更新日
2025-07-01

タブレットPOSレジのおすすめ12選!メリット・デメリットやポイントを説明

STORES Magazine編集部
タブレットPOSレジのおすすめ12選!メリット・デメリットやポイントを説明

近年、飲食店や美容院などでは、店舗運営を効率化するため、タブレットPOSレジの活用が進んでいます。従来のレジ機能に加え、タブレットPOSレジでは、売上分析や在庫管理など、さまざまな機能が搭載されている点が魅力です。

この記事では、数あるタブレットPOSレジの中から厳選した、おすすめ12選をご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、選定の参考にしてください。

タブレットPOSレジのおすすめ12選

タブレットPOSレジには多くの選択肢があり、どれを選べば良いか迷う方も多いことでしょう。ここでは、おすすめのタブレットPOSレジ12選をご紹介します。

STORES レジ

「STORES レジ」は、ネットショップと実店舗の運営を一元管理できるクラウド型POSレジアプリです。フリープランでは初期費用・月額費用が無料で、スモールスタートにも適しています。

キャッシュレス決済との連携や在庫管理機能も備わっており、効率的な店舗運営を目指したい方にもおすすめです。レジの設計もシンプルで分かりやすく、商品画像のアイコンをタップするだけでかんたんに操作できます。

特徴 ネットショップとの連携が可能
初期費用 0円
月額費用 フリー:0円
ベーシック:4,950円(税込)
(30日間無料)
対応OS iPadOS

関連リンク:POSレジの導入なら、無料ではじめられる STORES レジ

おすすめポイント

ネットショップとの連携機能が充実しており、在庫管理や売上データの一元化が可能です。オンラインとオフラインの販売を効率的に運営できます。

また、キャッシュレス決済に対応しているため、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。フリープランでは初期費用や月額費用が無料で利用できるため、導入コストを抑えたい店舗にとっても最適です。

気になるポイント

「STORES レジ」はiPad専用のアプリであるため、iPhoneやAndroid端末では利用できません。また、ベーシックプランは店舗ごとに契約が必要で、複数店舗を運営する場合には費用が高くなる可能性があります。

スマレジ

「スマレジ」は、iPadやiPhoneを活用して初期費用0円から利用できるクラウド型POSレジです。基本的なレジ機能に加え、売上分析・在庫管理・顧客管理など、店舗運営に必要な機能が充実しています。

複数のプランが用意されており、業種や規模に応じて選択可能です。

特徴 高機能で柔軟なプラン選択が可能
初期費用 0円
月額費用 スタンダード:0円
プレミアム:5,500円(税込)
フードビジネス:12,100円(税込)など
対応OS iOS、iPadOS

おすすめポイント

無料プランでも基本的なPOSレジ機能が利用できるため、初めて導入する店舗にも適しています。売上や在庫データもリアルタイムで確認でき、効率的な店舗運営が可能です。

また、飲食店向けの「フードビジネスプラン」や小売業向けの「リテールビジネスプラン」など、業種に特化したプランが用意されています。全国にショールームがあり、実際に機器を試せるのも安心材料でしょう。

気になるポイント

iPadやiPhoneに対応していますが、Android端末では利用できません。また、無料プランでは商品登録点数に制限があるため、商品数が多い店舗には不向きな場合があります。

さらに、高度な機能を利用するには有料プランへのアップグレードが必要で、月額費用が高くなることも考えられます。

Airレジ

「Airレジ」は、リクルートが提供する無料のPOSレジアプリです。初期費用や月額費用がかからず、手軽に導入できます。

iPadやiPhoneで利用でき、売上管理や在庫確認も無料プランの範囲内で行えます。キャッシュレス決済にも対応しているほか、各種会計ソフトなどさまざまなサービスとの連携も可能です。

特徴 無料で基本機能が利用可能
初期費用 0円
月額費用 0円
対応OS iOS、iPadOS

おすすめポイント

初期費用や月額費用が無料で、コストを抑えたい店舗に最適です。会計ソフトや予約管理システムとの連携が可能で、業務全体の効率化をサポートします。

これから開業を考えている方には、必要なツールが一式揃った「Airレジ開業支援セット」もおすすめです。

気になるポイント

iOS・iPadOS端末専用のため、Android端末では利用できません。また、無料で利用できる一方で、レシートプリンターやキャッシュドロワーなど周辺機器の購入が必要になる場合があります。

キャッシュレス決済を利用する際には、別途「Airペイ」の申し込みや審査が必要である点に注意しましょう。

Square POSレジ

「Square POSレジ」は、初期費用・月額費用が無料で利用できるクラウド型POSレジです。キャッシュレス決済に対応しており、店舗運営を効率化するための機能を備えています。

複数店舗の管理や在庫管理、売上分析など、幅広い業務をサポートします。

特徴 無料で基本機能が利用可能
初期費用 0円
月額費用 フリー:0円
プラス:サービスにより異なる
プレミアム:要問合せ
対応OS iOS、iPadOS、Android

おすすめポイント

無料のSquareアカウントを作成するだけで利用開始でき、初期費用もかかりません。キャッシュレス決済・売上分析・在庫管理など、高機能が無料で使い続けられる点がメリットです。

また、オフラインモードを備えているため、インターネット環境が不安定な場合でも利用できます。導入手続きがかんたんで、最短で申し込んだ当日から使用できる点も魅力です。

気になるポイント

決済手数料が発生するため、利用頻度が高い店舗ではコストが膨らむ可能性があります。また、払い戻しの際やオフラインモードの際に、一部の支払い方法しか対応していない点も注意が必要です。
さらに、決済端末の購入が必要な場合があり、初期投資が発生することもあります。

POS+(ポスタス)

「POS+(ポスタス)」は、業種に特化した機能が充実しているクラウド型POSレジです。飲食店・小売店・美容サロンなど、幅広い業種に対応しています。

売上管理や在庫管理、顧客管理などの基本機能に加え、豊富なオプションサービスを備えている点も魅力です。非接触型のオーダーやセルフレジ機能も利用可能で、業務効率化を実現します。

特徴 業種特化型の高機能POSレジ
初期費用 0円〜
月額費用 14,000円(税別)〜
対応OS iOS、iPadOS、Android

おすすめポイント

iOS端末とAndroid端末の両方に対応しているため、既存の端末を活用しやすい点がメリットです。業種ごとに特化したプランが用意されており、飲食店向けの「POS+ food」や美容サロン向けの「POS+ beauty」など、必要な機能を的確に選べます。

また、365日電話サポートや全国対応の駆けつけサービスも提供されており、導入後も安心です。

気になるポイント

月額費用が比較的高めに設定されており、特に小規模店舗やコストを重視する事業者には負担となる場合があります。また、クレジット決済端末との連動に一部制限があるため、対応可能な決済方法を事前に確認することが必要です。

NECモバイルPOS

「NECモバイルPOS」は、飲食店向けに特化したクラウド型POSレジで、サブスクリプション型のサービスとして提供されています。小規模店舗から大規模チェーンまで幅広く対応可能です。

売上管理や顧客管理、在庫管理などの基本機能に加え、多店舗運営に便利な機能を備えています。市場変化に合わせた定期的なバージョンアップも特徴的です。

特徴 飲食店特化型の高機能POSレジ
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対応OS iOS、iPadOS

おすすめポイント

飲食店の業務効率化をサポートする、多彩な機能が備えられています。たとえば、複数店舗の商品設定を一括で変更できる機能や、モバイルオーダー、デリバリー注文管理など、非接触型の運営を実現する機能が充実しています。

また、2ヶ月に1度の頻度で無償バージョンアップが行われるため、常に最新の状態で利用可能です。24時間365日のコールセンター対応や全国規模のフィールドサポートが整えられており、導入後も安心して利用できます。

気になるポイント

初期費用や月額費用が公開されておらず、詳細を確認するには問い合わせが必要です。また、導入に際しては専用機器の購入が必要となる場合があり、初期投資が発生する可能性があります。

機能が豊富である分、店舗の規模や業態に応じた適切なプラン選定が大切です。

ユビレジ

「ユビレジ」は、シンプルで直感的な操作性を持つクラウド型POSレジです。飲食店・小売店・サービス業など幅広い業種に対応しており、売上管理や分析、複数店舗の管理ができます。

無料プランから利用できるため、初めての導入にも適しています。

特徴 多機能で直感的な操作性
初期費用 0円
月額費用 ユビレジプレミアムプラン:6,900円(税抜)〜 など
対応OS iPadOS

おすすめポイント

「カンタンがいちばん」をコンセプトに設計されており、誰でも直感的に操作できる点が魅力です。売上管理や分析機能が充実しており、複数店舗のデータをリアルタイムで集計できます。

また、キャッシュレス決済にも対応しており、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、顧客の利便性を向上させます。

気になるポイント

iPadOSのみ対応のため、iPhoneやAndroid端末では利用できません。また、「在庫管理」や「QRオーダー&決済」「ハンディ」などの機能はオプションで、追加費用が発生する場合があります。

ワンレジ

「ワンレジ」は、元飲食店経営者が開発した飲食店専用のタブレットPOSレジです。直感的な操作性と豊富な機能が特徴で、売上管理・顧客管理・勤怠管理など、飲食店運営に必要な業務を一元化できます。

セルフオーダー用タブレットや専用ハンディが含まれるプランもあり、店舗運営を効率化します。

特徴 飲食店特化型のPOSレジ
初期費用 要問合せ
月額費用 10,000円(税別)
対応OS iOS、Android

おすすめポイント

飲食店の現場での使いやすさを追求しており、直感的な操作が可能なため、アルバイトスタッフでもすぐに使いこなせます。タイムカード自動給与計算機能や日報自動作成機能など、業務効率化に役立つ機能が充実している点もメリットです。

また、24時間365日対応のコールセンターがあるため、トラブル時にも安心して利用できます。ITに不慣れな方でも、安心して導入しやすいでしょう。

気になるポイント

初期費用が公開されておらず、問い合わせが必要です。また、飲食店専用の設計であるため、他業種での利用には適さない場合があります。

CASHIER

「CASHIER」は、安定した稼働とシンプルな操作性を兼ね備えたクラウド型POSレジで、飲食店や小売店など幅広い業種で利用されています。自動アップデート機能と直感的な画面遷移により、IT機器の操作に自信がない方でも使いやすいと評判です。

店舗導入実績は2,000台以上、年間10,000台のイベント稼働実績があり、多くの場面で信頼されています。

特徴 安定稼働と直感的な操作性
初期費用 ハードウェア購入:¥79,800〜(スタータープランの場合)
レンタル:¥8,400/月〜(スタータープランの場合)
月額費用 スタータープラン:0円
プロフェッショナルプラン:¥4,400(税込)など
対応OS 専用端末

おすすめポイント

基本機能が自動でアップデートされるため、常に最新の状態で利用できます。オプション機能も豊富で、必要な機能だけを選んで導入できる点が魅力です。ネットショップとの連携が可能で、オンライン販売と店舗運営を一元管理できます。

また、モバイルオーダープランを活用すれば、非接触型の注文管理ができ、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。導入から運用まで徹底したサポートが付いているため、安心して利用できます。

気になるポイント

専用端末を使用するため、既存のタブレット端末は使用できません。ハードウェアによってはレンタルではなく購入のみとなるため、初期費用が発生します。

また、オプション機能を追加する場合には、月額費用が高くなる点も考慮が必要です。

USENレジ

「USENレジ」は、業態ごとに特化した機能を備えたタブレットPOSレジです。飲食店、理美容院、小売店、治療院・整体院向けの4種類が用意されています。

店舗運営に必要な機能を網羅し、導入から運用まで手厚いサポートが特徴です。全国に拠点があり、専門スタッフによる案内や見積もり発行も対応してくれます。

特徴 業態特化型POSレジ
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対応OS USENからモニターや専用端末を購入する必要あり

おすすめポイント

業態ごとに特化した機能が充実しており、飲食店向けの「USENレジ FOOD」では、オーダー管理や売上分析などの機能が備わっています。また、手厚いサポート体制があり、導入時の設置や操作トレーニング、トラブル対応まで安心して任せられます。

光回線や集客ツールなど、店舗運営に必要なサービスを包括的に提供している点も魅力です。

気になるポイント

初期費用や月額費用が公開されておらず、詳細を確認するには問い合わせが必要です。また、セルフ形式での導入ができないため、専門スタッフによる案内を受ける必要があります。

さらに、指定アクセスポイント(Wi-Fi機器)以外はサポート外であるため、USENが指定する機器を購入する必要がある点に注意が必要です。

stera pack POS

「stera pack POS」は、決済端末とPOSレジ機能が一体化したオールインワンのシステムです。専用端末「stera terminal」を使用し、30種類以上のキャッシュレス決済に対応しています。

コンパクトな設計で、レジ周りをすっきりさせられるだけでなく、在庫管理や売上分析などの機能も充実しています。

特徴 オールインワン端末で多機能
初期費用 0円
月額費用 9,900円(税込)
対応OS 専用端末

おすすめポイント

初期費用不要で導入できるため、コストを抑えたい店舗に最適です。専用端末「stera terminal」は、キャッシュレス決済や現金決済に対応しており、レシートプリンターも内蔵されています。

また、販促アプリ「おみせポケット」を無料で利用でき、クーポン配布や顧客管理がかんたんにおこなえます。端末の修理や交換が無料で対応されるため、万が一のトラブル時にも安心です。

気になるポイント

専用端末を使用するため、既存タブレットの利用はできません。また、3年間の契約縛りがあります。

さらに、Wi-Fi利用も可能ですが、通信やセキュリティの面では有線LAN接続が推奨されています。

でん票くん

「でん票くん」は、飲食店専用に設計されたWEB POSレジサービスで、注文伝票の電子化を実現します。無線LAN環境があれば、市販のタブレットやスマートフォンを活用して導入可能です。

オーダーエントリーやキッチンモニター機能を標準装備しており、飲食店の業務効率化に貢献します。

特徴 飲食店特化型のWEB POSレジ
初期費用 11,000円(税込)
月額費用 プリンター接続なし:1,100円(税込)〜
プリンター接続あり:2,200円(税込)〜
対応OS iOS、iPadOS、Android

おすすめポイント

飲食店の業務効率化を目的に設計されており、注文受付から配膳、会計までを一元管理できます。リアルタイムでのデータ分析が可能で、売上や在庫の状況を把握しやすい点が魅力です。

また、専用端末を必要とせず、市販のタブレットやスマートフォンを活用できるため、導入コストを抑えられます。無線LAN環境が整っていれば、店舗規模を問わず利用可能です。

気になるポイント

無線LAN環境が必須であるため、ネットワーク環境が整っていない店舗では導入が難しい場合があります。プリンターやドロワーなどの周辺機器は別途購入が必要で、初期費用が増加する可能性があります。また、12ヶ月単位の年1回払いです。電話サポートは有償対応となるため、頻繁にサポートを利用する場合にはコストが増加する可能性があります。

「STORES レジ」がおすすめな点

「STORES レジ」は、ネットショップと実店舗の管理を一元化できる点が、他製品と比較しても大きな強みです。オンライン販売とオフライン店舗運営を効率的に組み合わせられ、在庫管理や売上データもまとめて管理可能です。ネットショップを併用している店舗や、オンライン集客を活用したい店舗にも適しています。

また、フリープランが用意されており、初期費用ゼロで導入可能であるため、コストを抑えたい店舗や開業予定の方にもおすすめです。操作画面や使い方もシンプルで、直感的に操作いただけます。

最初は無料のタブレットPOSレジでも問題ない?

多くの事業者にとって、無料のタブレットPOSレジはコスト削減の面でのメリットが大きいでしょう。ただし、選ぶ際には注意したいポイントもあります。

無料のタブレットPOSレジを導入するときのポイント

無料のタブレットPOSレジの導入を検討する際は、必ず無料版で利用可能な機能を確認し、店舗運営に必要な機能が揃っているかを見極めることが大切です。

また、多くの無料POSレジでは広告を表示して収益を得ていますが、「広告表示が業務に影響しないか」「表示内容や頻度は適切か」をチェックしましょう。

情報流失を防ぐためにも、顧客情報の管理やセキュリティ対策が適切に実施されているかも重要なポイントです。

タブレットPOSレジのメリット

タブレットPOSレジを導入することで、店舗運営を効率化することができます。ここでは、4つの主なメリットについて解説します。

導入費用を抑えることができる

タブレットPOSレジは、従来型のPOSレジよりも初期費用を大幅に削減できる点が特徴です。専用のPOSターミナルやレジスターを購入する必要がなく、手持ちのタブレットにアプリをインストールするだけで導入できます。

また、クラウドベースのシステムを利用している場合は、遠隔管理やオンラインサポートを受けやすく、運用コストも抑えやすいです。補助金や助成金を活用すれば、導入費用をさらに軽減できます。

使用開始の手間が少ない

導入に際しても、アプリをダウンロードしてインストールするだけと、かんたんに使用を開始できます。従来のPOSレジのように専用のハードウェアを購入したり、複雑な設定を行ったりする必要がないため、短期間での導入が可能です。

また、設置する場所をとらないため、散らかりがちなレジ周りをスッキリさせられます。持ち運びもしやすいため、イベントや展示会などの一時的な利用にも対応可能です。さらに、Wi-Fiや通信環境さえあれば、場所を選ばずに使用できます。

アップデートが容易、または自動化されている

タブレットPOSレジでは、アプリやソフトウェアのアップデートがオンラインでかんたんに行え、常に最新の機能を利用できます。特別な知識や操作を必要としないため、システム管理の負担が軽減されるでしょう。

また、クラウド型サービスを採用している場合、法改正や規制変更に対応するアップデートが自動で行われるため、法的なコンプライアンスも確保されます。新機能が追加されるたびに自動でアップデートされることも多く、利便性の向上も期待できるでしょう。

リアルタイムでの数値管理が可能に

決済が行われるたびに、売上データがタブレットPOSレジ上で更新されるため、リアルタイムで売上状況を把握できます。業務終了後に売上を集計する手間が省け、効率的な管理が可能です。

また、販売時に在庫数が自動的に反映されるため、スタッフが一つずつ数える手間も必要ありません。データをもとに商品の補充や発注ができるため、欠品を防ぐことにもつながるでしょう。特定の商品や時間帯の売上動向を分析し、販売戦略の改善にも役立ちます。

タブレットPOSレジのデメリット

メリットが多いタブレットPOSレジですが、導入にあたってはいくつか注意したい点があります。ここでは、デメリットとなり得る2つのポイントについて解説します。

安定したインターネット環境が必要

タブレットPOSレジはクラウド型のシステムを利用するため、安定したインターネット環境が必要です。接続が不安定な場合、取引データの送受信に遅延が生じることがあり、顧客対応に支障をきたす可能性があります。

そのため、インターネット環境の整備やバックアップ対応が必要です。また、災害や通信障害が発生した際には、レジ機能が停止してしまうリスクもあります。

端末・タブレットや周辺機器が別途必要

タブレットPOSレジを導入する際には、対応するタブレット端末を用意する必要があります。アプリの互換性によっては、特定の機種やOSが求められる場合もあり、手持ちの端末が使用できないことも考えられます。

また、レシートプリンターやバーコードリーダー、現金のやり取りが発生する場合はキャッシュドロワーなどの周辺機器も別途購入が必要です。業務内容によっては複数の機器を用意しなければならず、機器同士の接続互換性を確認しておく必要があります。

タブレットPOSレジやシステム連携でできること

タブレットPOSレジは、売上や在庫の管理だけでなく、予約システムやシフト調整機能を備えるなど、その多機能性が特徴的です。ここでは、主な4つの機能について解説します。

キャッシュレス決済

タブレットPOSレジは、専用のカードリーダーやバーコードリーダーと連携することで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、幅広いキャッシュレス決済に対応できるようになります。これにより、スムーズな会計が可能です。

店舗スタッフによる現金管理の手間が削減できるだけでなく、会計ミスも減らせます。また、お客さまにとっても便利でニーズにこたえる支払い方法と言えるでしょう。

予約管理システム

タブレットPOSレジには、予約管理機能が搭載されているものもあり、店舗の予約状況をリアルタイムで把握できます。ダブルブッキングを防ぐなど、効率的な予約対応が可能です。

また、予約データは顧客情報と連携して管理されるため、リピーターの獲得や顧客満足度の向上にもつながります。さらに、ネット予約や電話予約の情報を一元化することで、スタッフの負担を軽減し、店舗運営をスムーズにすすめることが可能です。

シフト機能

シフト機能が備わったタブレットPOSレジでは、スタッフの出勤・退勤管理やシフト作成をかんたんにおこなえます。スタッフ間のシフト調整がスムーズになり、労務管理の効率化が図れます。

また、シフトデータは勤怠管理や給与計算にも活用できるため、経営者にとっても役立つ機能でしょう。シフト表の共有機能を活用すれば、スタッフ全員がスケジュールを把握しやすくなり、チーム全体の連携も向上します。

在庫管理機能

在庫管理機能が備わったタブレットPOSレジでは、在庫数がリアルタイムで更新されるため、必要なタイミングで最新の情報を確認できます。販売データと連動しているため、欠品や過剰在庫を防ぐなど、効率的な在庫管理が可能です。

また、複数店舗を運営している場合でも、店舗間の在庫移動をかんたんに管理でき、全体の在庫状況を一元的に把握できます。

タブレットPOSレジが効果的なオススメの業種

タブレットPOSレジは、業種を問わず店舗運営を効率化する便利なツールですが、特に飲食業・小売業・サービス業での導入が効果的です。ここでは、それぞれの業種におけるメリットについて詳しく解説します。

飲食業

飲食業では、タブレットPOSレジの導入により業務効率化と顧客満足度の向上が期待できます。たとえば、客席に設置されたタッチパネル式のオーダー端末を利用すれば、お客さまが直接注文を行えるため、スタッフの負担を軽減できます。

またキャッシュレス決済にも対応しているため、会計がスムーズに進み、非接触型のやり取りが可能です。売上や在庫データもリアルタイムで管理できるため、繁忙期の在庫不足を防ぎ、効率的な店舗運営を実現することができます。

小売業

レジスペースが狭くなりがちな小売業では、コンパクト設計のタブレットPOSレジが適しています。店舗内のスペースを有効活用できるだけでなく、移動販売やイベント時にも活用可能です。

軽減税率対応や商品分類機能を備えている端末では、スムーズな会計処理が期待できます。ネットショップとの連携により、オンライン販売と店舗販売を統合的に管理できる点も、小売業における大きなメリットです。

サービス業

サービス業では、タブレットPOSレジの機能が店舗運営を効率化し、顧客満足度の向上に役立ちます。たとえば、美容院やネイルサロンでは、予約管理機能を活用することでスケジュールが調整しやすくなり、予約ミスを防ぐことが可能です。

また、顧客の来店履歴や施術履歴を一元管理できるため、サービスの質を高めることにつながります。

タブレットPOSレジを選ぶポイント

タブレットPOSレジには数多くの選択肢があり、どの製品が良いか迷ってしまう方も多いことでしょう。自店舗に最適なものを選ぶには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは、選定時に注目すべきポイントを解説します。

対応する機種やOS、決済サービスを確認する

タブレットPOSレジは、サービスごとに対応する機種やOSが異なるため、事前の確認が必要です。たとえばiPad専用のアプリもあれば、Android端末にも対応しているものもあります。OSのバージョンによっては利用できない場合もあるため、最新の端末を用意することが推奨されます。

また、対応する決済サービスも重要なポイントです。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、顧客のニーズに合った決済方法に対応しているかを確認しましょう。

必要な機能と、コストのバランスを取る

タブレットPOSレジには、売上管理・在庫管理・予約管理などさまざまな機能が搭載されていますが、必ずしもすべての機能が必要とは限りません。自店舗の業態や規模に応じて、必要な機能を見極め、それに見合ったプランを選ぶことが大切です。

また初期費用や月額料金、周辺機器の費用など、コスト面も考慮する必要があります。無料プランや低コストで導入できるサービスもあるため、予算に合わせて選択しましょう。将来的な拡張性も視野に入れ、長期的な運用を見据えた選定をおすすめします。

他のシステムとの連携を確認する

タブレットPOSレジを選ぶ際には、他のシステムとの連携性も確認したいポイントです。たとえば、予約管理システムや会計ソフト、在庫管理システムとスムーズに連携できるかを確認しましょう。これにより、業務の効率化が図れるだけでなく、データの一元管理が可能になります。

また、クラウド型のサービスであれば、複数店舗のデータをリアルタイムで共有できるため、経営状況を瞬時に把握したい場合にも役立つでしょう。

まとめ

タブレットPOSレジは、店舗運営を効率化するための利便性の高いツールです。レジ機能に加えて売上分析や在庫管理、顧客管理など幅広い機能が備わっています。クラウド型サービスが主流となっており、リアルタイムでデータを管理できる柔軟性が魅力です。

また、専用設備が不要であるため、導入費用を抑えつつ、店舗規模や業態を問わず利用できます。省スペース設計や持ち運び可能な端末により、固定店舗だけでなくイベントや移動販売でも活用しやすいでしょう。

ただし、製品によって対応機能や料金体系は異なるため、自社の課題や運営スタイルに最適なシステムを選定することが大切です。効率的な運用で業務の生産性を高め、顧客満足度の向上を目指しましょう。

お役立ち資料

STORES スタンダードプラン

レジ・決済を含む、お店に必要な7つの製品を月額3,300円と驚きの決済手数料でご利用いただけます。

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