と、用途ごとに別々に登録する必要がありました。在庫数も用途ごとに個別設定が必要な上に、各用途の在庫は連動しないため、1個売れるたびにすべての在庫数を手動で更新する作業が発生していたんです。
当然どこかで調整漏れがあり、売り切れているのにシステム上では販売ができてしまう、といった課題が日常的に起きていました。スタッフの誰が見ても直感的に管理できる仕組みに変えたい、というのが正直な気持ちでした。
課題に感じていたセット商品の組み立てが柔軟にできることに加えて「これはいいな」と感じたのは、入金サイクルが短いことです。前のシステムは月末締めの翌月末入金で、たとえば4月末の売上が入金されるのは5月末という状態でしたが、STORES の手動入金なら数日後には入金されます。お店側で入金の頻度や金額を柔軟に組み立てられる点も大きな魅力でした。
その流れで、月額の利用料と決済手数料を含めたトータルのコストが、以前よりも全体的に抑えられること。そしてもうひとつが、もともと課題に感じていた、セット商品の組み立て方の柔軟さでした。「セット内でドリンクを必ず選択していただく」という構造が組めるとわかったとき、ドリンク漏れの根本解決につながると感じたんです。この点が見えたことで、検討していた選択肢の中から STORES に決めることができました。

まずは、毎日のように起きていたセット注文でのドリンクの選択漏れが、ゼロになったことです。ドリンクを選ばないと注文を確定できない仕組みに変わったことで、お客さまは自然にドリンクを選んでくださるようになりました。スタッフが確認のためにお席へ走る必要もなくなり、毎日のストレスがひとつ消えた感覚です。 そのうえで、お客さまからも「メニューが見やすくなった」「迷わず頼めるようになった」というお声をいただいています。時間帯に合わせてランチとカフェタイムのメニューが自動で切り替わるので、「いま何が頼めるんだろう?」と迷うこともない。お客さまにとってもより良い体験を提供できるようになったと感じています。
セットの中にデザートの選択肢も入れられるようになったことで、追加注文が増えました。スタッフの声掛けでお勧めするのも大事ですが、モバイルオーダーは“急かさない提案”ができるのが強みだと感じています。お客さまが自分のペースで、気になるものを選べる導線が作れました。今後こうした追加注文が積み重なり、客単価も少しずつ上がっていくと期待しています。
今までは用途別に在庫登録が必要でしたが、すべて共通の在庫として自動で管理できるようになりました。営業中に1個売れたときも、在庫を調整する操作が必要ありません。自動管理になったことで、現場の作業負担が減ったのはもちろん、調整漏れによる在庫管理のミスや、本当は売り切れているのに販売できてしまうといった販売ミスも起こらなくなりました。
クレジットカード決済の速さには、本当に感動しました。以前の決済端末では、決済処理に6〜7秒かかってしまうことが日常的にありましたが、今は1秒もかからず完了します。カード決済が当たり前になっている飲食店だからこそ、この数秒の積み重ねがお客さまの体験に直結します。「待たせている」という心理的なストレスがなくなり、会計時のスタッフの振る舞いに余裕が生まれました。

ここ数年で力を入れてきたのが、マルシェの開催です。出展者さまが店舗を盛り上げてくださり、その出展者さまがまたお客さまを連れてきてくださる、そんな循環が少しずつできてきました。子ども向けの企画や季節ごとのワークショップも続けていきたいですし、コロナ前まで実施していたディナー営業も、改めて再開する準備を進めているところです。
私たちが目指しているのは、「子連れでも気兼ねなく行けるカフェって嬉しい」と感じていただける居場所であり続けることです。空間づくりやメニュー開発はもちろん、注文・会計といった裏方の体験まで、お客さまにストレスのない仕組みに整えていきたい。STORES に切り替えてから、その部分が大きく整いました。空いた時間や心の余裕を、お客さまへの接客や新しいメニューづくりにあてていきたいですね。
セット商品が多いお店や、時間帯でメニューが変わるお店ほど、モバイルオーダーやレジをつくり込めるシステムを選ぶ価値があると感じています。注文の漏れや在庫の手戻りといった、現場の小さな疲れの原因を仕組みで解決できると、毎日の営業がぐっと楽しくなります。私たちも、セット商品の組み立て方や在庫管理をひとつの仕組みに集約したことで、毎日の悩みがいくつも消えていきました。気になっている機能があれば、迷わず一度試してみてほしいと思います。
