ネットショップ

ZUGVÖGEL

ZUGVÖGEL
合同会社ツークフォーゲル
橋川 さま

毎月10,000件のショップがお商売を始めている STORES(ストアーズ)には、個性豊かなショップオーナーさまがたくさんいらっしゃいます。

今回は、北欧ビンテージ雑貨や食器をメインに、日々の生活に特別感をプラスしてくれるようなアイテムを販売しているZUGVÖGEL(ツークフォーゲル)の橋川さんにお話を伺いました。

ZUGVÖGEL の世界観を好きな方に届けたい

- ZUGVÖGEL さまについて教えてください。

北欧ビンテージ雑貨や食器をメインとした商品を販売しています。

ZUGVÖGELはドイツ語で“渡り鳥”という意味です。響きや意味がいいなと感じたのと、ヨーロッパから海を渡って日本へお届けするというイメージを込めて、名付けました。

昔ドイツに住んでいて、そのときにこのショップを始めたので、ドイツ語です。
大学で声楽を学んでいたので、卒業後本場のドイツで勉強するために渡独。そこでドイツを気に入ってしまって、就労ビザに切り替え長いこと滞在していました。

- ドイツで ZUGVÖGELを始められたんですね!どのようなきっかけでお店をスタートされたんですか?

最初は、日本に住んでいる友人に声をかけてもらって、二人で始めました。どちらかというと、友人の方が北欧食器などを好きだったんです。私はドイツに住んでいたので現地で仕入れをし、友人が発送作業を行うなど、分担作業で行っていました。

私自身は、最初北欧ビンテージのことを知りませんでした。仲良くしていたデザイナーをしている知人が北欧ビンテージをとても好きで、あるとき大量に買ったからあげると言われ、そのとき初めて知ったんです。

なぜだかわからないけど、見たときに強烈に惹かれ、デンマークやフィンランドの蚤の市に赴いて買い付けを始めました。

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橋川さんが北欧ビンテージにハマるきっかけとなった、フィンランドARABIA社のRuska

- そこから拠点を完全に日本に移して、今では北欧ビンテージ以外のアイテムも取り扱っていますよね。

ショップ設立2年目に完全に帰国しました。そのタイミングで友人が出産をし、一人でやることになったんです。現地のディーラーとコネクションができていたので、日本にいてもできました。

最初は、趣味で始めたショップでしたが、愛着や情が湧いてきて、進展させていきたいと思うようになったんです。

日本の和食器やモノの良さを、ヨーロッパに行ってから感じ、好きになりました。北欧ビンテージだけだと、仕入れが安定しなかったり、コロナの影響もあって空輸がストップしたり、というのもあって、3ヶ月くらい前から新品商品も取り扱い始めたんです。

北欧ヴィンテージという括りにこだわらずに、ZUGVÖGELの世界観を好きな方が来て、いいなと思えるものを取り扱っているショップにしていきたいと今は思っています。

そのきっかけが北欧ビンテージであれば一番いいし、そうでなかったとしても、北欧ビンテージにこんなおもしろいものがあるんだって思ってもらえたら嬉しいです。

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取り扱いを開始した、木村硝子のゴブレット

YouTubeで、店主の思いや人柄など温かみを伝えられた

- Instagramのフォロワー数からしても、既にお店の世界観や取り扱う商品に魅力を感じている方が多のではと感じます。

ありがたいことに、Instagramの写真の感じが好きですと言ってくれる方が多いです。
お客さまの反応を見ていても、北欧ビンテージだから購入しているわけではなく、世界観や商品を好きだから購入していただいているんだなという感触はあります。

- 最近ではYouTubeも始めていますよね。

YouTubeを始めてから、反響がとてもありました。北欧ビンテージは、少し高尚でとっつきにくいという印象を持っている方が多いようです。その中で、YouTubeで食器を紹介することで、店主がやっている温かみを伝えられているのかなと思っています。

YouTube始めて良かったなと思うのは、どんな人がやっていて、どんな思いでやっているのかというのを伝えられたこと。ネットショップに対して、騙されてるんじゃないかと不安や抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。

顔は出していませんが、動画に映り込んでいたり、声で解説したりしているので、このお店はこの人がやっていると安心して買ってもらえている気がします。
なので、最近では届いた後のお礼のメールが来たり、YouTubeへの感想メールをもらえたりすることが増えました。今までにはなかったのでとても嬉しいです。

お店をスタートしたときに比べて、やっとショップが人間味を帯びてきたのかなと思いますね。

- それはとっても嬉しいですね!YouTubeを拝見しましたが、橋川さんの言葉で商品を紹介してくれているのも、人柄が感じられて素敵だなと思いました。

北欧ヴィンテージは老舗のサイトでしっかり歴史など紹介されているので、それを参考にしながら紹介をしています。ただ、間違ったことを言ったらファンの人に叱られるのではないかとずっと恐怖があったんです。

でも最近になって、私の言葉で、私のスタンスで、これを見たときにどう思ったのかを伝えていいんだなと思えるようになりました。そう言う意味では、最近ある意味ラフになったかもしれません。

文章も読むより聞くほうが頭に入ってくることが多いと思うんです。私もラジオを好きで聞いたりするので、ラジオ感覚で聞いてもらえたらなと思っています。

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初期費用の安さや、ちょっと変えたいときにすぐ自分で対応できるのも魅力

- 開業当初から STORES ネットショップ をご利用いただいていますが、どういったところが決め手だったのでしょうか?

当時は、STORES 、BASE、カラーミーショップの3つを、比較サイトなどを見て検討しました。その中で、初期費用が一番安かったのが STORES だったんです。

とにかく仕入れにお金がかかるので、運営に当たって経費をかけられない。サイトを自分達で作る技術もないし、軌道に乗るかわからないから依頼するわけにもいかない。ちょっと試してみるのにいいなと思ったのが STORES でした。

また、最初は海外から発送を行っていたので、それが可能かどうかもポイントでしたね。ただ、1~2ヶ月運営してみて、海外からモノを購入する人が少ないことに気づいたんです。

荷物がちゃんと届くかどうかや、食器なので割れないか心配する方が多かったと感じます。こちらとしても、海外の通関は時間かかるし、いつ届くかハラハラしてしまう。なので最終的には、日本から発送するスタイルに変更しました。

- 確かに、いつ届くのか分からないのはお客さまにとってもオーナーさまにとってもお互い不安要素ですね。初めてネットショップを開業されて、課題に感じていたことはありますか?

一番は集客の部分が不安でした。お客さまに知ってもらわないことには始まらない。以前は、SNS全て運用していましたが、今は画像で伝えられるInstagramのみ運用しています。

最初は地道に、ハッシュタグ検索からイイねを押して知ってもらうことから始めました。徐々に増えていって、4年かかって今のフォロワー数になった感じです。

- 集客でいうと、楽天やAmazonなどのモール出店は考えられなかったのですか?

集客に関しては魅力的ですが、たくさん売れないと意味がないなと感じていました。いくらでも仕入れができる商品は向いているけど、北欧ビンテージは1点ものが多いので向いていないなと思っていたんです。

また、ZUGVÖGELには、探している商品からショップへたどり着く方が多いので、集客に関しては商品の方が力を持っていました。なので、モール出店は考えていなかったです。

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- 実際に導入してみてサービスの使いやすさはいかがでしたか?

コードを組むことはできないけど、いわゆるパソコンネイティブ世代だったので感覚的に使うことができました。なので、最初のショップを作り上げるストレスは0でしたね。

個人的に、楽天を使ったことがあるんです。楽天は多少HTMLをさわれないと、すごいダサいサイトになってしまう。

STORES なら、写真さえ頑張ればある程度おしゃれに作成できます。また、商品の出入りが激しいのでちょっと変えたいときもプロに頼らず自分でできるのが嬉しいです。

- ネットショップへ商品を掲載する際に気をつけていることはありますか?

ビンテージ商品に関しては、状態を描写で伝えることを気をつけています。最初は、お客さまと自分の見ているポイントに相違があって意見をいただくこともありました。運営しながら、徐々に学んで改善しています。

実際にご意見をいただくことは少ないですが、その中で意見をいただくときはよっぽどのときだと思うんです。なので、ご意見をもとに写真の撮り方を工夫したり、伝え方を意識したりしています。

目指すのは、いいものと出会え、身近に感じてもらえるショップ

- ZUGVÖGEL さまが目指すゴールや、直近の目標などがございましたら教えてください。

北欧ビンテージという括りをとって、ZUGVÖGELにきたらいいものをがあると思ってもらえる商品選びをしていきたいです。

何でもかんでも取り扱うのではなくしっかり吟味して、基本的には自分が使いたい、欲しいと思えるもので構成していけたらいいなと思っています。

また、北欧ビンテージに関しては、買うだけではなくていろんな楽しみ方をしてほしいと考えています。なので、YouTubeを通じて北欧ビンテージを使用している様子を一緒に楽しんでもらえたらなと。

手に届かなくてもこういうのいいなと思ってもらえるなど、いろんな楽しみ方ができるショップにしていきたいです。見るだけでも楽しめることもあるし、それを見て身近に感じてもらえたらとも思います。

お客さま参加型のイベントをしたり、コンテンツも増やしていきたいですね。

- 最後に、STORES ネットショップ の利用を検討されている方に一言お願いします。

ちょっと始めたいなって人には使いやすいサイトです。ある意味やめやすくもありますが、きっかけは何にしろ、資本金なくやりたい人には向いています。軌道に乗ってもそのまま頑張り続ければ、華やかなサイトになるのもいいなと思っています。

やっていく中でショップは成長していくと思うんです。とりあえず始めてみたいという方には、やってみてって言いたいです。

個人的には、全部自分で管理できることがとても気に入っています。だからこそ、この機能を使用してこれをやっていこうとか、お客さまの声によって機能の選択を工夫するのも楽しいですよ。

文:STORES Magazine編集部
写真:ZUGVÖGELさま 提供

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