更新日
2025-06-25

美容室のネット予約のメリットとは?電話予約とどっちがいい?おすすめの予約システムもご紹介!

STORES Magazine編集部
美容室のネット予約のメリットとは?電話予約とどっちがいい?おすすめの予約システムもご紹介!

店舗規模の大小を問わず、美容室でネット予約を導入することには利点があります。たとえば個人店の場合、施術中に電話が鳴っても速やかな対応ができにくく、お客さまを逃してしまう可能性があるでしょう。ネット予約ならこういった機会損失を防げます。
この記事では、美容室のネット予約におけるメリットを中心に、注意点や選び方についても解説します。

ネット予約と電話予約、どっちが美容室に向いている?

美容室が予約を受ける場合、ネットと電話だとどちらが向いているのでしょうか。ここで紹介するネット予約のメリットを踏まえ、業務効率化や顧客満足度の向上といった視点で検討してみましょう。

ネット予約の5つのメリット

ネット予約を導入することには複数のメリットがあります。ここでは代表的な5つのメリットを紹介します。

1. 営業時間外でも予約を受け付けられる

電話受付の場合、基本的には店舗の営業時間内でしか対応できません。また営業時間内であっても、小規模の店舗では施術中や接客中は電話に出られないこともあります。電話が受けられないことで、お客さまを逃してしまう可能性があるでしょう。
ネット予約なら24時間365日、店舗が営業していないときでもお客さまの好きなタイミングで予約を受けることができ、機会損失を防げます。

2. 予約対応の手間を大幅に削減できる

電話でメモをとり、現在の空き状況を確認しながら予約を受けると、時間も手間も掛かります。ネット予約ならシステム内で対応が完結するので、電話対応に掛けていた時間を施術や接客に充てることも可能です。また、電話受付のスタッフを手配するコストも削減できます。

3. 顧客情報の一元管理ができる

ネット予約を受けた時点で、お客さまが入力した内容は顧客情報として登録されます。来店履歴なども自動的に蓄積される仕組みのため、ノートやExcelにお客さま情報をひとつひとつ記入する手間を省くことができます。

4. 予約ミスを防止しやすい

ネット予約の多くは、お客さまが入力した予約希望日時や個人情報がそのまま登録される仕組みです。そのため電話による予約受付と違い、名前や予約日時の聞き間違いなどが起こりません。
また、お客さま同士が同じ日時の予約を希望しても、予約システム上で自動で制御できるので、ダブルブッキングのリスクも防げます。

5. 電話が苦手な人でも安心して予約できる

お客さまの中には、電話応対に苦手意識を持つ方もいらっしゃいます。ネット予約を使うことで、電話に苦手意識を持つ方でも気軽に予約することが可能です。ネット予約に対応することで、お客さまが抱きやすい予約に対するハードルを間接的に下げることにもつなげられます。

ネット予約の注意点

ネット予約には、いくつかの注意点があります。

たとえば、お客さま側の操作ミスです。予約時に送信ボタンや決定ボタンを押し忘れ、予約が成立していないケースが考えられます。店舗側には落ち度はありませんが、このようなトラブルによってお客さまから予約できているかの確認の連絡がくる場合があるでしょう。

また株式会社リクルートが行ったアンケートでは、60代以上の方は男女ともに電話予約を利用されることが多いという結果が出ています(※)。スマホの操作に不慣れな方や苦手意識のある方、スマホに表示される文字が見えにくいといった方は、まだまだ電話予約を希望することがあるようです。

※出典:(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2023年上期資料編(詳細版)<美容室編>「15~69歳男女の美容サロン利用実態」」(2025年5月時点)

これらを踏まえると、電話予約からネット予約に完全移行するのではなく、多様なニーズに対応することが必要と考えられるでしょう。

電話予約の注意点

電話予約にも注意点があります。特に懸念されることとして、施術・接客中、また営業時間外に予約をしたいお客さまに対応できないことで発生する機会損失の可能性です。
スタッフ数が十分に確保できている大規模な美容室であれば、受付にスタッフを配置していることも多いでしょう。しかし個人店や少人数で営業する美容室では、施術・接客中など電話に出られないため、お客さまを逃している可能性があります。

また電話でのやり取りを敬遠するお客さまがいらっしゃることも考慮すると、電話でしか予約できない美容室は避けられる可能性もあります。

このように、電話予約に限定することにはさまざまなデメリットがあることも認識しておく必要があるでしょう。

美容室向け予約システムの選び方

電話だけでなくネット予約にも対応したいと考えるのであれば、予約システムの導入が必要です。システムといっても難しいものではなく、パソコンやタブレット、スマートフォンでも使えるものが幅広く展開されており、スムーズな活用につなげられます。

ただし、予約システムに備わっている機能はツールによってさまざまです。ここでは、予約システムを導入する際に押さえておきたい選び方について解説します。

LINEなどの外部システムと連携しやすいか

LINEをはじめとした外部システム(ツール)と連携できるかを確認しましょう。美容室のLINE公式アカウントがあれば、予約システムと連携することで予約情報を管理できて効率的です。お客さまにとってもシームレスに予約ができるため、予約の心理的ハードルを下げることができます。

また、LINEと連携していると予約日付近でのリマインドもでき、当日キャンセルの防止につながるといった特徴も魅力のひとつです。

スタッフの指名予約機能が備わっているか

スタッフの指名予約機能があるか確認をしましょう。美容室を利用するお客さまは、あるスタッフに限定して施術を希望されるケースもあります。予約の際にスタッフの指名もできれば、これまでの予約と相違なく美容室を利用いただけるでしょう。

顧客の一元管理機能があるか

ほかのシステムと顧客情報を連携して管理ができる一元管理機能があると、複数のシステムを開く必要がありません。ひとつのシステムで顧客管理がおこなえるので、業務の効率化や業務負担の軽減につながります。す。

使いやすいUI/UXであるか

UIとは「ユーザーインターフェース」の、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略称で、日本語に訳すとお客さまにとっての使いやすさや快適さ、満足度などを意味します。
予約システムのUI/UXはツールによってさまざまです。システムを選ぶ際には店舗側の使いやすさだけでなく、お客さま側のUI/UXについてもしっかり確認をしましょう。
カスタマイズなどの機能が豊富でも、お客さまが使いにくさを感じてしまうと本末転倒です。自分の店舗に必要な機能はどれか、見極めた上で選びましょう。

おすすめの美容室向け予約システム8選

ここからは、美容室におすすめの予約システムを8つ取り上げて解説します。

STORES予約

出典:STORES 予約

「STORES 予約」は、「予約」「レジ」「決済業務」をすべてひとつに集約できる予約システムです。従来はバラバラに管理していたデータをひとつにまとめられるので、手動での集計やデータの紐付けが不要で、スタッフや経営者における業務負担を軽減させることができます。

予約受付ページについては、メニュー・スタッフ・日程の選択、お客さま情報の入力までが1ページで完結しています。また、UI/UXも、お客さまと店舗の双方に使いなじみの感じやすいシンプル設計なので、システム導入による操作トラブルも起きにくいでしょう。
フリープランなら月額0円でスタートできるため、まずはネット予約を試してみたいという店舗にも向いています。

Square予約

出典:Square 予約

「Square 予約」は、シンプルなUI/UXで誰でも手軽に使うことのできる、シンプル設計が魅力の予約システムです。
空き状況はアプリでかんたんに管理できるので、難しい操作を覚える必要がありません。予約されたお客さまには予約日が近づいた際にリマインダーを送信でき、予約当日のトラブルの抑止にもつながります。カウンターでのお会計をはじめ、カード情報の保存や請求書の送信などにも対応したPOSレジとの連携にも対応しています。

RESERVIA

出典:RESERVIA

「RESERVIA」 は、「LINE」「Googleで予約」など多様な外部システム(ツール)と連携できる予約システムです。
これまでに5,000店以上の導入実績があり、美容室をはじめ、理容室やエステサロン、ネイルサロンなど、美容業界を中心に選ばれています。UI/UXもシンプル設計となっており、お客さまは「氏名」「メールアドレス」「電話番号」の3つを入力するだけでかんたんに予約できます。集客に効果的な機能も豊富なので、システムの導入によって集客効果に期待できるのはRESERVIAならではの魅力です。

Airリザーブ

出典:Airリザーブ

「Airリザーブ」は、予約数の増減にかかわらず一定の月額費用で利用できる予約システムです。大型連休や繁忙期などいつも以上に予約が増えたとしても、費用を気にせず利用することができます。オンライン決済にも対応しており、3.24%と業界最安水準の手数料率なので、クレジットカードやバーコード決済など多様な会計方法を導入したい方にもおすすめです。

SALON BOARD

出典:SALON BOARD

「SALON BOARD」は、美容室をはじめ、ネイルサロン、リラクゼーションサロン、エステサロンなど、美容業界に対応した予約システムです。予約業務の効率化はもちろん、キャンペーンやお客さまのお誕生日に送信できるDM機能もあるので、休眠客の掘り起こしができ、リピーターの増加・売上アップにつなげられます。集客・分析機能の活用によってサロンの強みや課題を見つけられるので、経営戦略の策定や新メニューの考案に役立てられます。

LiME

出典:LiME

「LiME」は、美容室に特化した予約システムです。美容師のカルテ管理をスマホでかんたんにおこなえるので、システム導入において端末をあらたに用意する手間がなく、すぐに使うことができます。POSレジやLINE公式アカウント、ホットペッパーなど多くのツールと連携できる特徴から、さまざまな媒体からの予約を一元管理したい美容室にとっては魅力的な予約システムです。

Repitte

出典:Repitte

「Repitte」はLINEとの連携に対応した予約システムです。お客さまはLINEからかんたんに予約ができ、予約履歴は自動で管理されます。最大1か月無料で試すことができるトライアル期間が設けられているので、機能性や操作感などをしっかり確認した上で検討することができます。導入実績は13,000店舗以上を超えており、美容室をはじめ、ネイルサロンやまつげサロン、治療院や無人サロンなど多くの業界で活用されています。

freee予約

出典:freee予約

「freee予約」はスマホひとつでスタートできるのが特徴です。スタッフや経営者が所有するスマホでアプリをダウンロードし、予約サイトを作成するだけで誰でもかんたんにネット予約をはじめられます。
「Starterプラン」は0円なので、初期費用などをはじめとしたコストを心配する必要はありません。その上でネット予約や事前決済、予約・顧客管理、DM送信などバリエーション豊かな機能を活用することができます。

まとめ

スマホの普及によって、ネット予約に対応した美容室を利用するお客さまは増えています。一方で、スマホの操作に不慣れといった理由から電話で予約したいと考えるお客さまがいることも事実です。美容室にとっては電話予約とネット予約の双方に対応することが望ましいと言えるでしょう。
ネット予約にも対応できるようになりたいとお考えの場合、予約システムの導入が必要です。本記事で解説した選び方を参考に、自社にぴったりあう予約システムを見つけてくださいね。

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