ネットショップで売上を作るためのファーストステップとして、お客さまに来店してもらうこと=集客 はとても重要です。なかでも、アプリ利用者数が多いInstagram は、ネットショップの運営初心者から上級者まで、幅広い層に集客ツールとして使われています。
しかし、実際に運用してみると「なかなかフォロワーが増えない」「どんな投稿をすればいいかわからない」「どの機能を使えばいいかわからない」といった悩みが出てきたり、フォロワーがすでにたくさんいる方も、「以前よりInstagram からの流入が減ってきてしまった…」という問題に直面することがあります。
こうしたお悩みを解決するために、正しい運用ポイントを押さえていきましょう。この記事では、Instagram の機能・使い方を以下4つに分け、ご紹介しています。
① フォローされやすいプロフィール作り
② アカウントの拡散方法
③ フォロワーとの接点作り
④ ネットショップへの来店購入促進
※ ③④は本編、①②は「【中級・上級者向け】Instagram を集客に活用しよう Part1」にてご紹介しています
フォロワーとの接点作り
アカウントがフォローされたあとは、Instagram から定期的に情報を届けることで来店を促し、購入してもらうことが重要です。
しかし、1人の利用者が平均500以上のアカウントをフォローしていると言われている今の時代において、工夫をしなければ自分の投稿が見落とされてしまう可能性もあります。
そこで、おすすめなのがストーリーズ投稿とフィード投稿。特に、Instagram 利用者に閲覧されやすいストーリーズ投稿は、フォロワーとの接点を増やすのにとても効果的です。
ストーリーズ投稿
ストーリーズ投稿欄の左上(1番みられる場所)に、自分の投稿が常に表示されることが重要です。そのためには、投稿の頻度・ストーリー内の仕掛け作りを意識して運用していきましょう。

1)投稿の頻度
1日最低5回以上を目安にしましょう。
Instagram アプリが開かれやすい時間帯(8時/12時/15時/18時/21時)ををねらい、投稿していくことが重要です。
2)ストーリーズ内の仕掛け作り
Instagram はフォロワーとのコミュニケーション頻度を重要視しています。
コミュニケーション頻度を計測する1つの指標が、ストーリーに対するリアクション。
ストーリーズ投稿に対するいいねボタンはもちろん、スタンプでのリアクション、アンケートスタンプへの回答、ストーリーズ経由で送られてくるDMなども、コミュニケーション頻度の高さを計測する指標となっています。
これらのリアクションがもらえると、「フォロワーとコミュニケーションを頻繁に取る、良いアカウント」として判断され、ストーリー投稿欄の左上に表示されやすくなります。
多くのリアクションをもらえるような仕掛けを取り入れた投稿をしていくことが重要です。
ストーリー投稿の機能にあるリアクションスタンプを活用していきましょう。
フィード投稿
Instagram の通常投稿は、ブランドの雰囲気を伝えるだけではなく、ストーリーやリール動画では伝えられなかった内容を、写真とテキストで表現することができます。
また、24時間で消えてしまうストーリー投稿に対してフィード投稿は常に閲覧できるので、最近の日付での投稿がされていることで、きちんと運営されているという安心感を、お客さまに感じてもらう役割も果たしています。
これらを踏まえ、フィード投稿は1日1投稿を目指しましょう。難しい場合は3日に1回くらいのペースでも問題はありません。きちんと投稿を続けることを意識してください。
投稿時間は、20:00 〜 22:00がおすすめです。
Instagram Live
Instagram Liveは、Instagram アプリを通してLive配信することができる機能です。
ライブ配信を見ながら視聴者が配信者にコメントや質問を投稿する機能が備わっており、配信者はその場で回答できます。そのため、フォロワーとのコミュニケーションをはかるには最適のツールです。
明るく映るよう照明を照焚いたり、配信の進行表を考えるなど、準備に手間と時間がかかりますが、商品の魅力や特徴をリアルタイムで伝えることができるため、より購入に繋がりやすいというメリットがあります。
Instagram の運用に慣れてきたら、絶対に使ってほしい機能の1つです。
ネットショップへの来店・購入促進
ストーリー投稿やフィード投稿をとおしてお客さまとの接触頻度が増えてきたら、ネットショップへの来店を促し、さらに購入してもらうための工夫も実践していきましょう。
購入意欲を高める仕掛け作り
ここで実施すべきことは、ストーリー・リール・フィードの全ての投稿に、「欲しい」という気持ちが高まるようなコメントを記載するのがおすすめです。
具体的な商品の推しポイントはもちろん、在庫数のシェアや販売期間の終了タイミングなど「いま買わないと売り切れてしまうかも…」といった気持ちを促す内容にしましょう。
最短ルートの動線準備
「マネキンが着ている服が欲しいな…」と思っても、売り場を見つけることができず、諦めて帰ってしまった…という経験があると思います。ネットショップでも、同じ現象が起こりえます。
店員さんにその場で確認できる店舗とは異なり、ネットショップはお客さま自身で商品を探してもらわなければなりません。だからこそ、購入意欲のあるお客さまが、欲しい商品が見つけられずに購入を諦めてしまうことを防ぐために、商品ページまでの最短ルートを用意することが重要です。
ストーリー・リール・フィードの全ての投稿に、ショッピングタグをつけることがおすすめです。
Instagram のショッピング機能は、Instagram のアプリ内でネットショップの支払い手続きまでおこなうことができます。アプリを閉じて、商品をサイトで探して…といった煩わしい作業がないため、「買いたい」という気持ちのまま商品購入ページまで誘導することができる点が、ショッピング機能のよいところです。
購入率が伸び悩んでいる方にもおすすめの方法です。
まとめ
今回、Instagramにおいてのフォロワーとの接点作りや、ネットショップへの来店購入促進についてご紹介しました。
Instagram の運用方法に悩んでいる方は、ご紹介したストーリーズやフィード投稿を使い分けてみましょう。